ヒルバーグの「サイタリス」の魅力とブログでの評判をご紹介

最終更新日:2019/06/17

皆さんは「ヒルバーグ」というブランドをご存知でしょうか。

アウトドア好きなら一度は耳にしたことや見たことのあるブランドではないでしょうか。

展開されているアイテムの知名度、信頼度、品質は、トップレベルのテントブランドです。

今回は、ハイエンドテントの定番ブランド「ヒルバーグ」から、屈強なドーム型テント「サイタリス」をご紹介し、ブログでの評判にも触れていきます。

「サイタリス」を製造・販売する「ヒルバーグ」とは?

今回ご紹介する「サイタリス」の製造・販売元である「ヒルバーグ(=HILLBERG)」とは、スウェーデンのテントブランドです。

1971年に森林管理官をしていたBo Hillberg氏によって設立され、その後も変わらず家族経営を続けています。

そのヒルバーグも、今日ではハイエンドテントの定番ブランドとして名が知れ渡るほどの一大ブランドに成長しました。

日本でもヒルバーグ製品を見かける機会は多く、ブログ記事や雑誌で取り上げられることも少なくありません。

ハイエンドブランドであるため、「いつかはヒルバーグ」とお考えの方も多いことでしょう。

そんなヒルバーグ製品では「レーベルシステム」と呼ばれる商品分けがなされており、製品選びの目安とすることができます。

用途や性能により、「BLACK LABEL」「RED LABEL」「YELLOW LABEL」「BLUE LABEL」そしてタープやシェルターの「SHELTERS LABEL」という5つの「レーベル」に分かれています。

ヒルバーグの「レーベルシステム」はどのようなものなの?

前の項でご紹介の通り、ヒルバーグ製品は「レーベル」という商品群に分かれています。

各レーベルごとに特徴や使用できるシチュエーションが異なっています。

●「BLACK LABEL」

「BLACK LABEL(=ブラックレーベル)」はヒルバーグ製品で最も過酷なコンディションを想定した製品群で、「最高峰」とも呼べるラインナップです。

今回ご紹介する「サイタリス」も属するレーベルです。

●「RED LABEL」

「RED LABEL(=レッドレーベル)」は、あらゆるコンディションに対応できるオールシーズンテントながら、バックパッキング可能なコンパクト性を持つ製品群です。

「ウナ」や「ソウロ」といったブログ記事や雑誌で見かける機会の多い人気のアイテムが属しています。

●「YELLOW LABEL」

「YELLOW LABEL(=イエローレーベル)」は、軽さとコンパクトさに重きを置いた3シーズンテントの商品群です。

「エナン」のように1.0kgを切るアイテムも属しており、ウルトラライトハイクでも注目されているレーベルです。

●「BLUE LABEL」

「BLUE LABEL(=ブルーレーベル)」は、大型のグループテントを展開するラインナップです。

10名を超える人数を収容できるアイテムも属しています。

●「SHELTERS LABEL」

「SHELTERS LABEL(=シェルターズレーベル)」は、タープやシェルター(簡易型テント)のラインナップです。

ヒルバーグのテント「サイタリス」はどんなアイテムなの?

前の項でご紹介した通り、ヒルバーグテント「サイタリス(=SAITARIS)」は「BLACK LABEL」に属する大型のグループテントです。

「サイタリス」とは、スウェーデンのサレ国立公園にある「サイタリス」という山岳の名を冠しています。

なお、「サイタリス」とは現地の言葉で「槍型」を意味しており、鋭く険しい山であることが覗えます。

この「サイタリス」は、ダブルウォールのオールシーズンテントで、自立式ドーム型テントです。

およそ3畳の広さがあり、これは成人男性4名が横になって就寝できるだけの広さになります。

さらに、およそ1.6畳の前室が大きな特徴で、大型の荷物をそのまま収容することも可能です。

ファミリーキャンプから雪山の遠征、カヌーツーリングなど、幅広い用途で活躍することでしょう。

「サイタリス」の設営の容易さや自立する前室といった特徴が、ブログ記事などでは高評価を得ています。

●「サイタリス」基本仕様

・室内寸法

幅220cm×奥行245cm×高さ125cm

・前室寸法

幅220cm×180cm×高さ94cm

・収納寸法

φ26cm×60cm

・最小重量

5.6kg

・本体価格

¥250,000

ブログで高評価「サイタリス」VSヒルバーグの代名詞「ケロン4」

同じヒルバーグ「BLACK LABEL」に属するテントの中で、「サイタリス」と比較対象となるのは「ケロン4」でしょう。

「ケロン」シリーズは、ヒルバーグの代名詞とされるテントで、1981年の登場から長い歴史を持ちます。

その知名度の高さから、ブログ記事などでも頻繁に名前を見かけるのではないでしょうか。

この「ケロン」は、ヒルバーグで初めてインナーとアウターの結合型構造を採用したアイテムで、今日のヒルバーグテントの礎を築き上げました。

さらに、現在のスタンダードであるシリコンコーティングを施したアウターテントを採用したことで、強度が各段に上がったことは有名です。

「ケロンシリーズ」は2人テントから4人テントまで展開されており、「ケロン4」は4人用のテントです。

「ケロン4」は「サイタリス」と同じダブルウォールのオールシーズンテントで、室内寸法もおおよそ同等です。

両者の大きな違いは、2つあります。

1つは、テント構造の違いです。

ドーム型を採用している「サイタリス」に対して、「ケロン4」はトンネル型を採用しています。

そのため、設営のしやすさに定評があります。

しかし、ドーム型テントの持つ安定性や設営場所の制限の無さでは、ドーム型の「サイタリス」への高評価が多く見られます。

2つ目は、前室の広さです。

「ケロン4」では前室が小さく天井も低いため、少量の荷物の収容が限界でしょう。

「サイタリス」は前の項でもご紹介した通り、広い前室があります。

「サイタリス」でしたら、4名分の装備品を収容するスペースを充分に確保できるでしょう。

「サイタリス」と「ケロン4」では本体価格に¥100,000の差があるため、前室の必要性と予算のバランスを深く検討したうえで購入するとよいでしょう。

ドーム型「サイタリス」とトンネル型「ケロン4 GT」ブログの評判

前の項でご紹介した通り、「サイタリス」と「ケロン4」では前室の広さが大きなポイントとなることをご紹介しました。

「サイタリス」と「ケロン4 GT」ではどうでしょうか。

「ケロン4 GT」とは、「ケロン4」の前室を広くとったロングモデルです。

「ケロン4 GT」の前室は「サイタリス」の前室よりもやや広く、荷物の収容以外にも、自転車やソリの収容も可能です。

なお、ヒルバーグのウェブサイトには「自転車2台を収容可能」という記載もあります。

価格、重量面から、ブログ記事などでは「ケロン4 GT」は高評価を得ています。

前の項でご紹介したような、ドーム型の利点、トンネル型の利点と価格、重量を天秤にかけて選ぶのは非常に難しいセレクトになるでしょう。

購入の際には、よく吟味したうえで判断する必要があります。

そのほかのヒルバーグ製4人用、ブログでの評判は?

ここまでご紹介した「サイタリス」や「ケロンシリーズ」以外にも、ヒルバーグからは数多くのアイテムが発売されています。

この項では、ヒルバーグ製4人用テントについてご紹介します。

●カイタム4

「カイタム4」は「ケロンシリーズ」をルーツに持つテントで、RED LABELに属しています。

この「カイタム4」の最大の特徴は、前室と入口が両サイドにあることです。

そのため、大人数で就寝していても出入りが容易になるほか、通気性能も格段に高くなっている点がメリットと言えるでしょう。

なお、片側の前室をロングに拡張した「カイタム4 GT」のほうが、ブログ記事での評判は高くなっています。

●ナロ4

「カイタム4」同様、「ケロンシリーズ」をルーツとしたテントで、RED LABELに属しています。

「カイタム」と比べるとシンプルな構造をしているため、その軽さが大きな魅力です。

前室を拡張した「ナロ4 GT」も、前室の広さを重視する場合にはおすすめです。

ヒルバーグの大型グループテントの評判は良好

今回はヒルバーグ製テント「サイタリス」とそのほかの4人用テントの魅力や評判をご紹介しました。

どのアイテムも、高評価を得ていること、信頼できるアイテムであることがわかりました。

しかし、ブログ記事の評判はあくまで他人の評価です。

まずはご自身で売り場に足を運び、現物を見て触れてみることが大切です。

そのうえで、自分が想定する使用条件や求められるスペックと予算などを踏まえ、最適なテント選びを心がけましょう。