キャンプは、色んな人が色んな目的を持って行うものです。
最小限の荷物とギアで、大自然を味わいながらキャンプするもよし、自分のお気に入りのギアを揃えてキャンプを楽しむのもよしです。
スノーピークは数あるアウトドアブランド中でも特にデザイン性に優れ、キャンプを雰囲気あるものにしたいユーザーに人気です。
今回は、そんなスノーピークのギア「ノクターン」の火がつかない時の原因と対処法をご紹介します。
日本のアウトドアブランド「スノーピーク」とは?
アウトドアのギアを扱うブランドはたくさんあります。
その中でも、スノーピークは日本発のアウトドアブランドです。
そんなスノーピークの特徴としては、洗練されたデザインと高い品質を誇るギアの数々です。
そんなスノーピークのギアには保証書がありません。
保証書が無くとも理念に沿って対応するという姿勢を貫いています。
例えば、購入した「ノクターン」に火がつかないなどの初期不良があれば、スノーピークに連絡すれば無償で修理・交換に応じてくれます。
また、スノーピークはアフターサービスもしっかりしています。
一例をあげるとしたら、シュラフのクリーニングサービスです。
大きくて洗うのが手間なシュラフは、そのまま使い続けていると汗と塩分で購入時にあったふっくら感が段々となくなっていきます。
そんな時は、スノーピークのシュラフクリーニングサービスに依頼してみましょう。
スノーピーク独自の技術を駆使して、シュラフのふっくら感が戻ってくることでしょう。
オプションとしてダニ駆除や撥水加工も選択できます。
スノーピークの「ノクターン」の特徴
スノーピークの「ノクターン」は優しい光を放つガスランタンで、デザイン性が高くインテリア色の強いギアです。
そのため、アウトドアギアは実用性重視というより、雰囲気や少しオシャレなものも楽しみたいという方に向いています。
ノクターンは、本体は手のひらサイズの小さなものです。
それを、OD缶に連結させてガスを通し火を灯します。
基本的に炎の大きさはグローブと呼ばれる筒から出ないように調整するため「ロウソク」ほどです。
炎が小さいからといってグローブから炎を出して最高火力にしてしまうと煤が出るなど、火災の危険があるため避けましょう。
また、ガスカートリッジの大きさ関係なく連結することができます。
しかし、ガス缶があまりに大きいとノクターンとのバランスが合わなくなってくるため、110のサイズが望ましいですね。
ノクターンで使用するガスは1時間に7グラムほどで、エコな仕様となっています。
そして、ノクターンは購入するとプラスチックのケースがついてきます。
そのおかげで、グローブの部分がガラス製でも持ち運びは安心です。
キャンプでノクターンを使用する時に、ノクターンに火がつかない場合があります。
そんな時は焦らず、ガス缶からちゃんとガスが出ているか音や臭いで確認しましょう。
スノーピークのノクターンの楽しみ方
ノクターンは、その洗練されたフォルムと灯す炎の揺らめきや淡い光を楽しむギアです。
具体的には、キャンプでテーブルランタンとして使用します。
周囲が暗闇で星の光しかなく、テーブルにはランタンの淡い光だけというロマンチックな雰囲気を作るのもいいですね。
また、ロマンチックとはいかないまでも、せっかくのキャンプに無粋なライトを持ち込みたくないという方にもおすすめなギアです。
ノクターン本体は、細い筒状のフォルムをしておりスタイリッシュなデザインをしています。
しかし、ガス缶がどうしても雰囲気を壊してしまうなどの問題があれば、ガスカートリッジカバーを使用しましょう。
ガスカートリッジカバーには色んな種類があり、きっと好みのものが見つかるはずです。
もし、裁縫が得意の方であれば自作するのも面白いですね。
また、ノクターンの火をつける時に「ライター」を使用するとライターの火が点火場所に届かなくて苦労するかもしれません。
スノーピークのノクターンの火をつける際には、着火ライターを用意するほうがベターです。
そうすれば、ノクターンに火がつかない事態を回避することができます。
ノクターンに火がつかないのは何故?
スノーピークのノクターンを使用しようとすると、「火がつかない」というトラブルに遭った方もいらっしゃるでしょう。
ノクターンに火がつかない理由は以下のようなことが考えられます。
・ガス缶が開いていない
・着火口に火が届かない
・ガス缶を開ける操作と火力調整のツマミを間違えている
・外気が冷えている
ガス缶が開いていなかったというのは、案外やりがちなものです。
ノクターンを扱う以前に、ガス缶がキチンと開いているか否かは確認しましょう。
そして、着火口に火が届かないというのも、意外に多い事例です。
それというのも、ノクターンの着火口はグローブの下部にあるのですが、その形状が火を差し入れるためには少々やりづらいためです。
ノクターンへの着火は、ガス缶にノクターンが取り付けてある状態で行います。
ノクターンについている器具栓ツマミをひねってガスを出し、火を近付けて引火させます。
その時、火が上手くガスに引火しない場合、ノクターンに火をつけるために着火ライターなどを近付けなければなりません。
そして、着火ライターから出た火は着火すると上を向く性質があります。
そんな火の性質もあり、ノクターンの下部の斜め部分に火を差し入れることはコツを掴まないと難しく感じる時もあるでしょう。
しかし、ガス缶が正常であれば基本的にすぐに着火します。
ここで、注意しなければならないことは、火がつかないからといって器具栓ツマミを開けたまま何度もトライすることです。
器具栓ツマミを開けたままにするとガスが出たままになってしまいます。
そのため、何度かチャレンジする時はその度に器具栓ツマミを開け閉めしましょう。
ノクターンに火がつかない場合の対処法とは?
スノーピークのノクターンは小さな炎を灯すギアですが、一歩間違えば漏れ出たガスに引火するなどということもありえます。
まずは、落ち着いて点火までの手順をおさらいし、器具栓ツマミを一旦閉めてやり直しましょう。
そして、正しい手順でやり直し、それでも火がつかない時は外的要因も考えてみましょう。
実は、外気が冷えていて、それによりガス缶も冷えている場合は火がつきにくいことがあります。
ガス缶には、それぞれ内部に入っているガスの種類ごとに沸点が異なります。
そのため、寒冷地で沸点の低い通常タイプのガス缶を使用すると火がつかなかったり、ついても炎が小さかったりするなどの不具合がでます。
ガスの種類の中では、プロパンの混合率が高いガス缶は寒冷地に向いているといえます。
スノーピークのショップに行くと、大体2種類のガス缶が販売されています。
それは、通常使用のノーマルタイプと炎の力が強いハイパワータイプの2種類です。
ノクターンを使用する際に、通常の気候であれば通常のガス缶を使用し、寒い時はハイパワータイプを選んでみるといいかもしれません。
それでも火がつかないのであれば、初期不良も視野に入れてみましょう。
どうしてもつかない!そんな時はスノーピークの修理サービスへ
スノーピークのノクターンの火がどうしてもつかない時は、初期不良の可能性があります。
しかし、すぐにスノーピークに問い合わせる前に自分のギアが新しいものか古いものかも一度考えてみて下さい。
例えば、ノクターンのようなシンプルなギアでも何度か使用していくと水分やホコリ・ゴミなどが目詰まりの原因となる場合があります。
使用していくうちに金属部分が錆び、それが原因となって故障する場合もあります。
そのため、いかに短時間の使用であっても、使用する度に点検・清掃をしましょう。
スノーピークの保証サービスは、初期不良にのみ永久保証で対応してくれます。
これは、初期にまれにある製造上の欠陥などが該当します。
初期不良にのみ、無償で修理・交換に対応してくれます。
そのため、何度か使用したのち使えなくなってしまったなどの場合には、無償対応ではなくなる可能性が高いので注意しましょう。
また、壊れたかもしれないからといって安易に分解・再組立てをしてはいけません。
例え初期不良であっても、少しでも分解してあると修理・交換に対応してもらえないためです。
ノクターンの火がつかない時は焦らずに最初からやり直そう!
スノーピークのノクターンをキャンプシーンで使用すれば、優しい光でキャンプサイトを包み込んでくれます。
しかし、火がつかないというトラブルも起こる場合があります。
そんなときは、焦らずにガス栓を閉めてから、ご紹介した方法を参考にして対応しましょう。
また、スノーピークでは初期不良には永久保証がつき、そのほかの故障やメンテナンスも対応してもらえますので安心してキャンプライフを楽しみましょう。