キャンプのメインイベントと言えば、キャンプファイヤーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
非日常的な暗闇の中で燃え上がる炎をみんなで囲み、談笑したり歌を歌ったりすると、心も温まりますよね。
ここでは、幼稚園・保育園児と行う場合のキャンプファイヤーで、おすすめのゲームや歌をご紹介します。
思い出に残る行事に!キャンプファイヤー
キャンプを盛り上げてくれて、思い出に残るイベントに格上げしてくれるキャンプファイヤー。
お子さんがまだ小さくて、大人が少ない場合は、火は危険ですので無理に行うことはありません。
ですが、参加する人数が多く、大人もたくさんいる場合は、ぜひチャレンジしたいですよね。
例えば、幼稚園や保育園の行事、キャンプに慣れたキャンプ仲間で行く場合は事前にきちんと準備しておけば、安全で楽しい時間を過ごせることでしょう。
キャンプファイヤーは、もともとは一つの儀式として行われていたことで、親睦を深めるために神聖な雰囲気の中で行われていました。
最後には「火の神」を敬ってお告げを聞き、キャンプファイヤーを囲んだ人全員で、友情の誓いを立てていたのです。
現在では、このような儀式的な要素はありませんが、ゲームなどでキャンプが盛り上がることで、参加メンバーが親睦を深めることができるイベントです。
キャンプファイヤーに幼稚園・保育園児が参加する場合の注意点
幼稚園児や保育園児がキャンプファイヤーに参加する場合は、前々から準備することが必要です。
火が危険であることを、よく理解させないといけません。
幼児は好奇心が強く、見慣れないものがあると、フラフラと近づいていってしまう場合もあります。
キャンプは屋外ですので、強風が突然吹いたりすることもあります。
子供の場合は特に、十分な距離を取らなければ危険です。
火には近づかない、触らないようにすることを、口を酸っぱくするほど何度も教えましょう。
また、万が一、火傷をした場合のために救急グッズや水は近くに常備しておくべきです。
保険証なども、持っていくといいですね。
そして、ゲームを考えている場合も、子供の人数が多いなら、盛り上げるためには事前の練習は欠かせません。
その場で教えようと思っても、幼児の場合は集中力を維持するのは難しく、まとまりません。
子供たちの揃った歌声やダンスが見られると、大人も本当に嬉しいですよね。
幼稚園や保育園では、発表会以外でも、遠足や授業参観などのイベントの前には歌の練習をしていることが多いものです。
キャンプファイヤーでも、子供たちの無邪気な歌声を聞くために、大人メンバーの誰かが時間を取って、教えたりするのがおすすめです。
幼稚園児や保育園児も楽しめるゲーム①
幼稚園児や保育園児がキャンプファイヤーで楽しむためには、簡単なゲームがいいでしょう。
ルールが複雑だとうまくいきません。
歌も、みんなで歌えば楽しいですし、ジェスチャーゲームなどの簡単なゲームでも十分です。
他に小学生くらいの子供が参加している場合は、様々なゲームができますが、小さい園児が楽しめるようなゲームも考えていきましょう。
園児が楽しむ、というためでもありますし、キャンプファイヤーの明かりの中でいきいきと遊ぶ我が子を見る親のためでもあります。
ちなみに、ジェスチャーゲームというのは、メンバーが順番に物まね、ジェスチャーをして誰のまねなのか、もしくは何をしているところなのかを当てるゲームです。
小さな子供が分かりやすいのはどんなことかイメージして、あまり難しいことはしないほうがいいですね。
目立つことに抵抗がない場合は、流行りのお笑い芸人のまねでも盛り上がりますし、動物の物まね、日常生活の動作やスポーツをしているところでもいいでしょう。
子供にやってもらうときは、あらかじめお題を書いた紙を用意して、親と一緒にやってもらうといいかもしれません。
年長さんならできるかもしれませんが、幼児の場合は自分で考えて表現するということは、まだまだハードルが高いですよね。
幼稚園児や保育園児も楽しめるゲーム②
それでは、キャンプファイヤーで幼稚園児・保育園児におすすめなゲームをどんどん、ご紹介して参りましょう。
・ハンカチ落とし
まず、鬼を決めます。
鬼のお面も用意しておくといいですね。
そして、鬼がキャンプファイヤーを囲んで座っているみんなの背後をぐるっと回り、誰かの背後にハンカチを落として合図をします。
合図された人は、鬼が一周する前に鬼を捕まえなければ、今度は自分が鬼になります。
大人が混ざっているなら、子供がなかなか鬼から抜け出せない場合は手加減して助けてあげたりできますよね。
・とんだとんだ
みんなが立った状態で行います。
まず、誰か一人、リーダーを決めて「とーんだとんだ!」と叫びます。
そして、他のメンバー全員で「なーにがとんだ?」と聞きます。
その後、リーダーが何かの単語を言い、それが飛ぶものならジャンプ、飛ばないものなら立ったまま動かない、というゲームです。
「飛行機」「鳥」などの分かりやすいものから、「ペンギン」「カンガルー」など、ちょっと考えるもの、「パパ」「ママ」などの身近なものを考えておくといいでしょう。
また、子供には必ずウケる魔法の言葉たちがありますよね。
ヒントは、「〇んこ漢字ドリル」です。
これを混ぜれば、盛り上がることは間違いないですね。
アクティブなゲームにも挑戦!みんなで楽しく
引き続き、キャンプファイヤーのゲームをご紹介しましょう。
・ドライブゲーム
まず、リーダーを決めます。
全員、立ち上がり、リーダーの号令に合わせて体を動かします。
リーダーが「出発~」と言ったらゲーム開始。
運転する形に両腕を出し、「右に曲がってー」と言ったら右を向き、「左に曲がってー」と言ったら左を向きます。
「バック」と言ったら、ジャンプしながら反対方向を向きます。
幼稚園児や保育園児でバランスが難しいなら、ジャンプしなくてもいいですね。
リーダーはだんだん号令を難しくしていき、「左、右に曲がります。」と言ったり、工夫してみましょう。
ただ、あまりにもハードにし過ぎて目が回ってしまうことがないようにご注意ください。
体を動かすので、美味しいご飯を食べた後の腹ごなしにピッタリです。
キャンプファイヤーにピッタリな歌
ゲームの次に、キャンプファイヤーを盛り上げてくれる定番の歌をご紹介しましょう。
幼稚園時や保育園児でも覚えられる簡単な歌を覚えてみてください。
・遠き山に日は落ちて
多くの方が思い浮かべることのできる、懐かしい歌なのではないでしょうか。
歌詞は少し難しく感じますが、耳に残りキャンプファイヤーにピッタリです。
どことなく、おごそかな雰囲気もあって、子供たちが練習してしっかり歌えていると親は胸が熱くなってしまうかもしれません。
・キャンプだホイ!
こちらも、キャンプならではの歌です。
ほとんど「キャンプだホイ」という歌詞なので覚えやすく、かわいらしい元気な歌です。
・今日の日はさようなら
最後のほうに歌うといい曲です。
メンバー同士の絆を感じさせる歌詞も素敵ですね。
卒園式や卒業式でも使われることが多い歌ですので、これを機会に覚えておくといいでしょう。
・あんたがたどこさ
リズムが良く盛り上がる歌です。
タヌキを食べてしまうので、かわいそう、と思う子供もいるかもしれませんね。
ですが、大人が誰でも知っているちょっとした曲、ということでおすすめです。
「かごめかごめ」などもそうですが、どこか意味深な少し怖い童謡、というのは世代を超えて歌い継ぐだけの魅力がありますよね。
キャンプファイヤーを盛り上げよう
小さな子供がキャンプファイヤーに参加する場合は、簡単なゲームや歌がおすすめです。
事前に練習したり、ゲームなら何回か遊んでおくといいかもしれません。
キャンプは、行くまでの準備期間も楽しいものです。
今回、ご紹介した歌やゲームで、ぜひキャンプファイヤーを盛り上げてください。
ただ、ずっと盛り上がっているのも疲れてしまいます。
炎を囲んで静かに話したり、親子のスキンシップをとる時間も大切にしたいですね。