キャンプやBBQなどで、活躍するのがタープです。
主にキャンプで使用するものですが、中には庭にタープを設営して、日陰を作られている方もいるようです。
そこで、疑問になるのが、タープを出しっぱなしにしておいてもいいのか、ということです。
その疑問について、解説していきます。
タープを庭に出しっぱなしにする人が増えている?
本来、タープは、キャンプやBBQなどのレジャーで、日光や雨風をしのぐためのものです。
テントのような限られた空間ではなく、広々使えるタープは、リビングのようなものとして重宝されています。
本来は、アウトドアで使用するためのタープですが、家の庭に設営し利用している人もいます。
特に、子供をお持ちの方は、暑い夏場に子供を外で遊ばせるのも一緒に遊ぶのも、熱中症や日焼けの問題もあり避けたいものですよね。
しかし、子供は日光なんか気にしません。
そこで、庭にタープ設営し、日光の日差しから守るという意味で利用している人も多いようです。
また、プールの日よけとしても活用している人もいます。
キャンプ以外でも、家の庭にタープを利用している方は意外にも多そうですが、タープを出しっぱなしにしても問題はないのでしょうか?
タープを庭に出しっぱなしにすると耐久性は落ちる?
庭の日よけとしてタープを設営している方は、その都度片付けるでしょうか。
それとも出しっぱなしにしているでしょうか。
多くの方は、後者だと思います。
タープの設営は、簡単ではあるものの、やはり毎回閉まったり出したりをすることは面倒だと感じてしまうはずです。
では、タープを出しっぱなしにすると、なにか問題があるのでしょうか。
まず、考えられるのがタープの劣化です。
雨風、そして日光にさらされ続けている状態であれば、やはり劣化は避けられないでしょう。
タープやテントなどには、テフロンと呼ばれるフッ素加工がされているのが一般的です。
この加工により、雨などの水を弾くことができるのです。
しかし、使用頻度が高くなるにつれ、劣化が生じてしまいます。
フッ素加工自体は強固なコーティングですので、簡単に剥離することは考えられません。
しかし、汚れが付いたままの状態で放置すると、水を弾く性能が落ちるとされています。
庭に常設しておくということは、雨などにさらされ、汚れも付着することも考えられますから、やはりタープの劣化は避けられないでしょう。
出しっぱなしにしておくとタープは壊れやすい?
簡易的に設営できるタープは、強風が吹けば壊れてしまうことも少なくありません。
タープには、いくつか種類があり、「オープンタープ」「ワンタッチタープ」「スクエアタープ」「スクリーンタープ」「ヘキサタープ」などがあります。
いずれのどのタープも、風に弱いという特徴があります。
なぜタープが風に弱いのか、といいますと、その構造を見ると見えてくるものがあります。
タープの構造を見るとお分かりのように、布一枚を屋根にしているものです。
横から吹いた風は、タープの中を抜けていくものの、巻き上げるような上方向の風が吹いたときには一瞬にして飛ばされてしまうでしょう。
また、大雨のときも注意が必要です。
特に夏場の天候は不安定ですので、突然の大雨や強風に見舞われることもあります。
大雨が降れば、タープの屋根がつぶれてしまうことも考えられます。
このようなことを考えたら、いくら面倒であってもタープを庭に出しっぱなしにしておくことは避けた方がいいでしょう。
庭のタープはその都度設営しよう
タープを庭に出しっぱなしにしておくことは、個人の自由ですが、やはり劣化、破損などが起こる可能性は高くなります。
タープを長く大切に使用したいのであれば、その都度タープを設営することをおすすめします。
そこで、オススメするタープは、ワンタッチ式のタープです。
ワンタッチであれば、広げるだけで手間がかかることなく設営でき、子供も扱える簡単さです。
ここでは、オススメのワンタッチタープをご紹介していきます。
・コールマン イージーキャノピーST
アウトドアといったら、「コールマン」ですね。
こちらのタープは、重量8.4キロ、220センチタイプですので、大きすぎず小さすぎず丁度よい大きさです。
新しいフレーム構造で、さらに強度がアップしました。
子供の遊び場の日よけや、庭でのBBQにも大いに活躍することでしょう。
ネット価格¥ 9,798
・ドッペルギャンガー ワンタッチリビングタープ
こちらのタープは、先ほどよりも重量もサイズも大きめとなっています。
重量は14.5キロ、サイズは303センチです。
しかし、このタープのいいところは、角スペースにサイドパネルも付いていることです。
このサイドパネルのおかげで、周りの視界をシャットダウンすることができます。
プライベートを演出したい、そんな方にピッタリなワンタッチタープになります。
ネット価格¥ 13,053
タープの保管方法
庭にタープを出しっぱなしにするかどうかは、個人の自由です。
しかし、タープは安いものではありませんから、長く使用するためにできればその都度、設営した方がいいでしょう。
ここでは、タープの保管方法についてご説明していきます。
タープを保管するときは、いくつか注意しなければならないことがあります。
まず、汚れを落として保管をするということです。
汚れをしっかりと落とさず保管してしまうと、耐久性がなくなるだけでなく、臭いやカビの原因にもなります。
汚れを落とす際は、防水加工を落としてしまうような、ゴシゴシと洗う洗い方はNGです。
防水加工を落とさないような防水生地用の洗剤を使用し、スポンジなどで優しく洗いましょう。
このような洗剤を使用することで、生地を傷めることなく汚れを落とすことができます。
また、保管場所にも注意が必要です。
高温多湿な日本では、室内保管が基本となります。
タープは、湿気に弱いため、カビが生えたり虫食いに遭うこともあります。
保管する際は、乾燥剤も一緒に入れておくといいでしょう。
また、直接日光が当たるような場所に保管すると日焼けしてしまうこともありますので、日が当たらない場所に保管しましょう。
庭に設営するのにタープ以外におすすめはある?
庭に日陰を作りたいのなら、なにもタープでなくても可能です。
おすすめは、「サンシェード」です。
サンシェードとは、その名のとおり、日よけを意味します。
強い日差しをさえぎるだけなら、このサンシェードがあれば十分でしょう。
暑い時期になると、家の窓や二階のベランダから布が垂れ下がっているのを、見たことがある方もいるのではないでしょうか。
あの布こそがサンシェードです。
サンシェードの構造はとてもシンプルで、面積の大きな布を取り付けるだけです。
価格もタープに比べるとリーズナブルなものも多く、小さいサイズであれば3000円~から購入することができます。
窓や二階のベランダから、庭へしっかりと固定すれば、圧迫感なく日よけをすることができます。
さらに、外からの目隠しにもなるので、一石二鳥と優れたものになります。
基本的には、出しっぱなしにしておいて大丈夫ですが、やはり強風などの悪天候の場合、飛ばされてしまう恐れもあります。
しかし、タープと違い、重量も軽く布一枚を外して収納するだけですから、その点は手間が少ないといえます。
暑い時期には、サンシェードも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
庭の日陰作りはタープでなくても可能
タープは本来アウトドアで活用するものです。
自宅の庭の日よけとしても、活用することはできますが、劣化を避けるためにはやはりその都度片付け保管するのが望ましいでしょう。
もし、片付けるのが面倒であれば、サンシェードを考えてみてはいかがでしょうか。