自宅の近くに良好な釣りスポットがあれば良いのですが、ほとんどの人は釣りスポットまで移動しなければなりません。
その移動手段として多く使われているのが車です。
釣りは荷物も多くなりがちなので、車があると便利ですよね。
釣りは特殊な荷物を積むこともあるため、釣り仕様に使いやすく車をカスタムしましょう。
今回の記事では、釣りにおすすめの車種も併せてご紹介します。
釣り仕様車カスタムへの第一歩!ロッドの収納
釣りをする人は、自分の車で釣りに行くことが多いと思います。
釣りをするためにはたくさんの荷物を積まなければなりませんし、汚れたものを積んだり、悪路を行くこともあります。
そのため、釣りを始めると「車を釣り仕様にカスタムしたい」と思うようになる人が多いようです。
釣りに向いた車に買い替えられればそれがいちばん理想的ですが、そう簡単に行きませんよね。
買い替える前に、今持っている車を釣り仕様にカスタムしてみましょう。
釣り仕様車へのカスタムは意外と簡単に行えます。
まずは、いちばん困ることが多いロッドの収納です。
釣りに必須のアイテムといえばロッド(釣り竿)ですよね。
ロッドは長さがあり折りたためないため、収納が難しいアイテムです。
ロッド収納の悩みを一気に解決してくれるのが、車載ロッドホルダーです。
設置するのも簡単なので、カスタムパーツとしておすすめです。
設置は、車内の天井部分にロッドホルダーを装着するだけです。
ロッドホルダーの種類はいくつかあり、金属製のフレームを取り付ける本格的なものから、吸盤でガラスに取り付ける簡易的なものまであります。
アシストグリップに取り付けるものもあります。
車にあまり大きなカスタムを加えたくないという場合には、アシストグリップに取り付けるだけのタイプがおすすめです。
ロッドホルダーはサイズの調節ができるものが多いのですが、買ってから取り付けられなかったということがないように、しっかりとサイズや対応車種などを確認してから購入しましょう。
車内を汚さないカスタムで日常使いも
車載ロッドホルダーは、車内の天井部分にロッドを収納するため、日常使いにも邪魔にならないというメリットがあります。
さらに、ロッドを積んだままにもしておけるため、ちょっと出かけた先で時間が空いたときや、ちょうど良いスポットを見つけたときにも釣りができます。
しかし、準備もなしに釣りをするのは大変だし、車内が汚れてしまうと心配される人もいるかと思います。
そんな人におすすめのカスタムアイテムが、ラゲッジスペースに敷く防水シートです。
普段から敷きっぱなしでも問題ありませんし、濡れたものや汚れたものを積んでも車を汚すことがないため、安心して荷物が積めます。
突然釣りがしたくなったときも、道具さえあれば釣りに行けますね。
汚れたら取り外して洗えば良いので、衛生的でもあります。
ラゲッジスペースの防水シートは、純正品であればぴったり装着できますし、純正品でなくてもさまざまなタイプのものが販売されています。
こちらも、車種やサイズなどを確認して購入しましょう。
また、もうひとつおすすめのカスタムアイテムが、防水シートカバーです。
運転席や助手席に装着すると、濡れたままでも車に乗ることができます。
いろいろなポイントを釣りをしながら回る立ちこみ釣りも、これなら気軽にできますね。
釣り仕様車とはいっても、多くの人は日常使いにも車を使います。
そのため、車を釣りで汚さない工夫をすることは、とても大切です。
濡れた釣り道具もこれで安心して車に積める!
やはり釣りをすると道具が汚れたり臭いが付いたりしてしまいます。
防水シートを敷いていたとしても、魚の臭いやエサの臭いは気になるものです。
もし、魚の汁が垂れて車のシートに付着してしまった場合、その臭いを取ることはなかなかできません。
魚の臭いは強烈なので、それは嫌ですよね。
それを防ぐためにも、「バッカン」を積んでおくことをおすすめします。
バッカンは、釣りで使われるEVA素材のボックスのことです。
柔らかいうえに防水性が高く、しかも軽い素材なのでさまざまな釣りの用途に使うことができます。
水を汲むこともできる防水性もありますので、車に置いておけば何かと役に立ちます。
軽いというのも車の負担にならなくて良いですね。
バッカンを積んでおくだけなので、車のカスタムとまではいえませんが、あると便利なアイテムです。
バッカンでなくても、汚れても良い収納かごであればOKです。
折りたたみができるタイプの収納かごであれば普段から積みっぱなしにしておけますが、中に入れたものの汁が漏れないようなかごを選びましょう。
やっぱり釣り専用の車が欲しい
さて、簡単に釣り仕様車にカスタムするためのアイテムをご紹介してきましたが、やはり本当は釣り専用車が欲しいですよね。
釣り専用車に求められる性能はいくつかありますが、
・荷物の積載量
・悪路走破性
・居住性
この3つをどのようなバランスにするのか、というのがポイントになってきます。
これは、どのような釣りをしたいのか、という部分でもあります。
特殊な釣り具やボートを載せたいのであれば積載量を優先したいですし、悪路を行くことが多いのであれば走破性が必要です。
また、深夜や早朝に出かけて車中泊をしながら釣りを楽しむ人であれば、居住性もある程度は必要になってきます。
このように、どのような釣りスタイルなのかによって、車の選び方も変わってきます。
悪路も行ける!自分仕様車にカスタムしよう
それでは、釣りにおすすめの車種をご紹介していきます。
■SUZUKI(スズキ) ジムニー
世界中で人気の高いスズキのジムニー。
軽の四駆の代表格です。
四駆ですので、悪路も何のそのの走破性が魅力です。
カスタムパーツも豊富なので、カスタムしながら自分仕様にしていくのも楽しいです。
ただし、車内のスペースはあまり広くないため車中泊は難しそうです。
■SUBARU(スバル) フォレスター
悪路での走行性を高めるXモードが搭載されており、走破性は十分に持っています。
また、アイサイトによる自動ブレーキシステムも搭載しているため、事故防止にも役立ってくれます。
■TOYOTA(トヨタ) ハイエース
荷物の積載量が抜群です。
もはや業務用といっても良いくらいの積載量です。
快適性もあり、車中泊もラクラクです。
■HONDA(ホンダ) ステップワゴン
積載量もありしかもコンパクトなため、日常使いもしやすい車です。
リヤゲートをドアのように横開きもできる仕様車もあり、小さな荷物も取り出しやすいメリットがあります。
軽自動車でも快適な釣り旅ができる!
軽自動車は悪路走破性は低いものの、燃費の良さや維持費の低さが魅力的です。
税金や高速料金の安さもうれしいですよね。
最近では積載性や居住性の高い軽自動車も多く、釣りに使える軽の車種も多いです。
続いては、釣りにおすすめの軽自動車をご紹介します。
■DAIHATSU(ダイハツ) ウェイク
軽自動車とは思えない車内空間の広さが魅力です。
アウトドアをするためのオプションパーツも多く、自分仕様にカスタムもできます。
釣りのためのロッドホルダーなどもあります。
天井が高いので、車内での作業や車中泊も快適です。
■SUZUKI(スズキ) ハスラー
キュートなデザインと豊富なカラーバリエーションが魅力のハスラー。
街中でもさまざまなカラーのハスラーを見かけます。
見た目だけでなく機能も充実していて、4WDと高めの車高により悪路にも強いです。
■HONDA(ホンダ) N-BOX
床が低いのが特徴で、重いものを積み込みやすくなっています。
オプションパーツが豊富なので、カスタムを楽しむこともできます。
簡単なカスタムで釣り仕様車にできる
釣り専用車は憧れではありますが、多くの人にとって現実的ではありません。
しかし、今回ご紹介したカスタムであれば、お持ちの車に簡単に取り付けられますし、取り外しもできます。
これであれば家族からもあまり嫌がられないのではないでしょうか。
汚れや臭いが車についてしまうと、普段使いがしにくいですよね。
汚れ対策とともに、臭い対策もしておくのもおすすめです。