キャンプなどで必ず行うと言っても過言ではない「料理」ですが、その料理にコールマンのガスボンベを使う方もいるのではないでしょうか。
意外と悩んでしまいがちな、アウトドア用のガスボンベの処分の仕方をご紹介いたします。
コールマンのガスボンベを処分!使用期限は?
コールマンのガスボンベに、使用期限はあるのでしょうか。
ガスボンベの使用期限は、約6~7年とされています。
ガスボンベに入ったガス自体は劣化しないので、ガスに使用期限はありません。
使用期限が定められているのは、ガスの入っている「容器」なのです。
この容器が劣化してくることで、ガス漏れが原因の発火・爆発の危険性があります。
このようなことにさせないためにも、ガスボンベの使用期限はしっかりと守り、過ぎてしまったものは処分しましょう。
使用期限を知るためには、ガスボンベの製造年月日を知る必要があります。
ガスボンベの製造年月日は、ボンベの底に記載してあります。
これは、平成25年10月1日から、どのメーカーも表記を統一しています。
それ以前のものは、表記が違っていることがあります。
ホームページで確認してみるのもいいでしょう。
ガスボンベを使うときには、よく確認しましょう。
コールマンのガスボンベを処分する前に
コールマンのガスボンベを処分しようと思ったときに確認していただきたいのが、「ガスボンベの中身は完全に空になっているか」ということです。
前項でご説明した通り、中身がまだ残っているのにも関わらず、穴を開けてしまうと引火や爆発してしまう危険性があります。
それは、目の前で起きてしまう危険性もありますが、ごみ収集車やごみ処理施設で起きてしまう可能性もあります。
では、中身が残っているかの確認・残っているときはどうしたらいいのかをご説明します。
ガスボンベの中身が残っているかどうかは、ボンベを振るとわかります。
中身が残っていると「シャカシャカ」という音がします。
この音がしたら、まだボンベの中にガスが残っている証拠です。
では、この残ってしまっているガスはどのように抜くといいのでしょうか。
ガスを抜くときには、キャンプなどで使っている燃焼器具(ストーブやランタンなど)を使います。
方法も特別なことは一切ありません。
ガスボンベと燃焼器具に取り付け、ガスが完全になくなるまで燃やすだけです。
コールマンのガスボンベの処分方法
ガスボンベのような缶の処分は、各自治体によりますが、穴を開けるよう指示されているところと、開けないように指示されているところがあります。
開けないように指示されているところでは、それに従って開けずに出しましょう。
コールマンのガスボンベなどの登山用のガスボンベは、普通のスプレー缶に比べ、缶が厚く作られています。
そのため、固くボンベに穴をあけるのが難しい場合があります。
そのような処分するときに便利なものがあります。
【EPI(イーピーアイ):カンベンチレーター2 A-6702】
・参考価格:980円
・重さ:45g
・素材:ステンレス
これを使うと簡単に穴をあけることができます。
使い方は、ガスボンベの接続部分にこのベンチレーターを引っ掛け、倒すようにするだけです。
力を入れずに穴があけられるので、便利です。
釘とハンマーで穴をあける、という方法もありますが、万が一ガスボンベの中身がまだ残っていたら、引火・爆発の危険があります。
このような道具を使って行うことをおすすめします。
穴を開けるときには、火の気のない風通しのいい屋外で行いましょう。
また、コールマンでは自治体で処分できない場合には、コールマンの直営ショップにて回収してくれます。
回収ボックスは設置していないので、店員に声をかけるといいでしょう。
実用的に!ルミエールランタンを使った処分方法
ガスボンベの中に残ったガスを処分するために、燃焼器具で燃やして空にするお話を前にしました。
中には、「なんだか、もったいない」と思う方もいるかもしれません。
ガスを燃焼器具で燃やして空にする方法のほかに、コールマンのルミエールランタンを使った方法があるのです。
【コールマン:ルミエールランタン】
参考価格:5162円
サイズ:直径7.3×6cm
重さ:約210g
使用燃料:LPガス
このルミエールランタンを使うことで、ガスを有効活用することができます。
これは、ガスボンベで、炎が揺らめく姿が楽しめるランタンです。
キャンプ中はもちろん、自宅でも使いやすいのでおすすめです。
このランタンのほかにも、実用的にガスボンベのガスを使えるものがいくつかあるので、ご紹介します。
・コールマン:トーチ 炭火の火おこしに使うことができます。
・SOTO:充てんアダプター ガスをターボライターに充てんするためのアダプターです。
コールマンのガスボンベの保管方法
コールマンのガスボンベやキャンプ用品を、アウトドアにだけでなく、災害時の防災用品として常備している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時、どうしても長期間使わずにしまったままにしていることはありませんか。
実は、長期間自宅で保管するときには、注意したい点があるのです。
ガスボンベは中身が劣化しなくても、容器が劣化してしまいます。
容器の劣化とは、具体的に
・サビ
・ボンベの腐食
・へこみ
があげられます。
このようになってしまっているガスボンベは処分しましょう。
では、ガスボンベを劣化から守るためには、どのように保管するのがいいのでしょうか。
まずは、保管場所です。
ガスボンベの保管には、湿気が多いところは避けてください。
ボンベのサビの原因になってしまいます。
台所や流し台は、湿気の多いところとして考えやすいですが、意外と保管してしまいがちになる屋外の物置きにも注意が必要です。
ここは、夏場になるとかなりの高温になるとともに、湿度も高くなります。
そのため、保管には向きません。
どのようなところが、保管に向いているのかを挙げると
・納戸
・荷物部屋
・クローゼット
・台所の床下収納
以上が、湿度が低く温度変化の少ないとことで、保管に向いているといえます。
保管する際には、ガスボンベのへこみを防ぐために、段ボール箱などに入れておくこともおすすめします。
コールマンのガスボンベの選び方
キャンプで使うガスボンベは、処分に困らないように使い切ってしまうことで悩むことがなくなります。
そこで、コールマンのガスボンベをどのようにして選んだらいいのか、ご紹介いたします。
主に3つのポイントがあります。
①使う場所の気温で選ぶ
ガスボンベは「レギュラー」、「ハイパワー」、「ウルトラ」などの種類があります。
使い分ける場所としては、以下の通りです。
・キャンプや低山登山…レギュラー
・富士山ほどの山…ハイパワー
・高山や極寒地…ウルトラ
②ガスボンベとガスボンベを使う燃焼器具のメーカーはそろえる
ガスボンベはコールマンのほかにも発売しているメーカーはあります。
コールマンの製品を使うときには、コールマンのガスボンベを使いましょう。
③ガスの容量からガスボンベを使える使用時間の目安を把握する
ガスボンベは、使う時期や使うときの火力でガスの減りが変わってきます。
そのため、ガスボンベに書いてある注意書きをよく読み、連続してどのくらい使えるのかを把握しましょう。
目安は、250gのガスボンベで約1時間、500gのガスボンベだと約2時間くらいです。
処分方法をしっかり理解して、安全に処分しよう
キャンプで使うことの多いコールマンのガスボンベの処分方法をご紹介してきました。
普段、使うことの少ない物なのでどのように処分したらいいのか悩んでしまいがちですが、難しいことはほとんどありません。
しかし、間違えてしまうと事故の原因になってしまいますので、注意しましょう。