デイキャンプを楽しむ場合、テントよりもむしろタープを持参する方のほうが多いのではないでしょうか。
太陽の日差しなどから守ってくれるので、自然の中でのんびりとした時間を過ごすことに役立ちます。
この記事では、タトンカというメーカーの『1tc』というタープをご紹介します。
魅力や張り方についてもお話ししますので、参考にしてみてください。
使い勝手抜群!タトンカタープの魅力
キャンプではテントが主流ですが、もしデイキャンプをお考えの方の場合は、タープの方がオススメといえます。
日中の強い日差しの下であっても、タープを設営することで日陰を作り出してくれるので、特にデイキャンプではあって損のないアイテムといえるでしょう。
そんなタープを取り扱うメーカーの一つには、タトンカというメーカーがあります。
タトンカはドイツ生まれのアウトドア用品を製造・販売しているメーカーで、タープもそのラインナップの一つです。
ちなみに、タトンカのタープには『1tc』、『2tc』といったモデルがあります。
日本でもユーザーが多くいて、その優れた機能に魅了される方も多いのです。
はじめに、タトンカタープの魅力についてお話をしていきます。
その前にタープに限らず言えることなのですが、タトンカの製品は高品質なことで知られています。
なぜ高品質な製品を作り上げられたかというと、徹底した製品哲学の研究をもとにしているからです。
この研究をもとに開発されていますので、必然的に高品質なものが作り上げられることが考えられます。
そうした製品が、キャンパーをはじめとする多くのアウトドア愛好家に信頼されるようになったのです。
また、高品質なのにも関わらず、価格が比較的に安価ということも魅力的ですね。
それではタトンカのタープにはどのような魅力があるのかというと、それは素材が関係しています。
採用されている素材によって、キャンプで快適に過ごすための多くの役割を果たし、張り方も簡単にできることにつながっています。
次の項で、その素材について見ていきましょう。
『1tc』にも使用!優れた機能は素材にある!
タトンカは『1tc』といったタープを取り扱っており、日本でも愛用しているキャンパーたちが多くいます。
多くの方に愛用される要因には、そのタープの素材が関係しています。
一般的にタープに使われている素材は、ポリエステルが主流です。
ですが、タトンカのタープに使われている素材は、ポリエステル35%でコットン65%の「ポリコットン」と呼ばれるものです。
これは、ポリエステルとコットンの良いとこ取りをしたような素材で、これによりデイキャンプなどで優れた機能として役立つことにつながります。
具体的にどのような機能があるかというと、まずはタープの重要な機能である「日よけ」です。
単に日よけではなく、コットン素材が加わることで遮光性が優れるようになります。
そのため、ポリエステル100%のタープと比較すると、日陰の濃さにはっきりと違いが出るようなのです。
特に炎天下の場合は、日陰が濃いとより涼しくなりますから嬉しいですよね。
さらに、コットン素材には「雨にも強い」ということが利点です。
ですから、急な雨であっても優れた防水効果を発揮してくれることでしょう。
しかし、コットンの欠点として汚れが目立ちやすいことも挙げられるので、雨の後はきちんとタープの手入れをしてあげましょう。
そしてポリコットン素材の魅力として、「耐火性」も挙げられますね。
コットンには火の粉に耐えられる性質がありますから、タープの下で焚き火を楽しむこともできますよ。
また、コットン素材を採用する場合重量に課題が出てきますが、タトンカ製タープはコットン素材を65%に抑えることで軽量化にもつながっています。
これにより、張り方も一人でできるくらいの重さを実現しています。
このような機能などがあることで、ポリコットン素材のタトンカのタープが人気となっているのです。
タトンカタープ1tcとはどんなもの?
ポリコットン素材を採用することで、多くのキャンパーたちを魅了しているタトンカのタープの中に、『1tc』というものがあります。
ここからは、この1tcについてお話をしていきます。
まず、このタープがどんなものかについてご説明しましょう。
タープには数種類ありますが、1tcはウイングタープに当てはまります。
タトンカの他の『2tc』や『3tc』などのタープと比較すると、とても大きなタープですね。
サイズは445×425cmで、重量は約3kgほどあります。
そのため、5人くらいのキャンプでも快適に過ごすことのできるタープといえるでしょう。
素材は先ほどご説明したポリコットン素材です。
ですから、日よけや防水といった機能も優秀で、ウイングタープなので通気性も抜群です。
こういった機能面だけでなく、多くのキャンパーたちを虜にする要因の一つには「タープのカラー」も挙げられます。
ベージュとカーキを混ぜ合わせたような色合いで、自然の中で日光がこのタープに当たり反射したとき、目を奪われてしまうような表情を見せることもあるのです。
また、風合いによっても違った印象になるので、この独特なカラーも人気の一因となっているようです。
そして、ファミリーキャンプでも活躍しそうなこの1tcタープですが、張り方も簡単にできることでも人気なのです。
一人でも可能!?タトンカタープ1tcの張り方
タトンカタープの1tcが人気な理由の一つとして、張り方が簡単であることをお伝えしました。
実際にどのようにして設営するのかを、ここでご説明していきます。
①設営する場所にタープの布を広げます。
もし風が強い場合は、風上となる場所に2ヶ所ほどペグを打ち込むと良いでしょう。
②布の四隅にガイドロープを付けて伸ばしましょう。
③そして、ロープを少し緩めた状態でペグダウンします。
④布の4ヶ所にある穴にポールを1本ずつ通して立てていけば完成です。
この4つの手順で1tcのタープは張れてしまいます。
実際に、設営方法も簡単ですので、一人であってもあまり時間をかけずに立てられるでしょう。
1tcの布自体は約3kgですから、一人でも設営できる重量感ですよね。
タープの設営に慣れてきたら、張り方をアレンジして楽しむのもオススメですよ。
より楽しむために!張り方をアレンジしてみよう①
タトンカの1tcは、ウイングタープに属するとお話ししましたね。
ウイングタープの特徴には、張り方が1通りではなく、アレンジ次第で何通りもの張り方を楽しめることも挙げられます。
そこでここから、キャンプをより楽しいものにできるよう、1tcの張り方のアレンジ方法をご紹介していきます。
はじめは、「ポール」をアレンジする方法です。
1tcには、ポールは付属していないため、元々別途で用意しなくてはなりません。
ポールと聞くと、シルバーカラーで金属製のものを想像するかと思いますが、これだけではないのです。
1tcと相性が良いとされているポールをご紹介します。
『ウッドポール』
名前のとおり、木製で天然木(ホワイトアッシュ)素材で作られています。
木が多い場所でのキャンプであれば、周囲の景色に溶け込むようなポールですね。
強度が増すように、連結部分はステンレスパイプで補強されています。
使用サイズは最大で230cm、収納時は90cmとコンパクトにすることも可能です。
『エバニュー タープポール』
こちらはアルミ素材ということもあり、約750gと軽量モデルです。
使用サイズは最大で250cmです。
カラーはシルバーもあるのですが、ポールの中では珍しいゴールドも取り扱っています。
少しラグジュアリーな雰囲気を醸し出すような色合いですので、より優雅なひと時をキャンプで味わえるでしょう。
ポールを変えるだけでもタープの雰囲気がガラリと変わりますので、何種類かポールを集めてみるのも良いですね。
より楽しむために!張り方をアレンジしてみよう②
つぎにご紹介するのは、タトンカの1tcの設営方法を変えてみることです。
例えば、1tcに使用している4本のポールのうち2本だけ高さを変えてみるだけでも、張り方の雰囲気が変わります。
このように、ポールの高さなどを変えて張り方を楽しんでみましょう。
ここでは、2つの張り方をご紹介します。
1つめは、デイキャンプにオススメの1tcの張り方です。
先程ご紹介した張り方の③ができたら、布の中央を高さが出るようにポールを立てます。
これにより、三角屋根のようなタープを立てることができます。
より日陰が濃くなるので、暑い日であってもタープの下では涼しく過ごせますよ。
2つめは、テントに併設するときの張り方です。
テントから設営し、テントの入口につながるようにタープを立てます。
このときのタープは、テントがない方に傾斜を付けるようにポールの高さを調節します。
強めの傾斜を付けることで、日陰が濃くなるので快適さが増しますよ。
このように、様々な張り方ができますので、その時に合った張り方を選ぶと良いでしょう。
何通りもの張り方がありますから、自分だけの張り方を見つけてみてください。
その時にベストな張り方をしよう!
タトンカの1tcはウイングタープということもあり、多くの張り方を楽しむことが可能です。
ポールを変えたり、設営方法を変えるだけでも、タープの雰囲気はガラリと変わります。
その日その日で天気や景色に違いがありますから、その時に一番合った1tcの張り方をして自分だけのアレンジ方法を見つけてみてくださいね。