キャンプの時、寝るために必要になるものと言えば「寝袋」ですよね。
そんな寝袋は、使うときはいいけれど上手くたためず、しまうときに大変な思いをしている方も多いのではないでしょうか?
コールマンの寝袋の上手なたたみ方と使わない間の保管方法をご紹介していきます。
コールマンとはどんなブランド?
ランタンのロゴマークで知られているコールマンは、1900年にアメリカで誕生しました。
当初は、ガソリン式ランプの製造と販売を行っていた会社です。
販売が始まったころは粗悪品が多く、売り上げが伸び悩んでいました。
このことから、販売からリースへ切り替えて打開した過去があります。
その後は、商品の耐久性やメンテナンス性を改良し、ガスランプ「アークランタン」の販売を始めました。
1923年に、燃焼器具を2つ並べた「キャンプストーブ」の販売を開始しました。
この「キャンプストーブ」は現在も販売している「ツーバーナー」です。
1942年には、米軍に依頼され、戦場で使える調理用ガソリンストーブの開発をしました。
「摂氏マイナス51度からプラス52度の環境で使うことができ、約1ℓのミルク缶に収まる大きさのもの」という厳しい条件下での開発でした。
コールマンはこの条件を満たした「GIポケットストーブ」の開発に成功します。
現在では、この製品はコールマンでの製造はしていません。
現在では、日本法人のコールマンジャパンがあり、日本人向けの商品が製造・販売されとても人気があります。
アウトドアショップやキャンプ用品を扱う店舗では、ほとんど扱っているので目にした方も多いかと思います。
そんなコールマンの寝袋を使っている方も多いですよね。
上手なたたみ方と保管方法を知り、より快適に使いましょう。
コールマンの寝袋の上手なたたみ方のコツ
コールマンの寝袋は手順通りにたたんでいくと、きれいにしまうことができます。
寝袋をしまうには、2つのコツがあります。
コツをつかんでおくと、より簡単にしまうことができるのです。
1つ目のコツは、「空気をしっかり抜く」ということです。
たたんでいる最中に、空気が入ってしまうと、徐々に大きくなってしまいます。
また、たたんだ状態を保たないと袋には入りません。
そこで、2つ目のコツは「たたんだ状態を維持する」ということです。
これは付属のベルト・紐で行うことができます。
この2つができれば、きれいにしまうことができます。
きれいにしまうと小さくなるので、持ち運びしやすくなります。
次項では上手にたたむ、たたみ方をご紹介していきます。
コールマンの寝袋の上手なたたみ方の基本
上手く寝袋をしまうには、たたみ方の順番を守ることがポイントです。
寝袋は以下の手順でたたみます。
①寝袋を縦半分に折ります。
②頭の部分を足元の部分に向け半分に折ります。
ポイントは重ならない部分を少し作っておくことです。
③手前から空気を抜きつつ丸めます。
体重をかけながら両手で丸めていくことで、簡単に空気を抜くことができます。
徐々に丸めていくと、寝袋のファスナーが邪魔になってしまうことがあります。
そのようなときは、ファスナー部分を斜めにして丸めていくことをおすすめします。
そのようにすることで、収納袋に入れる時に簡単に入れられます。
④丸めたら、上から体重をかけてさらに空気を抜きます。
⑤コールマンの寝袋の付属ベルトか紐で寝袋を縛ります。
付属のベルトの場合は寝袋の中心あたりに巻き、紐の場合は寝袋の両端に巻くと収納袋に入れやすいでしょう。
⑥収納袋を回転させながら寝袋を押し込み、収納します。
⑦寝袋が収納出来たら、ドローコードを絞り、完了です。
コールマンの封筒型寝袋のたたみ方
コールマンの封筒型寝袋は手軽な値段で手に入れることができますが、その分収納袋があまり伸びず、しまいにくいのが難点です。
どのようなたたみ方であれば、スムーズに収納できるのでしょうか?
基本は「くるくる丸めてしまう」ことです。
コールマンの寝袋には、眠る際のズレ防止のボタンのようなものがついています。
それをしまっておくことで、きれいにたたむことができます。
ついている場所は、寝袋の中央部・足元です。
しまい方の手順は
①寝袋のファスナーを閉じ、縦半分に折ります。
②頭の部分から空気を抜くようにしながら、足元に向かってくるくると丸めていきます。
③寝袋の足元側に縛るための紐があるので、縛ります。
④収納袋の口に寝袋を少しだけ入れ、収納袋を回転させながら押し込んでいきます。
⑤寝袋が収納出来たら、ドローコードを絞り、完了です。
コールマンの寝袋を使った後は?
コールマンの寝袋を、手順に沿ったたたみ方でしまい持ち帰った後は、きちんと手入れをしましょう。
まず、基本は「よく乾かすこと」です。
結露や寝汗で、寝袋は湿ってしまいます。
そのままにしておくと、異臭やカビの原因になってしまいますので、よく乾かしてから持ち帰るようにしましょう。
持ち帰る前に、木やチェアに干すといいでしょう。
実は寝袋は洗うことができます。
洗うと言っても、中性洗剤で汚れの気になるところを拭く程度です。
洗濯機で洗ってしまうと防水効果がなくなってしまい、劣化してしまう恐れがあるので、避けることをおすすめします。
水洗いをする時は、40℃前後のお湯をクーラーボックスや浴槽はり寝袋を浸します。
お湯の中で、押し洗いをして汚れを落とし、手でよく押して脱水します。
洗濯の頻度は1シーズンに1回ほどで十分です。
また、洗濯をするときは寝袋の洗濯表示を確認してから行ってください。
コールマンの寝袋の保管方法は?
使った後のコールマンの寝袋をきれいに洗濯した後に、ご紹介したたたみ方でたたんで保管する、という方はいませんか?
その方法は保管するときには、あまりおすすめできません。
特に素材がダウンで、できている寝袋をお持ちの方です。
なぜなら、小さな収納袋に長期間入れておくと、ダウンがつぶれてしまい、次に使うときに本来のダウンのかさがでず、温かさを保てなくなってしまうからです。
では、どのように保管するのがいいのでしょうか?
寝袋は通気性のよい状態でないと、カビの原因になってしまうことや、劣化をしてしまいます。
そのため、100円ショップでも購入できる「洗濯ネット」を使うことをおすすめします。
大きさはその店舗で扱っている洗濯ネットの中で一番大きなものです。
そのネットの中にふんわりとした状態でしまうといいでしょう。
収納袋も一緒に入れておくと紛失させる心配もありません。
再度、収納袋に入れずに済むので、簡単です。
ただし、寝袋を使う際には収納袋に入れなければなりません。
また、洗濯ネットに入れて保管する方法のほかに、吊り下げてしまう方法もあります。
吊り下げるときは、風通しのいい陰干しで、高いところから頭の部分が下にくるように吊り下げてください。
この方法は、ダウンがつぶれてしまう心配がないのですが、吊るしておくスペースをとってしまうので、注意してください。
寝袋のたたみ方のコツをつかんで次に使うを快適に
コールマンの寝袋のたたみ方とその保管方法をご紹介してきました。
コールマンの寝袋は他のブランドに比べ、比較的安く手に入れることができます。
しかし、その分しまいにくいことがあります。
「空気を抜く」「たたんだ状態の維持」の2つのコツをしっかりつかんで、上手にたたみましょう。
使った後も十分に手入れをして、また使うときに気持ちよく使えるようにしましょう。