ペツルのアイゼンの良さを知ろう!気になる評判は?

最終更新日:2019/01/15

みなさんは、ペツルのアイゼンをご存知ですか?

すぐに分かる方は、おそらく登山が好きで、登山用品にも精通している方なのでしょう。

アイゼンは、雪山登山に必要なアイテムの一つですが、ここではペツルの歴史を学ぶとともに、アイゼンの種類やペツルのアイゼンの評判などについて一緒にお伝えしていきます。

アイゼンを販売しているペツルとは?その評判は?

ペツルは(PETZL)は、アイゼンなど登山用品を販売しているフランスのメーカーです。

創業は1968年、洞窟探検家であったフェルナンドペツルによって作られました。

そして、1972年にはヘッドランプを発明します。

そのヘッドランプは、当時大変画期的なものでした。

両手が自由に使え、自分の見ている方角を照らすことができるランプがそれまでなかったからです。

そののち、ペツルは登山に限らず、企業やレスキューの現場でもヘッドランプを活用することを提案していきます。

ペツルは、「ユーザーに合った製品を作る」ことをモットーに、今でも製品を作り続けています。

その気持ちがこもった製品の評判が悪いはずはありませんよね。

ペツルは、ヘッドランプを始めとする登山用品だけでなく、さまざまな分野で進化し続けているのです。

アイゼンにはどのような種類があるの?

ペツルのアイゼンのお話をする前に、アイゼンとはどういったものなのか、お話ししていきます。

アイゼンとは、氷や固くなった雪を歩くときに、登山靴が滑らないよう靴に装着するものです。

爪が4~12本ほどあり、先がとんがった金属でできています。

そして、アイゼンの爪の数は、4・6・8・10・12本とあり、目的や登山のルートなどによって異なってきます。

ですから、実際に登る山の状況などを見極めて選ぶことが大事です。

たとえば、「12本爪が雪山には一番いいよ」という評判を聞いたとしても、すぐに購入してはいけません。

自分が登る山に、12本爪のような重装備のアイゼンが本当にいるのか考えなければいけないからです。

アイゼンは、ベルトを使って登山靴に装着しますが、取り付け方は、ベルト・セミワンタッチ・ワンタッチの3つのタイプに分けられます。

爪数が少ない軽アイゼンのサイズ調整はできませんが、他のアイゼンでは、10cm程度の調整ならできるのが一般的なようです。

呼び方ですが、「アイゼン」だけでなく、最近ではフランス語の「クランポン」と言うこともあります。

アイゼンの選び方①爪数から考える場合

ペツルのアイゼンと同様に、どのアイゼンでも爪数によって使い分けが必要です。

ここでは、どのように使い分けをすればいいかをご説明していきます。

〇4~8本爪の場合

雪山でも、それほど本格的な雪山でない場合は、この爪数で大丈夫です。

爪数が増えただけ重量も増えますので、この爪数ならまだ軽く済ませることができます。

6本爪が、重すぎず、かといって滑る心配が少ない爪数といえます。

〇8~12本爪の場合

この爪数の場合は、かなり本格的な冬山を登ることを想定して作られています。

南アルプスや八ヶ岳など雪がしっかりと降る山には、とくにこの装備が必要になります。

しっかりとした滑り止めのことを考えると、10本爪か12本爪をおすすめしますが、12本爪だと前爪があるので、より安全で滑りにくいものを求めるのであれば、12本爪にしましょう。

さて、8本爪の評判ですが、なかには「8本爪は中途半端である」という意見があります。

雪山の滑りをしっかり抑えるにはあまり効果がない場合があるのかもしれません。

あくまで、購入する際の参考意見としてお考え下さいね。

アイゼンの選び方②取り付け方から考える場合

アイゼンの取り付け方は、ペツルに限らず、3種類あります。

ベルト・セミワンタッチ・ワンタッチです。

それでは、これを順にご説明していきます。

〇ベルトタイプ

ベルトタイプのいいところは、どのような形の登山靴にでも取り付けられるというところです。

靴に合わせてしっかりと固定できますが、その分締め付けすぎに注意が必要です。

〇セミワンタッチタイプ

セミワンタッチタイプは、登山靴の前はベルトによって固定できますが、後ろは金具で止めます。

それには、登山靴に「コバ」という金具をひっかける部分が必要になります。

オールシーズン使える登山靴であれば、たいがいこのコバが付いています。

〇ワンタッチタイプ

ワンタッチタイプの場合、登山靴を前後とも金具で止めます。

ですから、登山靴の前後にコバが必要です。

冬登山専用の登山靴でしたら、前後にコバがついたタイプのものがほとんどです。

さて、「どのタイプが評判がいいか」というと、一概に決めつけることはできません。

コバが付いていない登山靴であれば、ベルトタイプしか使えませんし、コバが後ろだけの場合、前後に付いている場合など、登山靴によって使えるタイプが変わってくるからです。

ですから、アイゼンを購入する際は、お手持ちの登山靴を持って行き、装着を試すことが大事になります。

ペツルのアイゼンの評判はどうなの?

ここまで、アイゼンの種類と選び方を詳しくお話ししてきました。

それでは、ペツルのアイゼンの評判はどうなのでしょうか。

ペツルのアイゼンの大きな変化点というと、「2016年に全面的にモデルチェンジした」ということです。

ペツルがこのモデルチェンジで示したのは、「軽量化」と「簡単なサイズ調整」でした。

まず、軽量化についてですが、過酷な雪山での歩きで、アイゼンが少しでも軽くなるのはありがたいことです。

また、サイズは3段階調整可能なものもあり、取り付け穴で調整することができます。

他にも、「アンチスノー」機能が付き、雪が靴裏に付きにくくなりました。

アイゼンの裏に雪が付いてしまえば、せっかくの爪の機能が働かなくなってしまいますので、アンチスノーの機能は、安全に歩くためにも大事ですね。

あとは、パーツ交換をすれば、セミワンタッチタイプのアイゼンからワンタッチタイプに変更することができる機能もあります。

評判がいいペツルのアイゼンをご紹介!

ペツルはモデルチェンジ後もいろいろと改良され、評判もいいようですね。

ここでは、ペルツのアイゼンを具体的に紹介していきます。

〇バサック(12本爪)

・参考価格 20,000円位

・重さ LLU840g・FIL FLEX875g

・軽量化により従来のものよりも軽くなっています。

・全ての登山靴に取り付けられるようになっています。

・雪が付きにくい「アンチスノー」付きです。

・硬い雪にしっかり刺さる平爪が特徴です。

〇イルピス(10本爪)

・参考価格 20,000円弱

・重さ LLU730g・FIL FLEX765g

・バサックと特徴はほぼ一緒ですが、フロントポイントが幅広になっており、雪の斜面でもしっかり支えることができます。

〇レオパード(10本爪)

・参考価格 20,000円弱

・重さ LLF330g・FL360g

・全体がアルミニウムでできており、重さが軽く雪の上の歩行が楽にできます。

・道具なしでのサイズ調整ができます。

ペツルのアイゼンは改良によってより使いやすくなっていた!

ペツルは、顧客のニーズに合わせた商品作りで人気のアウトドアブランドです。

ペツルのアイゼンは、2016年のモデルチェンジによって、さらに使いやすく改良されました。

雪山での事故を防ぐためにも、使いやすいペツルのアイゼンを使ってみてはいかがですか。

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