ソロキャンプにタープが必要か悩んでいませんか。
それであればいっそのこと、テントをなくしてタープ泊してみるというのはいかがでしょう。
身軽になってどこへでも行けそうな気持ちになります。
タープ泊におすすめなのが、スノーピークのペンタシールドとポンタシールドです。
今回の記事では、これらのタープとタープ泊についてお話しします。
ペンタとポンタでタープ泊してみよう!
ソロキャンプは、行きたいところにすぐにひとりで行けてしまう身軽さが魅力です。
そして身軽になるためには、荷物を軽く小さくすることも大切ですね。
そこで、ソロキャンパーにおすすめするのがタープ泊です。
キャンプにはテントが必要だと思われているかもしれませんが、暑い季節はテントが邪魔になることもあるんですよ。
タープ泊とは、テントを設営せずタープだけを設営し、そこで泊まるというキャンプスタイルです。
涼しくて、自然をそのまま味わえるシチュエーションで眠れます。
雨などの天候によっては難しいこともありますが、天気が良ければ自然を満喫できる素敵なキャンプになります。
タープがリビング兼寝室になりますので、風が涼しく通り抜けて夏にはピッタリです。
寝る時は、コットを使うと良いです。
コットは簡易ベッドで、地面から少し空間が開きますので風が通り、より涼しく快適な睡眠環境を作ってくれます。
タープとコットとシュラフ、これだけでキャンプが成立してしまうのがソロキャンプ、タープ泊の魅力です。
そんなソロキャンプでのタープ泊におすすめのタープが、スノーピークのペンタシールドとポンタシールドです。
ペンタシールドとポンタシールド、それぞれの利点についてご説明します。
スノーピークのペンタはソロにピッタリ
スノーピークのペンタシールドの特徴としては、1人用のライトタープだということです。
ペンタゴン型のタープでワンポールで立てることができる手軽さが人気です。
ワンポールというところがポンタシールドとの大きな違いです。
ポールだけでなくパドルやウォーキングポールでもセッティングできる自由度の高さもあります。
小さく収納できますので、ソロキャンプや登山に最適です。
設営した姿は飛び立つ飛行機のようでクールです。
ペンタシールドには、別売りになりますが、専用のインナーテントがあります。
まだタープ泊が不安な場合は、ペンタイーズを使ってみてはいかがでしょう。
「ペンタイーズ」は、ペンタシールドに吊り下げて設営する1人用テントです。
ソロキャンプの寝室として快適に過ごせる空間を確保できます。
背面は全面メッシュになっていて、フルパネルにもアレンジできます。
ペンタシールドと組み合わせれば、ソロキャンプに最適と評判です。
ペンタシールドがタープ泊におすすめな理由
スノーピークのペンタシールドがタープ泊におすすめの理由は、収納サイズや設営の容易さにあります。
重量はたった790gで、収納サイズは手に載るサイズです。
バックパックにも入りますので、バイク旅や自転車旅にもおすすめです。
そしてワンポールで立てられるため、備品がいろいろ必要ないというところも魅力です。
1人でも素早く設営できる簡単さと軽さ、これがソロキャンプのタープ泊にピッタリです。
小さいからといって、機能が劣っているということもありません。
強い夏の日差しをよけるための遮光性に優れており、タープの下にいればまるで木陰にいるような快適さで過ごすことができます。
この機能はポンタシールドも同じです。
そして、撥水機能にも優れているため、耐水性もばっちりです。
タープ泊で雨となるとツライものがありますが、小雨程度でしたら何とかしのげます。
1人用のタープではありますが、変形五角形のタープですのでポールを増やすなど工夫をすれば、2人くらいまでは使えます。
ただ、やはり小さいことに違いはありません。
基本的にはソロ用として使うのが良いでしょう。
お気に入りの空間を作って1人だけの秘密基地のように作り上げてください。
スノーピークのペンタシールドを張るときの注意点
ペンタシールドは設営が簡単で1人でもできるのですが、注意点もあります。
テンションのかけ方です。
飛行機が飛び立つような美しい姿がスノーピークのペンタシールドの特徴ですので、できるだけシワひとつなくピンと張った翼を表現したいですよね。
しかし、ピンと張ろうとし過ぎてテンションをかけすぎてしまうと、ポールを破損してしまうことがあります。
ワンポールで設営するタープなのですから、たった一つのポールが破損してしまったら大変です。
無理に張ろうとし過ぎず、適度なテンションで設営しましょう。
ペンタシールドを美しく張るコツは、立てたポールと後ろの頂点を一直線に揃えることです。
ポールの位置を決める際は、ペグダウンした頂点の位置を意識すると良いですよ。
ポール以外のパドルなどを使って設営するときも同様です。
そうすると、美しいと同時にタープに安定感が生まれます。
これまでご紹介してきたペンタシールドがソロキャンプにおすすめな理由がわかりましたね。
さて、続いて次項からはポンタシールドについてもご紹介します。
スノーピークのポンタシールドは万能ミニタープ
ペンタシールドに続いて、今度はポンタシールドについてご紹介します。
スノーピークのポンタシールドは、2人用のライトタープです。
2本のポールを使って立てることができる手軽さがあり、レクタの使いやすさをそのまま2人用に小型化したようなタープです。
ソロキャンプにはもちろん、デュオにも使えますし、外遊びの際に日差しよけにも使える使い勝手の良さです。
重量はペンタシールドより軽い570gで、サイズも手のひらに載るくらい小さいので持ち運びに便利です。
形はシンプルな長方形なので、いろいろな張り方ができるのもソロキャンプには向いています。
レクタのように張ってくつろぐスペースを作ることもできますし、片側を地面にペグダウンして風や日差しよけにすることもできます。
低いポールを立てて両サイドを地面にペグダウンすると、ピラミッドのような形の簡易テントも作れます。
タープ泊のときは、この下にコットなどを入れると良いかもしれません。
ポンタよりペンタ?タープ泊のデメリットも把握しておこう
最後に、タープ泊のデメリットについてもお話ししておきます。
ソロキャンプのタープ泊は、荷物も少なくて済みますし、夏場は涼しくて快適です。
自然の中で眠る解放感は、日常生活では体験できないものです。
しかし、デメリットもあります。
まず、天候に大きく左右されてしまうという点です。
急激な天候の変化には対応できないため、雨風で体が濡れて冷えてしまうことがあります。
そして、冬場は天候が命にもかかわることがありますので、しっかりとした対策が必要です。
さらに、プライバシーと防犯の問題があります。
タープですとプライバシーがありませんので、見られることが気になる人には向きません。
防犯に対する意識も必要です。
バイク旅などの場合、身一つでタープ泊となると、貴重品について常に意識しておかなければなりません。
自然を感じられるということは、自然の中に身を置くということです。
当然、虫や動物に襲われる可能性もあります。
ご紹介してきたスノーピークのタープで考えると、タープ泊にはどちらかというとポンタシールドよりペンタシールドがおすすめです。
ワンポールで立てて、5つの角をペグダウンすれば視界を遮ることができますし、風などを避けることもできます。
設営する場所によって最適なタープは変わりますが、どのように張るのか自由に決められるのもタープ泊の楽しさです。
デメリットもありますが、大自然を味わいたいという人は試してみても良いかもしれません。
ソロキャンプの経験を積んでからチャレンジ
タープ泊についてお話ししてきましたが、実際タープ泊は初心者にはあまりおすすめしません。
1人でタープを設営したり、天候の変化に対応したりなどはやはり経験が必要です。
しかし、タープ泊というキャンプスタイルがあるということを知っておくだけでも、キャンプの幅が広がります。
いざというときに使える知識にもなりますので、興味がある人は経験を積んで挑戦してみてください。