コールマンと言えば、キャンプ用品を多く扱う、アウトドアの定番ブランドです。
コールマンのアイテムの中でも人気なのがランタンです。
今回はそんなコールマンのランタンの中でも、灯油を燃料にする「ケロシンランタン」の使い方についてみていきましょう。
コールマンのケロシンランタンの魅力①経済的
コールマンのケロシンランタンは、燃料として灯油を使うランタンのことです。
使い方は、ガソリンランタンと同じように燃料タンクに灯油を入れ、ポンピングをして火を点けます。
聞いたことがない方も多いと思いますが、「ケロシン」とは英語で灯油のことを指します。
キャンプで使われるランタンやストーブには、燃料に灯油を使うもの以外にも、LPガスやホワイトガソリンを使うものなどいくつかの種類があります。
いくつか種類のある燃料の中でも、灯油は他の燃料に比べて安く買うことが出来ます。
ホワイトガソリンは4リットルあたり約3,000円、ホワイトガソリンよりも少し安いLPガスでも470グラムで約1,000円のコストがかかります。
対して灯油は4リットルで約400円と、他の燃料を使うランタンに比べてかなり経済的です。
ランタンにはマントルという、光を発生させる消耗品が必要になります。
ランニングコストを抑えるためにも、燃料は出来るだけ安く済ませたいというのが本音ですよね。
ケロシンランタンを使えば、燃料のコストを気にせずに、夜遅くまでキャンプを楽しむことが出来ます。
また、ホワイトガソリンやLPガスはランタン専用のものをアウトドア用品店などでで買わなければいけません。
しかし、灯油ならば近くのガソリンスタンドで簡単に購入することが出来ます。
燃料が買いやすいのも、うれしいポイントですね。
コールマンのケロシンランタンの魅力②壊れにくい
コールマンのケロシンランタンの魅力は、何と言っても壊れにくいということです。
コールマンのガソリンランタンやガソリンストーブなども壊れにくく出来ています。
キャンパーのあこがれの一つとして「オールドコールマンランタン」というものがあります。
これは、コールマンのビンテージのランタンを指し、コールマンのランタンが半永久的に使えることを証明しています。
コールマンのランタンはメンテナンスをしなくても、他のブランドのランタンに比べて長く使用が出来るようです。
そうは言っても、定期的なメンテナンスや正しい使い方によって、より長くランタンを使い続けることが出来ます。
ケロシンランタンはメンテナンスも比較的簡単です。
自分のランタンがオールドコールマンランタンになるよう、定期的なメンテナンスをして大切に使い続けたいですね。
コールマンのケロシンランタンの使い方①燃料やマントルを準備する
それでは、ここからはコールマンのケロシンランタンの使い方の手順をみていきましょう。
まず、燃料タンクに灯油を入れたり、光源となるマントルの取り付けなどを行います。
【コールマン・ケロシンランタンの点灯準備】
①一番最初に加圧プラグを右へ回し、燃料バルブがoffになっていることを確認します。
②マントルを取り付けます。
ランタンを初めて使う場合は、マントルを取りつける必要があります。
先に空焼きをしておいても大丈夫です。
マントルは小さすぎなければ、ある程度のサイズには対応出来ます。
マントルを本体に強く結びつけて、余分なひもはハサミで切ります。
③灯油を燃料タンクに入れます。
漏斗などをつかって、灯油を入れていきます。
灯油が満タンを超えて、あふれてこないよう注意が必要です。
④プレヒートの燃料用アルコールを入れます。
本体の付属品の小さなボトルに、燃料用のアルコールを入れます。
グローブ(ガラス製カバー)の下の穴から付属のボトルの先をいれ、中の受け皿がいっぱいになるまでアルコールを入れます。
ここまでが点火の前の準備になります。
コールマンのケロシンランタンの使い方②プレヒートと点火
燃料とマントルの準備が整ったら、いよいよランタンに火を点けていきます。
ケロシンランなどの燃料系ランタンは、マントルに火を点ける前に「プレヒート(予熱)」と呼ばれる工程が必要になります。
これは、灯油をガス状にするための作業で、必ず行わなければなりません。
新しいマントルの場合は、このプレヒートによってマントルの空焼きも同時に行ってくれます。
【コールマン・ケロシンランタンの点灯方法】
①燃料用アルコールに火を点けます。
先ほどグローブの中の受け皿へ入れた燃料用アルコールに火を点けます。
マッチやライターを使って、グローブの下の穴から点火します。
②燃料タンクの加圧をします。
プレヒートをしている間に、ポンピングをして燃料タンク内に空気を入れます。
ポンプキャップを回して、レバーを取り出し、押し込めなくなるまでポンピングを繰り返します
③燃料バルブをゆっくり回し、点火します。
燃料バルブを開いていくと、マントルが発光をはじめます。
以上が、コールマンのケロシンランタンの使い方になります。
他の燃料系ランタンとほぼ同じような使い方です。
空焼きしたマントルはとても脆く壊れやすいので、プレヒート直後はランタンをできるだけ動かさないようにしましょう。
また、グローブが高温になっていますのでやけどには注意してください。
コールマンのケロシンランタンの使い方③あったら便利なもの
コールマンのケロシンランタンの使い方をみてきました。
続いては、あるとより便利にケロシンランタンを使えるアイテムをご紹介していきます。
【コールマン フューエルランタン キャリーケース】
ランタンの持ち運び用のケースです。
ケロシンランタンだけでなく、コールマンの一部液体燃料のランタンにも適用しています。
ハードケースなのでランタンをしっかり保護してくれます。
【コールマン フューエル ファネル】
灯油を燃料タンクに入れる際に、あふれてしまうのを防ぎます。
コールマン フューエル ファネルを使って給油をすると、燃料タンクが満タンになると自動的に給油が止まる仕組みになっています。
ケロシンランタンだけでなく、ガソリンランタンやストーブにホワイトガソリンを入れるときにも便利です。
また、故障の原因となるごみなどの混入を防ぐフィルターが付いています。
コールマンのケロシンランタンは輸入のみ!
燃料の灯油は安く手に入り、作りも丈夫なコールマンのケロシンランタンは、長く愛用出来るアイテムです。
しかし、このケロシンランタンは、コールマンジャパンで取り扱っていないということに注意しなければなりません。
そのためコールマンジャパンでは、ケロシンランタンについてのアフターサービスは非対応となっています。
ランタン自体はインターネットなどで簡単に手に入りますが、故障や修理は自力で行わなければなりません。
故障させないためにも正しい使い方と、日ごろのメンテナンスを大切にしていきましょう。
定期的に行うメンテナンスとしては、
・リュブリカント(潤滑油)をポンプキャップに注入する
・ポンプカップを交換する
・燃料を使い切るか、余った燃料は抜き取る
などが挙げられます。
コールマンのケロシンランタンはメジャーなアイテムなので、愛用しているキャンパーさんも多くいます。
インターネットでの検索や他のキャンパーさんの知恵を借りることで、自分のランタンのメンテナンスに役立つ情報を得ることが出来るでしょう。
コールマンのケロシンランタンは低コストでずっと使えるアイテム
ケロシンランタンは灯油を使うので、低コストで燃料ランタンの明りを楽しむことが出来ます。
また、使い方もそれほど難しくありません。
ケロシンランタンで、キャンプの夜がさらに雰囲気のあるものになるでしょう。
定期的にメンテナンスをして、コールマンのケロシンランタンを長く使い続けたいですね。