家族や友人と行うキャンプは楽しいものですよね。
しかし、泊まりのキャンプとなると、テントの設営が必要になります。
大型テントに、スノーピークの「ランドロック」がありますが、「設営が大変だ」という意見があります。
確かにランドロックはその大きさから、設営の大変さが気になるところです。
ここでは、ランドロックを設営する方法やポイントをご紹介していきます。
ランドロックを作っているスノーピークのご紹介!
ここでは、大型テントのランドロックを作っている会社、「スノーピーク」についてご説明していきます。
スノーピークは、日本のアウトドアブランドです。
1958年に現社長の父である、山井幸雄氏によって創設されました。
場所は、ものづくりのまちとして有名な新潟県の燕三条にあります。
会社名「スノーピーク」は、山井幸雄氏を始め、さまざまな登山家に人気のあった谷川岳からきています。
さて、山井幸雄氏は、登山を趣味としていましたが、当時の登山用品の使いづらさを感じていました。
それなら、「自分で新しい登山用品を作ってしまおう」と考えつき、オリジナルの登山用品を開発し、販売していきます。
ものづくりのまち・燕三条の名にふさわしい優れた金属加工技術によって、登山用品をつぎづきと作っていきました。
1990年代には、アメリカに子会社を設立し、2001年からはヨーロッパやアジアへの輸出も始めます。
現在は、全国のスポーツ店に商品が置かれ、いつでも手に触れ確認することができます。
スノーピークは、自らも顧客であるという考えの元、ユーザー目線で考えられた商品が数多くあります。
また、環境保護の活動も積極的に行っています。
スノーピークは、自然との共存を目指したアウトドア用品の開発にも力を注いでいるのです。
次項からは、「設営が大変だ」と言われている「ランドロック」についてお話ししていきます。
設営が大変!?ランドロックの特徴は?
ランドロックは「設営が大変だ」と言われていますが、ここでは、まずランドロックの特徴についてお話ししていきます。
ランドロックは、リビングとベッドルームが共存する大型の2ルームテントです。
奥行きは約5m・横幅は約4m・高さは約2mもあり、家族や大人数でのキャンプに最適なテントになります。
燕三条の金物技術が活かされた作りにより、耐久性が高いのが特徴です。
また、テント内の広い空間は、自分たちに合ったさまざまな使い道に対応できます。
テントの内部を全てリビングとして使用したり、インナーテントを吊り下げることによって、片側だけベッドルームにすることもできるのです。
ひとつの空間で、いろいろ使い分けができるのはいいですね。
テントの半分を占めるインナーテントですが、空間は広く、大人2人子供3人でも余裕を持って寝ることができます。
また、入り口には2つのメッシュウィンドウがあり、天井が高いので大人でも十分な高さがあります。
お値段は、16万円くらいです。
決して安くない買い物ですが、テントの空間の広さや快適さを求める方には、持っていて損はないテントになることでしょう。
ランドロックの設営は何が大変なの?噂を検証
ランドロックの特徴を聞いて、購入してみたくなった方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、ランドロックには、「設営が大変だ」という意見があります。
さて、本当にランドロックは設営が大変なのでしょうか。
ここでは、その噂を検証していきます。
ランドロックの設営が大変な理由、それにはまず「キャンプサイトとテントの大きさが合っていない」ということが挙げられます。
キャンプサイトの大きさに対し、ランドロックが大きすぎて張れないことがありますので、ランドロックがちゃんと設営できる空間の確保が必要になります。
それには、事前にキャンプ場などへキャンプサイトの十分な大きさがあるか確認しておきましょう。
それでは、キャンプサイトが狭くない場合はどうでしょうか。
次項では、引き続きランドロックの設営の大変さについてお話ししていきます。
ランドロックの設営が大変な理由!他には何がある?
ランドロックの設営が大変な理由、まず「重量」に注目してみましょう。
付属品を含めたランドロックの総重量は、何と22.0kgにもなります。
20kgのお米よりもまだ重いのです。
これは、設営するときはもちろん、家から持ち出すのも大変に違いありません。
つぎに、「大型テントの設営に慣れていない」ことが挙げられます。
誰しも初めてのことはなかなかスムーズに行きません。
それは、ランドロックの設営にしても、同じことが言えるのです。
空間の広さや用途の多様性に惹かれて購入したランドロック、大きいというだけで設営するのも大変だし、時間もかかることでしょう。
しかし、普通のテントの場合を考えてみてください。
例えば、最近では普通サイズのテントだけ設置する人は少ないのではないでしょうか。
テント+タープなど、テント以外にもテントに何らかをプラスして設営しなければいけないことが多いです。
ですから、ランドロックの大きさにしり込みせず、説明書どおりに、楽しみながら設営することが大事になります。
ランドロックを張ろう!覚えてほしい設営方法
ランドロックは設営の方法を覚えてしまえば、大変なことはありません。
ここでは、ランドロックの設営方法を順にご説明していきます。
設営時間は、30分が目安です。
①フライシートを広げる
②Aフレームリッジポールをフライシートに取り付ける
③AフレームリッジポールにAフレームを連結させる
④ランドロックを自立させる
一人がAフレームとフライシートを持ち上げ、もう一人がAフレームをリングピンに差し込む
⑤Cフレームをフライシートに取り付ける
⑥Cフレームをリングピンに差し込む
⑦センターフレームをフライシートに取り付ける
⑧センターフレームをリングピンに差し込む
⑨AとCフレームが交差した部分をテープで止める
⑩最後にペグダウンして完成です。
ランドロックの設営は二人でやることを、スノーピークは推奨しています。
慣れてくれば一人での設営が可能ですが、慣れないうちは二人で設営をしましょう。
ランドロックの設営!押さえておきたいポイント
ランドロックの設営の方法を、前項で簡単にご説明しました。
ここでは、設営が大変にならないようポイントをお伝えしていきます。
1.ランドロックの自立
Aフレームをリングピンに差し込む際、片方をペグで仮止めしましょう。
そうすると、片方が固定されているため、もう片方を支えるだけで自立が簡単にできます。
2.フレームの間隔を均等にする
隣り合っているフレームの間隔をペグダウンする前に均等に広げます。
基準は、センターフレームから固定し、隣のCフレーム・外側のAフレームと間隔を合わせていくとテントが歪みません。
3.フライシートへのフレームの差し方
フライシートへフレームを差す場合、押し通すようにして差し込んでください。
もし、フレームを引いたりすると接合部が外れることもあるので、やめましょう。
大型テントのランドロックは魅力がいっぱい!
スノーピークのランドロックについてご説明してきました。
ランドロックは、リビングとベッドルームがひとつの空間に収まり、使い方はさまざまです。
設営の大変さは確かにあるかもしれませんが、広い空間は魅力的ですね。
キャンプで存分に楽しむとしたら、ランドロックを使ってみてはいかがでしょうか。