泊りがけでキャンプに行くとき、頭に浮かぶものといったら「寝袋」ではないでしょうか。
しかし、より快適な眠りを手に入れたいなら、寝袋と「テントマット」を併用することをおすすめします。
このマットを地面に敷いてから寝袋を乗せることで、暖かさや快適さが全く違います。
この記事では、キャンプをより快適にするマットや人気ブランドが販売しているおすすめのマットなどについてご紹介します。
キャンプにおすすめ!テントマットが果たす役割とは?
キャンプで活躍するテントマットとは、寝袋と地面(テント内床)の間に敷くマットのことです。
せっかく購入しても選び方によっては、季節やシーンなどに合わない場合もあります。
ぴったりのマットを選んで、快眠を手に入れましょう。
キャンプでの夜は、冬の場合は寒さ、夏の場合は暑さをどうやって回避するかが重要ですよね。
寝袋と同様重要になってくるのが、テントマットです。
ではまず、テントマットが果たす役割について、ご紹介します。
●快適な寝心地
テントマットの大きな役割は、快適な寝心地です。
寝袋だけでは、中々対応しきれない地面のデコボコを吸収し、体を優しく包み込んでくれます。
また、寝袋だけだと寝袋が本来持つ暖かさを発揮しきれない場合があります。
マットを下に敷くことで、寝袋の力をしっかり発揮させることをおすすめします。
●断熱効果
冬の間は、地面から伝わる寒さを遮断します。
マットの断熱性能を指し示すのを「R値(熱抵抗値)」といいます。
この値が大きければ大きいほど、熱が逃げづらく断熱材として優れています。
逆に夏場に断熱効果のあるマットを使用すれば、地面の熱で寝苦しいといったこともありません。
キャンプで使うテントマットを選ぶ際のポイント!①
テントマットは大きく分けると「発泡式マット」と「エア注入式マット」に分けられます。
それらを細かく分けると以下のようになるので、特徴などを見ていきましょう。
●銀マット
発泡マットは、1番ベーシックとも言えるテントマットで、一般的に使用されているのが銀マットです。
たたみ方はとても簡単で、収納も楽に行えます。
春から初秋に対応する断熱効果を持った、マットです。
●ウレタンマット
合成樹皮などで出来ている、高断熱・高性能のウレタンマットなら、真夏や冬場といった過酷な気候条件のキャンプサイトでも対応します。
価格設定は高めですが、軽量性も兼ね備えているものもあります。
●エアマット
エア注入器やポンプを使用し、空気を送り込んでマットを膨らませます。
前述した2つもマットに比べると浮遊感があり、寝心地が良いです。
寝心地を1番に重視する方におすすめです。
こちらは空気を入れたり抜いたりするのに多少手間がかかり、破損する可能性も否めないのが難点です。
ただ、最近は、簡単に空気が入れられる袋付きのものが多いので後述します。
●インフレーターマット
半自動式で空気が入っていくため、空気の出し入れをする手間がエアマットよりかかりません。
寝心地ももちろん良いので、おすすめです。
キャンプで使うテントマットを選ぶ際のポイント!②
続いてキャンプで使用するテントマットを選ぶとき、確認すべきポイントをご紹介します。
●断熱性と使用シーン
マットの種類や特徴が分かったら、次に注意したいのは素材の断熱性とご自身の使用シーンがあっているかです。
テントマットは各シーズンに適したものを選ぶことが大事です。
例えば、前述した銀マットは春から初秋の断熱力であり、冬場に使用するなら銀マット以上の断熱力を持ったマットを使います。
●他のアイテムとの組み合わせ
寝袋の通気性や断熱性が高性能であったとしても、実際に使用した方たちは「それ単体で快適に眠るのはやはり難しい」といった感想が見られます。
寝袋とマットはセットで考えることをおすすめします。
この2つの力を最大限発揮できる組み合わせを選ぶことも、大事になります。
軽量で収納が楽!キャンプにおすすめの発砲式マット!
これまで、テントマットについて色々とご紹介してきました。
ここからは、人気アウトドアブランドから販売しているキャンプでおすすめのテントマットをご紹介します。
まずは、発泡式のおすすめテントマットです。
【サーマレスト:リッジレスト ソーライト】
・希望小売価格 5,184円
・サイズ 51センチ×183センチ
・収納時サイズ 51センチ×20センチ
・総重量 400グラム
・材質 架橋ポリエチレン
ロール収納式のマットです。
アルミ蒸着加工により体から放出される熱に反射し、表面のデコボコに閉じ込め、暖かさを逃がしません。
超軽量でコンパクトにまとまり、初春から初冬まで使用できます。
【モンベル:フォームパッド 180】
・希望小売価格 5,292円
・サイズ 181センチ×51センチ×1.6センチ
・収納時サイズ 51センチ×15センチ×11センチ
・総重量 357グラム
・材質 ポリエチレンフォーム
素早く広げて、すぐに折りたためるのが便利な折りたたみ式のマットです。
耐久性と断熱性に優れた、軽量のポリエチレンフォームを素材に使用しています。
全体に特殊加工を施すことにより、重さを分散させているのでクッション性も高く、寝袋と併せれば快眠できること間違いありません。
気軽に洗えるところもおすすめです。
寝心地が快適なエア式!キャンプにおすすめのマット!①
続いて、キャンプでおすすめのエア式マットの商品紹介をします。
【サーマレスト:ネオエアー ベンチャーWV】
・希望小売価格 11,880円(税込み)
・サイズ 51センチ×183センチ
・収納時サイズ 23センチ×11.5センチ
・総重量 560グラム
・材質 75Dポリエステル
新しい技術である、マットレス内部を波状に区切る「ウェーブバッフルテクノロジー」を搭載し、熱の放出を抑え高い断熱性を保持します。
同じ価格帯のものと比べると、2倍の暖かさがあると評判です。
軽量性もあるので、キャンプだけではなく、バックパッカーにも人気です。
空気が簡単に入れられる袋も付いているので安心です。
【サーマレスト:プロライト】
・希望小売価格 12,960円
・サイズ 51センチ×183センチ
・収納時サイズ 28センチ×10センチ
・総重量 510グラム
・材質 50Dミニヘックスポリエステル
便利な自動膨張式なので、栓をひねるとマットが自動で膨らみます。
春・夏・秋とスリーシーズン対応で、アトモスフォームを搭載することでさらにサイズが小さく軽量化されました。
寝心地が良く、寝袋と併せても寝ている時に体がずれないのでおすすめです。
寝心地が快適なエア式!キャンプにおすすめのマット!②
引き続き、キャンプでおすすめのエア式のマットをご紹介します。
【ロゴス:(超厚)セルフインフレートマット・SOLO】
・希望小売価格 8,964円
・サイズ 190センチ×65センチ×5センチ
・収納時サイズ 16センチ×16センチ×1センチ
・総重量 1.8キロ
・材質 ポリエステル、ウレタンフォーム
厚さが5センチに膨らむ極厚のマットです。
栓をひねるだけで、半自動的に膨らみます。
実際に使用した方は「このタイプを始めて使ったが、ちょっと目を離している間に出来上がっていてすごい」といった感想が見られました。
スピーディーに空気が入り、厚さも極厚なのが嬉しいですよね。
寝袋と併せて使えば、さらに快適な眠りにつくことができそうです。
【キャプテンスタッグ インフレーティングマット】
・希望小売価格 5,400円
・サイズ 188センチ×58センチ×2.5センチ
・収納時サイズ 12センチ×59センチ
・総重量 900グラム
・材質 ポリエステル、ウレタンフォーム
内材に使用しているウレタンフォームが柔らかく、これだけでも寝心地が良いので、寝袋と併せればぐっすり眠れます。
PVC加工と施しているため、耐久性と防水性も高いマットです。
より快適な眠りにつくために寝袋の下にはマットを敷こう!
キャンプで使うテントマットについてご紹介しました。
寝袋だけでなくマットと併用することで、寒い時期には冷えを回避し、暑い時期には涼しく過ごすことができます。
また、クッション性の高いマットを使えば寝心地の良さもぐっと上がりますよね。
この記事を参考にして、季節や用途などからもご自身にぴったりのマットを見つけてください。