大自然の中で肉や野菜を焼いて食べるバーベキューは、アウトドアアクティビティの代表格です。
いつもと違う環境で味わう食材がとても美味しく感じることでしょう。
それらを味わうのに、塩コショウや市販のバーベキューソースでも充分美味しくいただけます。
しかし、手作りソースで食べるバーベキューもまた格別です。
今回は、おすすめの手作りバーベキューソースのレシピをご紹介します。
包丁要らずのお手軽な手作りバーベキューソース!
最初にご紹介するバーベキューソースの手作りレシピはこちらです。
スーパーやコンビニなどで購入しやすい材料のみで作れるおすすめレシピです。
包丁やまな板を必要としないレシピで、洗い物を少なく済ませる点も大きな魅力でしょう。
火を通す必要もないので、現地でサッと作ることもできます。
作り方は非常に簡単で、トマトケチャップや中濃ソースなどの調味料をボウルでよく混ぜるだけです。
ケチャップとソースに溶け込んだ野菜の甘みと醤油の香ばしさが際立つソースで、こってりした牛や豚、あっさりした鶏、野菜、なんでも美味しく食べられる魔法のソースです。
焼いた食材につけて食べても良いですが、あらかじめ漬け置きした肉を焼く際のソースが焦げる香ばしいにおいさえも美味しく味わえることでしょう。
刻みニンニクを入れて、アレンジすることもできます。
なお、トマトケチャップと中濃ソースの割合はお好みに応じて調整してください。
詳しいレシピは、次の通りです。
●材料(4人分)
ケチャップ(大8)
中濃ソース(大5)
醤油(大1)
砂糖(大1)
胡椒(適量)
●手順
材料全てをよく混ぜるだけで、完成です。
「和風ねぎソース」は魚介類にもベストマッチ!
バーベキューで食べるものというと、肉のイメージが強いかもしれません。
しかも、牛肉や豚肉のような、比較的こってりした肉の印象があるのではないでしょうか。
しかし、バーベキューの楽しみは牛・豚肉だけではありません。
ホタテ・イカ・エビのような魚介類も、バーベキューの主役になり得る食材たちです。
また、さっぱりとした鶏肉も欠かせない食材ではないでしょうか。
そういった淡泊な味わいの食材には、さっぱりとした和風ソースがおすすめです。
作り方は、各調味料をひと煮立ちさせたのち、刻んだネギを入れてとろみが出るまで煮詰めるだけです。
すり下ろしたショウガを入れても良いでしょうし、刻んだニンニクを入れることでガッツリとしたジャンキーな味へ変貌させることもできます。
少量のはちみつを足して鶏肉を漬け焼きにすれば、照りのある甘辛い味を楽しむこともできます。
食材や好みに応じてソースを調整できる点も、手作りソースの利点でしょう。
ソースを火にかける工程があるので、自宅で作ったものを瓶やタッパーに入れて持参すると非常に楽です。
詳しいレシピや食材は、こちらをご覧ください。
●材料(4人分)
ネギ(半分~1本、お好みで)
醤油(大8)
みりん(大4)
お酢(大4)
料理酒(大4)
砂糖(大4)
●手順
1.ネギをみじん切りにします。
2.ネギ以外の調味料を火にかけ、ひと煮立ちさせます。
3.火を弱め、ネギを入れます。
4.少しとろみが出る程度まで煮詰めたら完成です。
アユやマスなどの川魚に手作りレモンソースを使って美味しく食べよう!
アユやマスをバーベキューで食べることに憧れる方もいるのではないでしょうか。
魚を釣ったその場で串刺しにして塩焼きで食べるのも、アウトドアの醍醐味の一つです。
その一方で、川魚特有の味やにおいが苦手という方もいるようです。
この項でご紹介するのは、そういった川魚が不得意な方でも川魚を美味しく味わえるような手作りソースです。
主な材料はレモンの果汁です。
レモン果実を購入して絞っても良いですし、ボトル売りの果汁でも作れます。
レモンの果汁に調味料を合わせるだけで、さっぱりとさわやかな特性ソースが完成です。
レモン果汁が川魚特有のにおいを打ち消すので、食べやすくなります。
もちろん、脂っこい肉をさっぱりと食べる際にも便利なソースなので、途中の気分転換にもおすすめです。
レモン果汁の代わりに、スダチやユズのようなほかの柑橘類を使用しても良いでしょう。
レモンソースで、苦手な川魚を克服してみるのはいかがでしょうか。
●材料(4人分)
レモン果汁(大1.5)
塩(少々)
砂糖(少々)
胡椒(少々)
サラダ油(大2)
●手順
材料全てをボウルなどで混ぜ合わせるだけで、簡単に作れます。
辛い物好き必見! ピリ辛の手作りバーベキューソース
暑い夏のバーベキューに、ピリ辛でスパイシーなバーベキューソースはいかがでしょうか。
辛党の方の中には、「暑い日こそ無性に辛い物が食べたくなる」という方もいることでしょう。
主な材料は、トマトケチャップや中濃ソース、甘辛いスイートチリソースとはちみつです。
市販のケチャップやソースを使用しているので、ただ辛いだけでなく野菜の甘みやコクがしっかりと感じられるソースです。
辛さの調整は、チリパウダーの分量で行ってください。
なお、チリパウダーは少量でも非常に刺激が強いので、辛い物が苦手な方はご注意ください。
作り方はシンプルで、これまでご紹介したソース同様に材料を混ぜ合わせるだけです。
包丁も使わず、ソースを火にかける必要がないので、現地でもささっと作れます。
肉を漬け込んでから焼いても、焼いてからつけても美味しいソースです。
もちろん、野菜にもおすすめです。
この夏のバーベキューは、辛い手作りソースで気持ちよく汗をかいてみませんか。
●材料(4人分)
トマトケチャップ(大6)
中濃ソース(大3)
はちみつ(大3)
スイートチリソース(大2)
チリペッパー(お好みに応じて)
●手順
全ての材料を混ぜ合わせます。
エスニックなバーベキューソースにはパクチーを入れよう!
パクチーがたまらなく好きだという方が一定数いる一方で、まったく受け付けないという方もいることでしょう。
しかし、タイ料理店や焼き肉店で提供されるパクチーソースは、パクチー好きからすれば食材を選ばない万能ソースではないでしょうか。
やや特殊なもののように感じられるパクチーソースも、簡単に手作りできることはご存知でしょうか。
使用する食材はパクチーと、サラダ油、醤油やニンニク、鷹の爪などです。
刻んだパクチーと、調味料類を混ぜ合わせるだけで作れます。
パクチーの強い香りを余すことなく楽しむなら、作りたてのソースで食べることをおすすめします。
チューブや乾燥粉末のパクチーでも充分ですが、より強い香りを求めているのであれば、生のパクチーを使いましょう。
醤油をナンプラーに変えれば、よりエスニックな味わいを楽しむこともできます。
肉、野菜はもちろん、魚介類にもマッチしますし、ラムやシカ肉のような特殊な食材にもよく合います。
ユニークなソースで、いつもとは少し違ったバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。
●材料(4人分)
生パクチー(半束)※チューブの場合は、大3程度
サラダ油(大2)
塩(小0.5)
醤油(小2)
ニンニク(1かけ、チューブ可)
鷹の爪(1本)
●手順
1.パクチー、鷹の爪を細かく刻みます。
2.ニンニクをすり下ろします。
3.全ての食材を混ぜ合わせれば完成です。
「サワークリームソース」を自宅で仕込んでバーベキューに備えよう!
最後にご紹介する手作りバーベキューソースは、やや手間と時間がかかります。
そのため、事前に自宅で仕込みをしておく必要があります。
というのも、今回使用する食材の「サワークリーム」は乳製品の発酵を利用した食材なので、現地でパッと作れるものではないからです。
このサワークリームを作るのに必要なものは、ヨーグルトと生クリームです。
これらを混ぜ合わせ、1日~2日ほど発酵させます。
完成したサワークリームに、レモン汁やパセリなどの調味料・香辛料を混ぜ合わせて完成です。
このソースだけで食べても良いのですが、他のソースと合わせてつけても非常に美味しい一品です。
さっぱりしているので野菜には向かないかもしれませんが、こってりした肉をさっぱり食べるのにおすすめです。
すり下ろした玉ねぎを入れれば、スナック菓子の定番フレーバーにもアレンジできます。
手間と時間がかかったソースを持参して、料理スキルや用意周到なマメさを発揮することもできるかもしれません。
●サワークリームの材料
生クリーム(100g)
プレーンヨーグルト(大1)
●サワークリームの作り方の手順
1.分量の生クリームとヨーグルトを混ぜ合わせます。
2.常温で半日ほど放置し、とろみが出てきたところで冷蔵庫へ入れてください。
3.一晩立ち、固まっていれば完成です。
●ソースの材料
完成したサワークリーム(大10)
塩(少々)
胡椒(少々)
レモン汁(大1)
パセリやローズマリーなど(適量)
ニンニク(1かけ)
●ソースの作り方の手順
1.ニンニクはすりおろしておきます。
2.サワークリームに全ての材料を入れ、良くませたら完成です。
ひと手間かかった手作りソースにチャレンジしてみよう!
お手軽さや簡単さでは、市販のソースにはかなわないかもしれません。
しかし、手作りソースにはそれ以上の魅力が詰まっていますし、好みに応じて調整やアレンジがしやすいことも利点です。
さらに、市販品では得られない満足感や充足感などを感じることもできます。
この夏のバーベキューでは、ひと手間かけて手作りバーベキューソースにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。