キャンピングカーでアウトドアに出かけるとき、車内でテレビを見られたら便利ですよね。
大型のキャンピングカーは、テレビが標準装備やオプションで用意されている場合が多いです。
しかし、小型のキャンピングカーになるとオプションでも用意されていない車種があります。
その場合は、市販のテレビを取り付けることができます。
今回は、キャンピングカーに市販のテレビを取り付ける際に必要なおすすめの機器などをご紹介します。
キャンピングカーで地デジ放送を受信してテレビを見る方法
キャンピングカーで市販のテレビを取り付けて地デジ放送を見る方法は、以下の2つの方法があります。
①車載専用のアンテナを取り付けて受信する。
②カーナビ(付いている場合は)の外部出力を切り替えて受信する。
①と②の方法は、費用的には大差はありませんが、どちらの方法にするかはそれぞれの現状や考え方によります。
②のカーナビの外部出力を使う場合、アンテナの受信範囲が広くなり、移動先でもチャンネルの再設定の必要がなくなります。
しかし、停車中も電源を入れておかないとテレビを見ることができない、というデメリットがあります。
そして、カーナビのリモコンがないと諸々の操作をカーナビの画面で行わないといけないので不便なところもあります。
逆に、①の車専用のアンテナを取り付ける場合は、これらのデメリットがなくなります。
次項から、それぞれどのような機器が必要なのか、おすすめのテレビやアンテナをご紹介していきます。
キャンピングカーでテレビを見るために必要な機器
キャンピングカーで地デジ放送を受信して、テレビを見るために必要な機器をご説明します。
まず、車載専用のアンテナを取り付ける場合です。
<必要な機器>
・テレビ本体
・車載専用の地デジアンテナ
・車載専用のチューナー
キャンピングカーでテレビを見るためのアンテナは、車載専用のものをおすすめします。
家庭に付けるアンテナと違い、キャンピングカーは移動しながら電波を受信します。
仮に家用のアンテナをキャンピングカーに付けるとしたら、移動するたびにチャンネル設定が必要になります。
そこで、車載専用のアンテナを使うことで自動的に電波調整をしてくれるのです。
車載専用のアンテナとチューナーは、4×4という仕様になっています。
これは、4つのアンテナで受信した地デジの電波を4つのチューナーで処理する方式です。
そうすることで、走行中でも安定した電波でテレビを見ることができるのです。
次に、カーナビの電波を切り替えてテレビを見る場合です。
<必要な機器>
・テレビ本体
・カーナビ(テレビ機能付き)
・映像出力ケーブル
・HDMIケーブル
カーナビの出力端子からテレビ本体にケーブルをつなぎます。
そして、車載専用アンテナを付ける方法と同じく、地域が変わってもチャンネル設定をし直す必要はありません。
しかし、前項でも触れましたが、目的地に到着してキャンピングカーのエンジンを停止し、カーナビの電源を切ってしまうとテレビも見れなくなるというデメリットがあります。
PCやスマホ、タブレットでテレビを見ることもできる!
地デジなどの電波を受信してテレビを見る方法の他に、PCやスマホ、タブレットなどでデータ通信を利用して見る方法もあります。
キャンピングカーにテレビを置くほどでもない、という方にはおすすめです。
Wifiを利用して、リアルタイムでテレビを見ることもでき、自宅で録画した番組を見ることもできます。
録画した番組を見るには、データ通信に対応したHDDレコーダーからPCやスマホ、タブレットに録画データを転送します。
HDDレコーダーは、ソニーの「ナスネ」やパナソニックの「ディーガ」などを使う人が多いようです。
リアルタイムでテレビを見る場合は、地域によってはWifiが繋がりにくいところもあります。
また、大きなデータ通信量が必要になるので、Wifiの契約状況も確認しておきましょう。
キャンピングカー用のおすすめテレビアンテナとチューナー
前述したように、キャンピングカーで地デジ放送を受信するためには、車載専用のアンテナとチューナーが必要になります。
ここでは、キャンピングカーで地デジ放送を受信するための、おすすめのアンテナとチューナーをご紹介します。
どれを選んだらいいのか迷っている方は、参考になさってください。
<DIAMOND 無指向性地デジアンテナDACP-225>
・周波数 UHF13ch~62ch
・利得 17dB(+-3dB)
・動作電圧 10~26V(12V、24V車対応)
・寸法 223W×223D132H
・重量 560g
軽量でコンパクトな地デジアンテナです。
高性能な受信アンプが内臓されているので、安定した受信が可能になります。
車載用に設計されているので、防水、振動にも強いのも魅力です。
デザインもシンプルなので、見た目もおしゃれです。
<DIAMOND 車載用地上波デジタルテレビ用チューナーDACP-AT2×2>
・HDMI出力搭載
・4チューナー・4アンテナ仕様
・自動チャンネルサーチ機能搭載
・エリア自動切替機能搭載
・フルHDのデジタル高画質出力
受信感度アップが実現できる地上波デジタルテレビ用チューナーです。
フルセグとワンセグの自動切換ができ、マグネット式のロッドアンテナが4本付属で付いています。
HDMI対応で受信感度が高いので、高画質の画面が期待できます。
また、USBメモリ(別売り)を装着すれば、簡易録画も可能になります。
キャンピングカーに適した低消費電力のおすすめテレビ
キャンピングカーに取り付けるテレビを選ぶとき、最初におさえておきたいポイントは次のとおりです。
・消費電力が低いこと
テレビが消費する電力は、キャンピングカーのサブバッテリーを有効利用します。
消費電力は少ないに越したことはありません。
・視野角が広い
キャンピングカーの席配置はさまざまです。
どの角度からも同じぐらいの画質で見れるものがおすすめです。
以上の点を踏まえて、キャンピングカーに取り付けるおすすめのテレビをご紹介します。
<オリオン NHC-191B>
・型 19V
・本体寸法 43.8W×13.7D×29.3H(cm)
・本体重量 2.2kg
・定格消費電力 25W
・待機時消費電力 0.35W
・視野角 水平88度/88度、垂直88度/88度
・画素数 1366×768
・受信放送 地上デジタル放送
・壁掛け 可
シンプル機能で低消費電力が魅力の地デジ専用テレビです。
フレームがスリムで画面が際立つスタイリッシュなデザインです。
国内メーカーで価格も手頃なのも魅力です。
防水仕様で持ち運びもできる!小型のおすすめテレビ
キャンピングカーに大きなモニターを固定せず、小さめのモニターを自由に持ち運びたい人におすすめのテレビをご紹介します。
<パナソニック プライベート・ビエラUN-10T8>
・型 10V
・モニター本体寸法 25.4W×3.5D×17.9H(cm)
・チューナー本体寸法 20.4W×14.5D×4.3H(cm)
・HDD内蔵
・4段階角度調節、引っ掛け対応
・タッチパネルかんたん操作
・受信放送 地上デジタル放送、BS・CS対応
・防水仕様
・バッテリー搭載(最長約3.5時間視聴可)
チューナーとモニターが無線接続で、間に障害物などがなければ最長35m程離れた場所でもモニターでテレビを見ることができます。
また、防水仕様なので、アウトドアではもちろん、キッチンやお風呂でも使うことが可能です。
さらに、約3.5時間視聴できるバッテリーも搭載、かんたんタッチパネル操作、HDD録画再生など、機能性に優れたテレビです。
キャンピングカーで行くレジャーでも、テレビを有効に活用したい方にはおすすめです。
キャンピングカーでもテレビでゆったりとした時間を楽しもう!
キャンピングカーにテレビを取り付ける方法とおすすめのアンテナやテレビをご紹介してきました。
移動中の後ろ座席、キッチンでの調理中、寝る前のまったりタイムなど、ちょっとした時間にテレビがあればとても便利です。
キャンピングカーで市販のテレビを見る方法は2通りありましたが、どちらの方法にするかはそれぞれの考え方次第です。
本格的なテレビまで必要ないという人は、HDDレコーダーとタブレットで録画した番組を見ることもできます。
それぞれに合った方法で、キャンピングカーでのテレビタイムを楽しみましょう。