キャンプファイヤーで、和気あいあいと楽しんで、歌を歌ったりした記憶は多くの人がお持ちなのではないでしょうか。
今回は、小学校低学年の子供たちが盛り上がるゲームやダンスを取り上げます。
もちろん、大人がやっても楽しいので、参考にしてみて下さい。
キャンプファイヤーの薪の組み方って?
キャンプファイヤーを盛り上げてくれるゲームをご紹介する前に、薪の組み方を簡単にご説明します。
小学校低学年くらいの子供なら、薪を組み上げる作業を手伝ってもらうこともできます。
ただ、薪を剣のようにしてお友達と遊んでしまうこともあるかもしれませんので、親や大人がきちんと制御できる場合のみ、一緒にやるといいですね。
【用意するもの】
・薪(ナラ・カシ・クヌギなど) 40cm~45cmのものを必要量(小さめのキャンプファイヤーなら5束程度)
・新聞紙
・なた
・のこ
・軍手
・ファイヤープレイス
【作業内容】
1.薪を組む場所にファイヤープレイス(焚火台)を置きます。
これは、火床やコンクリート場がない場合です。
2.ファイヤープレイスの中に、薪を1束縦置きし、その周りに六角形もしくは八角形に1段ずつ薪を積み上げます。
1段ごとに内側に入るようなイメージです。
3.組みあがったら、周りにできた隙間にも薪を詰めていきます。
4.中にも、小さく割った木や丸めた新聞紙を入れていきます。
下から上にかけて、薪を小さくしていくと安定します。
オーソドックスな組み方で簡単ですが、燃え尽きるのが早い、というデメリットもある組み方です。
他にも、合掌型(開き傘・閉じ傘)という方法がありますので、慣れた方ならそちらで試してもいいでしょう。
小学校低学年から楽しめるキャンプファイヤーのゲーム①
それでは、本題に参りましょう。
小学校低学年からみんなで楽しめる、キャンプファイヤーのゲームのご紹介です。
幼稚園児のときは、歌などでしか楽しめなかったかもしれませんが、小学生にもなると遊べるゲームの幅がぐっと広がります。
子供の成長は、本当に早いものですね。
○バースデーチェーン
なんとなくキャンプファイヤーを囲んだ状態から、誕生日順に並び直すというゲームです。
参加する人は、言葉を話してはいけません。
ジェスチャーだけで伝えるのです。
簡単なようで、意外と勘違いも多く、大人がしても楽しいゲームです。
指で数字を作って見せたりしても、1月2日生まれなのか12月生まれなのか、誤解してしまうことがありますよね。
あまり話さない子ともコミュニケーションをとることができて、子供たちの友達が増えるかもしれません。
○マジカルバナナ
「マジカルバナナ!」「バナナと言ったら○○!「○○と言ったら☆☆!」というようにテンポよく言っていく連想ゲームです。
思いつかずにリズムが崩れたり、連想されないような単語を言ってしまった場合は負けでリタイアしていき、最後まで残った人が勝ちです。
小学校低学年から楽しめるキャンプファイヤーのゲーム②
小学校低学年から楽しめるキャンプファイヤーのゲームは、まだまだあります。
○1分間ゲーム
リーダーを決めて、ストップウォッチを持たせます。(携帯電話でも可)
参加する人は立ち上がって、目を閉じて待ちます。
リーダーの「スタート」という掛け声と同時に1分間、黙って頭で数えます。
1分経ったな、と思ったら座って目を開けます。
座ったタイミングが1分に近かった人が勝ち、早すぎたり一番遅かったら負けです。
順番に目を開けていくので、最後に残った人を見る時は、自然に笑みがこぼれます。
○八百屋さんゲーム
最初の人が言った野菜の名前に、次の人が違う野菜の名前を付け足し、また次の人が付け足していき、記憶力を競うゲームです。
どんどん野菜の数が増えていきますので、思い出せなくなったり野菜が浮かばなくなったりして黙ってしまう子が出てきますが、そうすると負けです。
八百屋さんだけではなく、動物園やお菓子屋さんでも大丈夫です。
罰ゲームやご褒美のアイディア
いくつかキャンプファイヤーのゲームをご紹介しましたが、罰ゲームやご褒美があると盛り上がりますし、ゲームに集中して参加してくれるようになります。
ここでは、小学校低学年の子供にもできる罰ゲームなどをご紹介します。
【罰ゲーム】
・お尻で文字を書いてもらう
・1分間、全力の笑顔になる
・変顔をする
・流行っているお笑い芸人の物まねをする
・くすぐる
・赤ちゃん言葉でしゃべる
・歌ってもらう
・キャンプファイヤーをスキップで1周する
【ご褒美】
・みんなで褒める
・お菓子やジュースをプレゼントする
・手にシールを貼る(豪華なシールならなおよし)
・100均で買ったおもちゃをあげる
もし、景品をプレゼントするなら、他の子がやきもちをやかないようなものが、おすすめです。
おもちゃなどより、安くてかわいいキャラクターの文房具などがいいでしょう。
ちなみに、小学校低学年の男子が好きなキャラクターは、アニメやゲームのキャラクターです。
女子が好きなのも、女の子向けのアニメのキャラクターですが、ディズニーキャラクターやサンリオ、スイーツなどのデザインも人気がありますよ。
小学校低学年には少し難しい?ダンスにも挑戦
小学生になると、ダンスにも挑戦できるかもしれません。
低学年なら、あまり難しいダンスはできませんが、前もって練習しておけば、だいたいの流れは覚えられることでしょう。
キャンプファイヤーを囲んでフォークダンスは定番です。
ダンス曲はたくさんありますが、おすすめなのはオクラホマミキサーです。
男女がペアになって踊るダンスです。
椅子取りゲームの曲なので、曲だけは知っている子供も多いかもしれませんね。
ペアが交替しつつ曲が進んでいき、気になる子が近づくと子供の頃とはいえ、ドキドキしてしまった思い出がある方も多いのではないでしょうか。
周りの人と足が逆になってしまっても、つながって踊っているので何とか形にはなります。
マイムマイムやジェンガは意外と難しく、もう少し大きくなってからのほうがいいでしょう。
キャンプが教えてくれること!ゲーム感覚から本格的なキャンプまで
キャンプファイヤーにおすすめのゲームをいくつか、ご紹介しました。
楽しむのはもちろんのことですが、キャンプを通してたくましく明るい子に育ってほしいですよね。
自然の中で、子供がゲームやメディアから離れてコミュニケーションを学び、健康的に成長することを願う親が選ぶ活動の1つに「ボーイスカウト」があります。
世界的に有名な青少年活動で、お兄さんお姉さんが取り組んでいる印象ですが、実は小学校低学年から加入できます。
小学校入学前の1月に仮入隊できて、小さな隊員は「ビーバースカウト」と呼ばれます。
小学1年生から2年生が「ビーバースカウト」として活動し、ゲーム感覚で友達と遊び自然と触れ合います。
女の子でも入ることができます。
ボーイスカウトは、有名人や宇宙飛行士なども経験した人が多く、小さなころから行動力、積極性を養うことができます。
将来、親子で本格的に何泊かキャンプを楽しみたいなら、考えてみてもいいかもしれません。
キャンプで思い切り楽しもう
キャンプを楽しく充実させるために、思い出に残るキャンプファイヤーのゲームをご紹介しました。
小学生になると、表現力や理解力も育ち、たくさんのゲームに挑戦できます。
ただ、好き嫌いもはっきりしてきますので、苦手だと思われる子・話しにくいと思われる子・孤立しがちな子というのも出てきます。
キャンプファイヤーの力を借りれば、そうした子でも笑顔になれるかもしれませんね。
事故やケガには気をつけて、子供たちのキャンプを盛り上げましょう。