キャンプや登山で調理をする時に必要となるクッカーですが、モンベルのクッカーの使い勝手はどうなのでしょうか?
モンベルのクッカーはコストパフォーマンスがよいと言われています。
クッカーにも色々な種類がありますので、今回はその種類と、人気のあるクッカー13について覚えていきましょう!
まずはモンベルというブランドについて知っておこう!
モンベル(mont-bell)とは、日本発のアウトドア総合メーカーです。
登山家である辰野勇氏によって1975年に創業され、アメリカとスイスにも現地法人が設立されています。
元々繊維商社で働いていた辰野氏は、繊維の知識をつけることができ、モンベルでは新素材を使用した商品を開発していきます。
初期のヒット商品といえば、アメリカのデュポン社のポリエステル繊維(ダクロン・ホロフィルⅡ)を使った寝袋が有名です。
この繊維を使用した寝袋は、軽量でコンパクトなことから、登山家のあいだで大ヒットした歴史があります。
繊維についての知識が豊富な辰野氏は、その後も様々な登山向けの衣料品を開発していきますが、次第にアウトドア向けのクッカーなどの調理器具の販売もされるようになりました。
モンベルのアイテムは衣料品に限らず、費用対効果に優れているという使用者の意見も多く、世界でも通用する一流のブランドと成長していきます。
今回は、モンベルから発売されている、クッカーについてみてきましょう。
特に人気の「クッカー13」には注目です。
そもそもクッカーとはどんな時に使う?クッカーの使い方
そもそもクッカーとは、キャンプや登山で野外で使用する携帯型の小型調理器具です。
わかりやすくいうと、小型のフライパンや鍋のことです。
取っ手のハンドル部分を折りたたむことができるものが主流で、リュックにいれて簡単に持ち運びのできるものです。
コッヘルとよばれることもあります。
クッカーだけでは調理ができませんので、ガスストーブ(ガスバーナー)と燃料を用意し、その上に載せて、水を沸かしたり、食材を焼いて使用します。
よく使われる使用方法は、登山でカップラーメンを食べるときに、山の上でお湯を沸かすことに使われますが、最近では「山飯」という流行もあり、山の中で料理をするために使用されることが増えてきました。
お米を炊いたり、インスタントラーメンを作ったり、使い方は無限大です。
クッカーにも色々なサイズや素材があり、今回注目のモンベル製のクッカー13は、コンパクトで1人~2人分の調理をするのにちょうどよいサイズでもあります。
ところで、このクッカーの名前についている13という数字にはどんな意味があるのでしょうか?
次に、クッカーの名称について覚えてきましょう。
覚えておくと、クッカーを購入する際にも役立ちます。
クッカーの名前についている13や14の数字の意味は?
モンベルのクッカーには名前の後ろに13や14といった数字がついています。
この数字の意味は一体なんでしょうか?
モンベルのクッカーには以下の種類があります。
・アルパインクッカー スクエア13
・アルパインクッカー スクエア12
・アルパインクッカー14
・アルパインクッカー16
・アルパインクッカー18
・アルパインクッカー20
・アルパインクッカー ディープ11
・アルパインクッカー ディープ13
全てのクッカーの名前には、名前の後ろに数字がついていますが、この数字は「クッカーの内径のサイズ」です。
例えば「アルパインクッカー 14」は内径が14cmです。
カタログには「本体:φ14.8×高さ8.0cm 蓋:φ14.6cm」と記載がありますが、「φ」(ファイ)は、直径を表しますので、本体の直径は14.8cm、内径が14.0cmですので、鍋の厚みは0.8cmということがわかります。
店頭で実物をみてから購入する場合はよいのですが、インターネットで購入する場合は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは次にそれぞれのクッカーについて、詳しくみていきましょう。
モンベルのクッカー13の種類と、使い勝手のよさを知ろう!
今回注目のモンベルのクッカー13には2種類があります。
まずは「アルパインクッカー スクエア13」です。
スクエア型の特徴は、四角い形でインスタントラーメンがすっぽり入り、調理しやすい形です。
サイズは、幅14.2cm×奥行き14.2cm×高さ8.6cm 200g 0.9Lです。
スクエア型は持ち手の2本のハンドルが直線になるので、握りやすく安定しており、角があるのでお湯の注ぎ口ができます。
インスタントラーメンを作るのに便利なタイプです。
次に「アルパインクッカー ディープ13」ですが、これは蓋が深いタイプで、蓋も鍋や食器として使用できるメリットがあります。
また、1サイズ小さい、「アルパインクッカー ディープ11」を中に収納することもできますので、かさばりやすいクッカーをコンパクトに収納することができます。
「アルパインクッカー ディープ13」のサイズは、本体:φ14.5cm×高さ11.0cm 蓋:φ13.5cm×高さ6.5cm 263g 本体:1.00L 蓋:0.61Lです。
どちらもアルミニウム製で、火が通りやすく、クッカーの内側にはメモリがついていますので、調理がしやすいつくりになっています。
アルパインクッカーは13の中に11を収納することができるので、セット販売もされています。
また、単品で購入したときの参考価格をご紹介します。
【アルパインクッカー ディープ13】
参考価格:2,500円+税
【アルパインクッカー ディープ11】
参考価格:2,100円+税
単品で購入したときの参考価格は以上の通りですが、「アルパインクッカー ディープ13」と「アルパインクッカー ディープ11」をセットで購入すると、4,000円+税(参考価格)ですので、断然お得です。
それでは次にクッカー13以外の詳細を確認していきましょう。
モンベルのクッカー13以外にはどんな種類があるの?
まずは「アルパインクッカー スクエア」についてみてみましょう。
アルパインクッカー スクエアには「13」のほかに「12」があります。
サイズは幅13.0cm×奥行き13.0cm×高さ7.9cm 163g 0.8Lです。
「13」と「12」はセット販売もされており、単品で購入するよりもお得な価格設定になっています。
まず、単品で購入したときの参考価格をご紹介します。
【アルパインクッカー スクエア 13】
参考価格:2,900円+税
【アルパインクッカー スクエア12】
参考価格:2,700円+税
「アルパインクッカー スクエア 13」「アルパインクッカー スクエア12」をセットで購入すると5,200円+税(参考価格)です。
次に「アルパインクッカー」ですが、スクエア型にはないサイズのバリエーションです。
14・16・18・20の4種類で、サイズは以下のとおりです。
・アルパインクッカー14 本体:φ14.8cm×8.0cm 蓋:φ14.6cm 184g 0.80L
・アルパインクッカー16 本体:φ17.5cm×10.4cm 蓋:φ17.5cm 244g 1.50L
・アルパインクッカー18 本体:φ19.0cm×12.3cm 蓋:φ19.0cm 341g 2.00L
・アルパインクッカー20 本体:φ21.3cm×14.5cm 蓋:φ21.4cm 403g 3.00L
アルパインクッカーもセット販売がありますが、クッカーとフライパンがセットになったものです。
複数の組み合わせがあり、やはり単品よりもセットで購入したほうがお得です。
次に「アルパインクッカー ディープ」ですが「13」のほかに「11」があります。
「アルパインクッカー ディープ 11」のサイズは、本体:φ12.7cm×10.0cm 蓋:φ12.0cm×6.0cm 219g 本体:0.75L 蓋:0.43Lです。
モンベルのクッカーは様々なサイズがありますので、登山用にはコンパクトな小さいタイプ、キャンプでは数人分まとめて調理ができる大きなタイプなど、用途によって選ぶことがでいるラインナップになっています。
使用環境で選ぼう!クッカーの種類別のメリットデメリット
モンベルのクッカーは「13」以外も全てアルミニウム製ですが、アルミニウム製は軽量で熱の伝導性にもすぐれているというメリットがあります。
ただし、強度は弱いので、強い力が加わると変形してしまう可能性があります。
モンベルでは扱いがありませんが、モンベルの他にも以下のような素材のクッカーも存在します。
・ステンレス製
家で使用する鍋と同じ素材です。
比較的想像しやすい素材かと思いますが、強度がありますので簡単に破損するようなことがありません。
ただし、重たいため登山に持っていくには不向きであるといえます。
・チタン製
強度があり軽くて丈夫なため、荷物を軽くしたい登山にはおすすめですが、熱の伝導性が悪く、すばやく調理したいときには不向きです。
また、表面の塗装が剥げると焦げやすいため、調理方法には注意が必要です。
これらのメリットデメリットをみると、モンベルのクッカーはアルミニウム製なので登山に大変向いている素材なのでおすすめです。
荷物の重さを気にしない、キャンプなどの場合には、強度もあり手入れの簡単なステンレス製もおすすめです。
ここで選ばれにくいチタン製ですが、チタン製特有のメリットがあります。
保温性が高く、丈夫で長持ちをするメリットがあります。
料理が冷めにくいため、ゆっくりと食事をしたいときにはチタン製もおすすめです。
それぞれのメリット、デメリットがありますので、使用する場所や環境によって、適切なものを選べるといいですね。
モンベルのクッカー13は手頃なサイズ感で使いやすい!
モンベルのクッカーについてご紹介していきましたが、クッカー13は1人もしくは2人分の調理には手頃なサイズ感です。
素材の特徴からも、登山に向いていますので、1つ持っておくと便利ですね。
クッカーの特徴を覚えたら、今度は適切なクッカーでアウトドア料理を楽しみましょう。