キャンプや登山などで1泊するときに、夜にはランタンなどの灯りをつけますよね。
その灯りのなかで、優しいぬくもりを感じられるホワイトガソリンのランタンが人気の1つに挙げられています。
ホワイトガソリンは、ランタン以外にもバーナーなどにも使用することができるので、愛用している方も多いようです。
ここでは、ホワイトガソリンによるランタンやバーナーのつけ方などについてご紹介していきます。
ホワイトガソリンとは?
はじめに、ホワイトガソリンがどのような燃料なのかをご説明していきます。
ホワイトガソリンは、車の燃料であるレギュラーガソリンなどとは違い、アウトドア用のランタンやバーナーの燃料として使用されるガソリンです。
特徴として挙げられるのは、以下の3つです。
◆急な天候の変化にも強い
◆火力が安定
◆燃費が良い
バーナーで使用する場合はガソリンバーナーを使いますが、ガスバーナーと比べると以上の点が上まります。
冬にキャンプをするときや登山などでは、気温や風の強さなども時間ごとに変わってきますよね。
ガスバーナーは風などの影響によって火力が強くなったり弱くなったりしてしまうので、多少の不便さを感じてしまうことがあります。
しかし、ホワイトガソリンを燃料とするガソリンバーナーでは、風などの天候の変化に強いので、火力が安定したまま使用することができるのです。
マイナス面を挙げるとすれば、火のつけ方などの作業や手入れなどに手間がかかる点です。
面倒だと感じる方はガスのほうをオススメしますが、どちらでも良いという方にはこのホワイトガソリンはとてもオススメです。
一度使ってみる価値はありますので、登山などに行かれるときはぜひ持参してみてはいかがでしょう。
ランタンで灯りにも!ホワイトガソリンの使い方
ホワイトガソリンについてお話をしてきたところで、アウトドアシーンにおいてどのような使い方があるかをみていきましょう。
まずは、先ほどまでにも出てきましたが、「ランタン」として使われます。
夜になると辺りは暗くなりますから、照明代わりになる灯りがほしくなりますよね。
このホワイトガソリンから放たれる火は、ただ周囲を照らすだけでなく、優しいぬくもりを感じられるので、癒しの夜をもたらしてくれる効果も期待できるのです。
また、ホワイトガソリンを燃料とするバーナーを使えば、料理の火としても使うことが可能です。
ホワイトガソリンは急な天候の変化にも動じませんので、安定した火力を維持できます。
そのため、寒い日にもってこいのチゲ鍋なども熱々の状態で味わうことができるのです。
さらに、暖房としても使うことが可能です。
ランタンでもバーナーでも、ホワイトガソリンによって安定した火力を維持できるので、登山などでは特に暖房として使用されることが多いともいわれています。
このような使い方をホワイトガソリンでできるので、多くのキャンパーや登山家たちに愛用されているのです。
次の項から、ホワイトガソリンによるランタンやバーナーのつけ方をみていきます。
ランタンなどのつけ方の注意点を覚えておこう
ここから、ホワイトガソリンによるランタンやバーナーのつけ方をみていきますが、その前に注意点を先にお伝えします。
ホワイトガソリンは、炭や薪などの燃料よりも取扱いが難しいのです。
ですから、初めて使う方であれば苦戦する可能性もありますし、独自のつけ方で行うと事故につながることもあり得ます。
そのため、つけ方は必ず説明どおりに行うことが大切です。
また、ランタンなどには様々なメーカーのものがありますので、メーカーごとにつけ方が違ってくる場合もあります。
この記事では、コールマンのものでご説明していきますので、ほかのメーカーの場合はそのメーカーのサイトなどで確認するようにしてください。
つけ慣れるまでは大変かもしれませんが、慣れてしまうとホワイトガソリン独特の火に癒されること間違いなしですので、ぜひ試してみてくださいね。
ホワイトガソリンで灯りを!ランタンのつけ方
ここでははじめに、ホワイトガソリンによるランタンのつけ方をご紹介していきます。
先ほどもお話ししましたが、ここでご紹介するランタンのメーカーはコールマンです。
もし、お持ちのランタンが違うメーカーの場合は、そちらのメーカーのつけ方を確認するようにしてください。
ガソリンランタンの点火手順は以下のとおりです。
【1】燃料を投入
キャップを外し、タンクのなかにホワイトガソリンを注ぎます。
並々ではなく、8分目くらいのところまで入れればOKです。
注ぎ終わったら、キャップをきちんと閉めましょう。
【2】ポンピング
ポンピングは、ポンプノブを押し引きすることを繰り返すことで、燃料タンク内の圧力を上げる作業のことをいいます。
左に2回ポンプノブを回し、ノブにある穴を親指でふさぎます。
ポンプノブをまっすぐ引き奥まで押し込むことを、繰り返し行います。
押し込めないくらいまで固くなればOKです。
穴から指をはなし、ノブを押し込んで右に回しましょう。
【3】マントルを取り付けて空焼き
まず、マントルのなかに指を入れます。
マントルの形を整えながら膨らませ、ノズルの先端に取りつけます。
ノズルの先端にくぼみがあるので、ここにマントルに結びつけます。
結び終えたときに、もしヒモが余っていたら必ずカットしておきましょう。
取りつけたマントルの下部から、ライターなどで点火し、ムラなく燃やしてください。
燃やしたマントルは破損しやすいので、空焼きするときは極力無風の場所で行うことが大切です。
そして、必要以上に触らないように注意してくださいね。
マントル全体が白くなり、大きな穴が開くなどの異常が発生しなければ空焼きは完了です。
【4】点火
フレームの下からライターなどを入れ、マントルの近くで火を灯しながら、ゆっくりとツマミを回しバルブを開きましょう。
着火したらツマミをLOWに変え、火が安定するまでしばらく待機します。
最初は炎をあげるようして燃えていますが、ジェネレーター部分が温まってくると、ガソリンが気化していき落ち着いた火になっていきます。
炎が落ち着いたら、ゆっくりとツマミをHIGHに合わせましょう。
【5】追ポンピング
火を安定させるために、追ポンピングを行うと良いでしょう。
これでランタンのつけ方は完了です。
ホワイトガソリンで料理を!バーナーのつけ方
ホワイトガソリンによるランタンのつけ方をご紹介しましたので、つぎにバーナーのつけ方をご紹介していきます。
こちらでも、コールマンのものでご紹介しますので、違うメーカーの場合はそちらのメーカーに問い合わせてくださいね。
ガソリンバーナーの着火手順は以下のとおりです。
【1】燃料を投入
燃料バルブとポンプノブを右に回すとオフになります。
必ずオフにしてから、タンクのなかにホワイトガソリンを注ぐようにしましょう。
だいたい8分目くらいまで注いだら、燃料キャップを閉めてください。
【2】ポンピング
ランタンと同様のことを行います。
【3】点火
タンクをバーナー本体にセットします。
左側のサブバーナーのバルブがきちんと閉まっているかを、必ず確認してください。
確認ができたら、点火レバーを上向きにし、燃料バルブを少し回転されながら点火します。
点火したあとに、タンク内の圧力が下がりやすいので、追ポンピングを行います。
赤い炎が青白く変わったときが、火力が安定した合図です。
合図がで次第、点火レバーを下向きにしましょう。
これで、ホワイトガソリンによるバーナーのつけ方は完了です。
料理や暖房などに役立てましょう。
キャンプにオススメ!ガソリンバーナーやランタンをご紹介
先ほどまで、ホワイトガソリンによるランタンやバーナーのつけ方をご説明してきました。
ここでは最後に、キャンプなどにオススメのランタン・バーナーをご紹介します。
はじめはランタンをご紹介します。
【コールマン ノーススター2000ランタン】
このランタンには、電池式自動着火装置が付属されています。
そして、マントルにはワンタッチで取りつけることができるワイヤークリップがついていますので、より楽に点火することができますよ。
【コールマン ツーマントル デュアルフューエル ランタン】
燃料がホワイトガソリンだけでなく、車のレギュラーガソリンでも使用することが可能です。
そのため、緊急時や非常時のとき大活躍します。
また、2つのマントルがあるため、より明るく照らすこともできます。
つぎに、バーナーです。
【コールマン パワーハウスツーバーナー】
ファミリーキャンプなどにオススメのツーバーナーです。
仕組みがシンプルなためとても取扱いが簡単で、さらに冬などの寒い時期であっても、安定した火力を保つことが可能になっています。
【コールマン スポーツスターⅡ】
コールマンのなかでは定番といわれるシングルバーナーです。
もちろんこのバーナーも天候などの変化に強く、あらゆるアウトドアシーンにおいて活躍するといえるでしょう。
ぜひこれらの製品をキャンプや登山に持参して、料理や灯りなどに使ってみてはいかがでしょう。
アウトドアにはホワイトガソリンを!
急な天候の変化にも強く火力も安定することで、キャンパーたちから支持されているホワイトガソリン。
車のガソリンと比べると値段は少々高いかもしれませんが、その分燃費も良いので特にキャンプで料理をする場合に活躍すること間違いなしです。
キャンプでガスバーナーしか使ったことがない方も、一度ホワイトガソリンを燃料とするガソリンバーナーを使ってみてはいかがでしょうか。