バーベキューやキャンプをするときに、あると便利なガスコンロ。
コールマンのガスコンロで料理の幅も、楽しみも増えますよね。
また、様々な事情でアウトドアをしなくなった場合にも、「長年放置したガスコンロを使いたい!」ということもあると思います。
今回は、コールマンのガスコンロの修理をする際の手順や、メンテナンス方法をご紹介します。
コールマンのコンロ!ガス式とガソリン式の違い
コールマンのコンロには、ガス式とガソリン式があります。
そして、ガス式とガソリン式では、燃焼効率やメンテナンスの仕方に違いがあります。
どちらのコンロにも、メリット・デメリットがありますので、「ガスコンロが絶対に良い!」という訳ではありません。
ここでは、ガス式、ガソリン式の違いをご紹介していきます。
●ガスコンロのメリット
・使い方が簡単
・セッティングも簡単で片付けも簡単
・すぐに消火が可能
●ガスコンロのデメリット
・燃料コストが高い
・ガス缶のゴミが出る
・低温に弱い
●ガソリンコンロのメリット
・燃料コストが安い
・低温に強い
・火力がある
●ガソリンコンロのデメリット
・メンテナンス、修理が大変
・山などの高地はタンクの気圧に注意しなければならない
基本的に、ガスコンロに難しいメンテナンスは必要ありません。
吹きこぼれや汚れなどを、家庭用ガスコンロと同じように、メンテナンスをするくらいで十分です。
ガソリンコンロには、部品を外し、洗浄するという手間が加わっていきます。
コールマンに修理依頼!ガスコンロの修理にかかる費用
コールマンではガスコンロにおいて自分でする部品のメンテナンスは、ほとんどありません。
そのため、ガスコンロの修理に必要なパーツは市販していないので、コールマンで修理をお願いしましょう。
ここでは、ガスコンロに必要なパーツの参考修理費用をご紹介します。
・火力不足の症状である場合
修理箇所はバルブで、参考費用は3,500円~となります。
・カートリッジ接続部破損、カートリッジがはまらない症状の場合
修理箇所はバルブで、参考費用は同じく3,500円~です。
・ガスが止まらない症状の場合
こちらも同じく、修理箇所はバルブとなり、参考費用も同じく3,500円~となります。
・イグナイター破損、火花が飛ばない場合
修理箇所はイグナイターで、参考費用は1,700円~となります。
ここで書いた参考費用は、最低価格なのでそれ以上になることもあります。
その他にも、送料、代引き手数料、技術料などが発生してきます。
明確な修理代金は、最終的に点火テストを行うまで提示ができません。
そのため、修理を依頼するときは、修理費用の予算をコールマンに伝えてください。
コールマンのガスコンロの修理にかかる時間
ここでは、コールマンに修理を依頼した後どのくらい時間がかかるのか、ということをご紹介していきます。
修理を依頼したガスコンロがコールマンに届いてから、1週間~10日間が修理完了の目安とされています。
前後にコールマンとの配送日数が加わりますので、詳しくはコールマンに電話で依頼したときに聞きましょう。
来週バーベキュー、キャンプをするのに当日使えなかった、ということがないように、事前にガスコンロが使えるかどうか、チェックすることをおすすめします。
繁忙期には、1週間~10日間以上の時間を取られることもありますので、1か月は余裕を見た方が確実です。
また、ガス機器の個人でのパーツ交換、販売店での修理はできません。
ガス機器の法律に違反してしまうので、個人では修理しないでください。
個人でのガス機器の修理は大変危険です。
万が一、それが原因で重大な事故が起こってしまった場合、その責任は自分になってしまいますので、絶対にしないでください。
コールマン直送修理の流れ
それでは、コールマンにガスコンロを直送修理で依頼する流れをご紹介します。
まず、直送修理受付センターに電話します。
受付時間は10時~17時30分(土・日・祝は休み)です。
電話で修理依頼者の名前・住所・連絡先・製品の具合の悪いところを伝えます。
そして、修理申込書と一緒にコールマンの修理センターに元払いで発送します。
修理申込書は、コールマンのホームページからダウンロードが可能です。
製品を送り、コールマンに届きましたら、修理を行います。
こちらは先程お伝えしたとおり、ある程度の日程を要します。
その後、修理代金は代引便にて送られてくるので、宅配業者に支払うことになります。
修理費用は、
・製品を送る際の送料
・部品料金+技術料金
・パッキングサービス料金(修理品1つ毎に864円)
・コールマンから返送時の代引き手数料
の合計金額となります。
また、コールマンの直営店でも修理を受け付けています。
受付できる店舗は、コールマンのホームページに載っています。
近くを通るなど、立ち寄れる機会があれば直営店での修理もおすすめです。
コールマンのガスコンロをメンテナンスしよう!
コールマンのガスコンロを使うにあたり、安全に使うために点検・メンテナンスをしましょう。
ガスコンロ使用後は、そのたびにメンテナンスをするようにしてください。
点検・メンテナンスをするときは、必ずガスカートリッジを取り外してから行うようにしましょう。
そして、火傷防止のためにも、ガスコンロ本体が完全に冷えてから行ってください。
また、もし故障や部品が壊れているものは、そのまま使用せずに修理を依頼しましょう。
それでは、コールマンのガスコンロのメンテナンス方法を簡単にご紹介します。
●本体
中性洗剤で洗います。
傷が付きやすいキンゾクタワシやナイロンタワシを使用しないようにしましょう。
●バーナーとその周辺
バーナーの穴のつまりがひどい場合は、金属ブラシや千枚通しで掃除します。
また、バーナー周辺が汚れている場合は、乾いた布で拭きあげてください。
●汁受け皿、ゴトク
受け皿やゴトクを汚れたまま放置しておくと、錆や劣化の原因となります。
汚れがひどいときは食器用洗剤で洗い、汚れを落としたあと水気が残らないように、乾いた布で拭きあげてください。
コールマンのガスコンロを長時間使用しないときの保管方法
ここでは、シーズンオフなど、コールマンのガスコンロを長時間使用せずに放置するときに忘れてはならないことをご紹介します。
1,ガスカートリッジをガスコンロから必ず取り外します。
ガスカートリッジを取り外した状態で、もう一度点火してコンロに溜まっているガスを抜きます。
2.汁受け皿・本体が汚れていないかをよく確認し、水気がないか、よく乾いているかを確認します。
3.ガスコンロが完全に冷えてから箱に入れます。
箱に入れたら、湿気の少ないところに保管します。
4.ガスカートリッジは、キャップを付けて風通しの良い、40℃以下の場所に保管します。
長時間、ガスカートリッジを放置する場合、ときどき錆などが発生していないか点検してください。
そして、ガスカートリッジは古いものから必ず使用して、早めに使い切ってください。
古いものを放置しておくとガス漏れの原因になります。
上記のことを一通り確認し、保管を行ってください。
この段階で故障が見つかった場合は、次のシーズンで使えるように修理を依頼しましょう。
日々の点検は確実に!
キャンプなどのアウトドアシーズンに入ってすぐに使えるように、日々の点検をしっかり行いましょう。
コールマンのガスコンロ取扱説明書にも書いてありますが、大変危険なので、故障が見つかっても自分で修理をするのは絶対にやめてください。
安心・安全に使うために、コールマンで修理をしてもらい、自分でもメンテナンスを行ってください。
また、点検やメンテナンスは難しいことではないので、誰でも簡単にできます。
日々の点検・メンテナンスをして、より良いキャンプを楽しんでください。