入手しやすく使いやすい釣り餌『イカ』!どんな魚が釣れる?

最終更新日:2019/10/24

食卓にもお馴染みで、スーパーでも手軽に買える『イカ』は、釣り餌としても優秀だということをご存知ですか。

安売りしているときに一杯丸ごと下処理しておけば、かなり使える釣り餌になります。

釣り用の餌は海釣りには必要なものですが、意外とコストがかかるものです。

「釣りのコストを少しでも下げたい」そんなときはスーパーで安売りしているイカを使ってみませんか。

釣り餌におすすめ!スーパーのイカ

釣りを始めると、道具以外にも釣り餌に意外とお金がかかることに驚きます。

釣り道具は一度揃えれば何度も使うことができますが、釣り餌はそういうわけにはいきません。

毎回用意しなければならず、しかも消耗品なので思ったよりも出費がかさむのです。

釣りを楽しむためには、できるだけ1回の出費を安く抑えたいですよね。

そこでおすすめなのが、スーパーで売っている『イカ』です。

イカの刺身やイカそうめんなど、スーパーの鮮魚売り場で必ず見かけますよね。

しかし、おいしそうなイカの刺身を釣り餌にするのはもったいないものです。

狙うのは、賞味期限間際のセールになっているイカです。

30%オフや50%オフなどのシールが貼られたら、そこが狙い時です。

購入したあと、すぐに処理して冷凍しておけば、釣り餌として重宝します。

短冊状にカットされているものは、そのまま小分けにしておけば釣り餌として使いやすく最適です。

スーパーでしたら近所にありますので、わざわざ釣りの専門店まで行かなくても釣り餌が手に入るのもうれしいですよね。

ほかにもあるスーパーで手に入る釣り餌

イカ以外にもスーパーで手に入る釣り餌はたくさんあります。

【青魚】

・イワシ
・サンマ
・アジ
・サバ

刺身や切り身、一匹丸ごとなど、スーパーでもよく手に入る魚です。

サバの短冊は釣り餌としてよく使われます。

安くなっているときに一匹丸ごと手に入れて、さばいて下処理してから冷凍しておけば釣り餌として重宝します。

【小魚】

・ワカサギ
・キビナゴ

大物を狙いたいときに使うのがおすすめです。

一匹丸ごとで新鮮なものを使うと、餌持ちが良いですよ。

【貝類】

・アサリ
・ホタテ

魚は貝を捕食するため、アサリは釣りの餌に適しています。

ただ、針に着けにくいため投げ釣りでは取れやすい点に注意が必要です。

【エビ】

・サクラエビ
・クルマエビ
・シバエビ

オキアミのように使うことができます。

ただ、値段によっては普通の釣り餌を買った方が安上がりになることもあるため、スーパーの安売りのときを狙うことをおすすめします。

釣り用の餌との違いは何?

釣り餌は、釣り具などを販売している専門店でも手に入ります。

釣り用の餌として、「虫餌」や「オキアミ」、もちろん「イカの切り身」もあります。

イカの切り身などはスーパーでも売っていますが、釣り専門店で販売しているものと何が違うのでしょうか。

一般的に、釣り用の餌として販売されているものは、食用とまったく違った加工がなされています。

具体的には、すぐに腐らないように防腐処理が施されていたり、針持ちが良くなるような加工が施されていたりします。

また、餌の食いつきを良くするためにアミノ酸や集魚剤を染み込ませたり、着色してあるものもあります。

このような加工がされているため、一般的に釣り用の餌は少し価格が上乗せされています。

スーパーで売られている刺身などは、釣りの餌として使うことはできますが、何の加工もされていないため、餌持ちが悪かったり、針持ちが悪かったりします。

釣りの最中に針から外れてしまったり、腐ってしまったりということが起こりやすいのです。

こういったことが気になるようでしたら、釣り専門店で販売している釣り用の餌を購入した方が良いかもしれません。

イカを釣り餌に使うメリット

スーパーで手に入る釣り餌として、はじめにイカをおすすめしましたね。

イカをおすすめするのは、値段や手に入れやすさだけでなくそれ以外にも利点があります。

前項で、スーパーでお刺身として売っているものは釣り用の餌とは違い、餌持ちが悪いとお話ししましたね。

しかし、イカは餌持ちが良いのです。

何度か投げて釣っても切り身がなくならず、そのまま残っているということもあります。

この餌持ちの良さは魅力的ですね。

イカを一杯丸ごとスーパーで買って切り身にすれば、かなりの釣り餌を作ることができます。

イカの胴体の部分を少し太めの短冊切りにすると良いでしょう。

狙う魚によっては切り方を変えて、サイコロ状にしたりそうめん状にしたり工夫をすると良いですよ。

刺身になっているものであれば、そのまま使えます。

ほかにも、イカを釣り餌に使う利点はあります。

釣り餌の見た目が苦手だという女性は多いと思いますが、イカであれば抵抗感は少ないと思います。

そのため、女性にも使いやすい釣り餌です。

冷凍しておけばあまり臭くないという点もうれしいですね。

イカを釣り餌にするとどんな魚が釣れる?

イカの切り身は、さまざまな魚の釣り餌になります。

いくつか見てみましょう。

・マダイ

マダイはイカが好物といわれていますので、マダイ釣りには最適です。

釣り船でもマダイの餌としてイカが使われています。

・チヌ(クロダイ)

底に餌を落としても釣れますし、浮き釣りでも使えます。

切り身以外では、ホタルイカも食い込みが良い餌になります。

・アナゴ

イカを釣り餌にすると、よく釣れるといわれています。

・タチウオ

餌持ちが良いので、遠投のときなどに使えます。

・キス

イカをそうめん状の細い切り身にすると、キスも釣れます。

魚によっては、着色してるものや臭いが強いものの方が反応が良くなります。

そこで、スーパーなどで手に入れた釣り餌を自分で着色できる漬け込み液も販売されています。

おすすめは、【マルキュー/つけ込みにこれだ!!ソフト】です。

イカだけでなく、むきエビや魚の切り身などを浸け込むだけで黄色く着色できます。

集魚力やアピール力を高めることができます。

イカを切ったあと浸け込むだけなので、手軽に集魚力を高めることができますよ。

餌にするだけじゃない!イカ釣りも魅力的

イカは、生でも冷凍でもスーパーで手軽に手に入りますが、ベテランの釣り人の中には釣り餌に自分で釣ったイカを使っているという人もいます。

釣りに慣れてきたら、自分でイカ釣りをしてみるのも良いですね。

イカの生息地は広域で、さまざまな場所で釣ることができます。

堤防、磯場から砂浜など、いろいろな場所で釣ることができるのも魅力です。

ファミリーでの釣りにも最適です。

エギングと呼ばれる手法で釣ることが多く、装備もシンプルなので気軽に出かけられるのもうれしいですね。

必要なのは、基本的にエギという疑似餌と釣り竿、リールだけです。

気を付けるのは、季節です。

イカは、種類によって生息地や産卵期が異なります。

季節に応じてさまざまな種類のイカが釣れるのが魅力ですが、時期によっては釣れないこともあるので、近隣の海はいつがイカ釣りの時期なのか調べておくと良いですよ。

餌持ちが良すぎるので注意しよう!

スーパーでイカの安売りを見つけたら、ぜひ釣り餌におすすめです。

イカの釣り餌はかなり餌持ちが良く、一杯で一年持つという人もいるようです。

安いからと言って大量に釣り餌にしてしまうと、冷凍庫を占領してしまうかもしれません。

まずはイカ一杯を釣り餌にして、使い勝手を試してみると良いですね。

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