高級テント・ヒルバーグ『アクト』に使用者ブログから迫る!

最終更新日:2019/09/29

ヒルバーグのアクトといえば、高級なテントとしてご存知の方もいらっしゃるかと思います。

些細な箇所までこだわりぬいて作られているアクトは高価ではありますが、かなりの過酷な環境でも高い安心感で使えるような一人用テントです。

この記事では、ヒルバーグのアクトを実際に所有されている方の声をブログやSNSなどで集約し、実際の使用感はどうなのかについてお伝えいたします。

いつかは使いたい!ソロキャン用高級テント「ヒルバーグ:アクト」の魅力

ひと口にアウトドアでの寝泊まりに使うテントといっても、市場には様々な特徴や値段の製品が出回っています。

その中で、ひときわ高級なテントとして有名なのが、ヒルバーグ(HILLEBERG)社から販売されているアクト(Akto)です。

アクトは一人が寝泊まりする用の軽量型テントで、非常にコンパクトに折りたためるため持ち運びが簡単だという特徴を持っています。

一般的に、こういった性質のテントは軽い分もろいことが多いというイメージを持たれがちですよね。

しかしながら、アクトは暴風が吹き荒れる中でも野営できるような強度を秘めたテントなのです。

実際に、プロの登山家の中にはアクトを愛用している方がいらっしゃるそうですし、突然の突風でテントが飛ばされてしまうようなハプニングにも、アクトだけは飛ばされずに残ったという話もあります。

以上のように、軽量でコンパクトながらタフだという特徴から、カジュアルなキャンプはもちろん、ツーリングでの旅や過酷な登山まで、シチュエーションを選ばずに使える点がアクトの魅力と言えるでしょう。

この記事ではヒルバーグのアクトについて、その詳細なスペックやブログなどに記された使用者の意見をまとめていきたいと思います。

ヒルバーグから販売されているアクトのスペックは?

まずは具体的に、ヒルバーグから販売されているアクトのスペックを確認してみましょう。

・室内最大高さ:90cm
・フロアの広さ:1.7㎡
・前室の広さ:0.8㎡
・収納状態でのサイズ:φ16.5×52cm
・総重量:1.7kg

以上の数字からはわかりにくいかもしれませんが、アクトを実際に設営してみると、収納状態では非常に軽量かつコンパクトでありながら、完成した状態では存外に広いという印象を受けることでしょう。

そもそもが、大柄な海外の男性でもゆったりと使えるように作られているため、日本人体型であればあまり狭さを感じずに、十分に快適に過ごせるサイズ感になっているのですね。

また、前室が0.8㎡もあるのが便利なポイントで、「前室が十分に広いため、濡れたままの荷物も気にせずに置いておけることが便利」という意見をブログなどで散見しました。

靴の脱ぎ履きやちょっとした煮炊きも行えますから、悪天候で力を発揮しますよ。

更に、グラウンドシートはヘリが垂直に立ち上がっていて、前室から土などを持ち込みにくい造りになっています。

汚れを生活空間に持ち込みたくないのは、万人共通の思いでしょう。

以上のように、細かいところまで気配りがなされた設計がアクトの特徴と言えます。

ヒルバーグのアクトを使っての感想!ユーザーのブログをチェック!

それでは、ブログやSNSで発見した、実際にアクトを使ってみての感想をチェックしてみましょう。

様々なインプレッション報告がありましたが、多く見受けた感想はテント生地の良さについてです。

ヒルバーグ製品のテント生地には、ケルロンという素材が使われています。

ケルロンはナイロン生地にシリコンをコーティングして作られている生地なのですが、非常に撥水性が高いうえに強度があり、劣化もしにくいという特徴があるのです。

一般的なテントは撥水加工したポリエステルでできていることが多いのですが、この撥水加工は加水分解などによって経時的に劣化してしまうため、気づけば雨漏りするような状態になることもあるでしょう。

ケルロンの場合はそういった心配がほぼ無用で、それこそ一度購入すれば一生使えるようなテントだと言えるのです。

また、強度に関しては一般的に使われる生地の4倍の強さを誇ります。

以上の特性を持つ代わりに相場より割高な価格になってしまってはいますが、それだけの価値はあるようです。

使ってわかる機能性!使用者ブログは語る

引き続き、ヒルバーグのアクトについて、ブログやSNSで発見した感想についてチェックしていきます。

アクトは設営や撤収が非常に楽だという意見がありました。

アクトは全ての季節に対応しているだけあって、アウターシートとインナーシートをもつダブルウォールテントです。

しかし、ダブルウォールテントはアウターを設営してから内側にインナーを取り付ける手間がかかる製品が多いので、設営が簡単だといわれても疑問に思ってしまいますよね。

ところが、アクトはインナーとアウターを一体化させた状態で持ち運べるので、設営時にもインナーとアウターが同時に立ち上がりますから、シングルウォールテントと設営の手間が変わらないのです。

登山中に急な雨に見舞われたときにも、以上の利点のおかげであっという間にテントを設営できますから、そういった意味でも安心して使えるテントです。

結露は大丈夫?アクトは通気性もしっかり確保!

一般的に、海外製テントは高温多湿な日本国内での使用には向いておらず、一晩過ごすだけで結露してしまって片付けが大変になるという印象を持たれています。

この点に関して、海外ブランド製であるヒルバーグのアクトはどうでしょうか。

実際のところ、アクトにはベンチレーション窓が3か所ついていて、出入り口もメッシュ仕様ですから、通気性は十分にあるといえるでしょう。

また、ベンチレーション窓は、雨が降っていても吹き込まないようにひさしや角度が工夫されていると所有者ブログに記載されていましたので、どんな天候でも使うことができるようです。

それでも熱気がこもってしまうようなときには、インナーテントを夏用のフルメッシュ仕様のものに取り換えることで、真夏だとしても快適に過ごすことができますよ。

以上のように、海外製ながらも日本国内で十分に快適に過ごせるテントだと言えます。

所有者ブログからわかる!アクトは価格に見合ったクオリティー

ここまで、ヒルバーグから販売されているアクトの使用感はどうなのか、SNSやブログでの所有者の意見を参考にお伝えしてきました。

アクトは非常に軽量でコンパクトでありながらも、暴風に負けないタフさを持っています。

また、特殊なシリコンコートが施されている生地でできているため劣化しにくく、高度な撥水性を長期間キープできるという長所もありましたね。

更に、細かいところまで気配りがなされた設計で作られていて、使用感もとてもいいとのことでした。

例を挙げれば、まずは前室が十分に広いというところです。

汚れた荷物が多くなりがちなアウトドア活動ですから、前室に荷物を置いておけるのは助かる仕様です。

これらの条件をふまえると、アクトの価格は決して高価すぎるとは言えず、一生使えると思うと、むしろ安いとさえいえるのではないでしょうか。

アウトドアで様々なテントを試すのも楽しいですが、最終的にハイスペックなアクトに落ち着いてしまうのもいいかもしれませんね。

ヒルバーグのアクトは高くない!保証された品質をお試しあれ!

ヒルバーグのアクトは高級テントとして知られていますが、その実態に迫ってみると、価格以上に高品質なテントであることがわかりました。

キャンパーの事を考えた細かな気遣いに基づく設計は、実際に使ってみて初めて良さを実感できるものかもしれません。

自分のものにするには勇気がいるかもしれませんが、ぜひ試していただきたいと思います。