ロゴスの飯盒の種類とお米の炊き方について解説

最終更新日:2023/12/26

ロゴスの飯盒の種類とお米の炊き方について解説

今回は、初心者の方に使いやすいと評判のロゴスの飯盒をご紹介します。ロゴスの飯盒を使ったお米の炊き方や、飯盒の種類、そして飯盒で作るキャンプ飯のアイデアをいくつかお伝えします。

ロゴスの飯盒について

日本製で安心のアウトドアブランド「ロゴス」の飯盒は、そら豆の形をした兵式飯盒、円柱の形をした丸型飯盒、ハンドル付きのハンドル付飯盒の3種類のタイプがあり、4〜5合の炊飯が可能です。

飯盒の歴史

もともと飯盒は、兵士が野戦をする時の食事用の容器や調理器具として使われていました。旧日本軍が炊飯用として改良したことで、お米を炊く調理器具としての使用が一般的になりました。

兵式飯盒の形状

そら豆のような形の飯盒は兵式飯盒と呼ばれ、飯盒といえばこの形を想像する方も多いと思います。そら豆のような形になった理由は、ベルトやリュックサックにぶら下げる時に安定させるためと、炊飯時に均一に熱が伝わりやすくするためと考えられています。

飯盒の材質とシーズニング

飯盒はさまざまなメーカーから販売されていますが、形状は兵式、丸型、四角型(メスティン)などがあり、そのほとんどがアルミ製で作られています。また、アルマイト加工がされていない飯盒はシーズニングが必要ですが、アルマイト加工が施されているタイプはシーズニングの必要がありません。ロゴスの飯盒はすべてアルマイト加工が施されているので、シーズニングは不要です。

ロゴスの飯盒は3種類

兵式ハンゴウ

飯盒と言えばこの形を想像される方も多い、そら豆型の飯盒です。最大4合までの炊飯が可能です。
飯盒の重さは約315gで、本体は約2.2Lあるので、お湯を沸かす、また調理をする時に便利です。

丸型ハンゴウ(5合)

丸い円柱型の飯盒です。兵式よりも洗いやすく、他の調理にも応用しやすいところが便利です。寒い時期の鍋料理やインスタントラーメンの調理も楽にできます。

ハンドル付きハンゴウ

兵式ハンゴウの形で、フタにハンドルが付いています。このハンドルが付いていることで、炊飯をしない時はフライパンの役割を果たします。また、立食をする時には、ハンドルを持ちながら食事ができる皿としても使えます。

ロゴスの飯盒で炊飯する方法

ロゴスの飯盒は、兵式と丸型で炊ける炊飯量が違います。そこで、タイプ別にロゴスの飯盒でお米を炊く時の方法をご紹介します。今回は、4〜5人家族を想定した量でご案内します。

お米を炊く前の準備

米の量り方

  • 兵式飯盒:なかご(中ブタ)にすり切りいっぱいで2合
  • 丸型飯盒:なかご(中ブタ)にすり切りいっぱいで2.5合

米を研ぎ30分〜1時間ほど浸水させる

  • 兵式飯盒:本体内側の2つの目盛りの下の段まで水を入れます(下段が2合、上段が4合用の水の目盛です)
  • 丸型飯盒:本体内側の2.5合と記されてる位置まで水を入れます

お米を炊く

  1. どちらのタイプの飯盒もフタと中ブタをして、コンロや火種の上に置きます
  2. 強めの中火にかけて沸騰したら弱火にし、お米が焦げるような香り、またはパチパチと音がしたら火を止める、または下ろします  
  3. 飯盒のフタをしっかりと抑えながらひっくり返して10〜15分ほど蒸らしたら完成です 

飯盒をひっくり返すときは必ず軍手などをつかいましょう。また、ひっくり返すのが面倒な時は、そのまま蒸らしてもOKです。今回は2〜2.5合の炊き方でしたが、それ以外の量を炊飯する時は、飯盒の取扱説明書で確認をしましょう。

飯盒でお米を炊きながら同時にできること

飯盒のなかご(中ブタ)は、1人分のレトルトカレーを入れて炊飯と同時に温めることもでき、やきとり缶と溶き卵を入れて炊飯をすると親子丼が作れます。また、ご飯と一緒に汁物がほしい時は、なかごに水と味噌、もしくは鶏がらスープの素やコンソメスープの素を入れて、わかめなどの好きな具材を入れて炊飯すると汁物が完成します。

さらに、基本の炊飯に慣れてきたら、炊飯をする時に好きな具材を入れて、炊き込みご飯にする方法もおすすめです。

ロゴスの飯盒でお米を炊くときの熱源

飯盒で炊飯ができる熱源は、たき火や炭火、バーナーやコンロ、固形燃料などが使えます。
たき火や炭火での炊飯は火加減が難しいので、強火や弱火の調整は自分の感覚で行わなければいけません。一方バーナーやコンロを使う場合は、火加減の調節がしやすいので、初心者の方はこのような熱源を使うと失敗なく、炊飯ができます。また、固形燃料を使えば、固形燃料が燃焼し終えるまで炊けばよいので、ほったらかし炊飯が可能です。

ロゴスの飯盒でキャンプ飯に挑戦しよう

飯盒の使い方は炊飯だけではありません。
ここで、飯盒を使ってできるキャンプ料理をご紹介します。

おでん

飯盒の深さを利用しておでんを作ってみましょう。飯盒にだしつゆを入れ、好きなおでんの具を串にさして煮るだけで完成します。おでんの具を煮た後の汁はうどんのつゆとして、またはごま油やにんにくを加えてラーメンスープとしても使えます。

ピザ

兵式飯盒を横にして適度なサイズの網を敷いてピザを乗せ、フタをして焼くと、ダッチオーブンを使ったかのようなピザが出来上がります。

パスタ

本体でパスタを茹で、なかごでパスタソースを温めるだけでお子様も喜ぶパスタ料理が作れます。

しゃぶしゃぶ

昆布を入れただしなどを飯盒で沸騰させて、お好きな肉をしゃぶしゃぶしましょう。なかごをポン酢などのタレ用の皿にすると洗いものが減らせます。

蒸し野菜

飯盒に小さな網、もしくはアルミホイルを何個か丸めたものを下に置き、水を2cmほど入れて沸騰させたらお好きな野菜を入れて蒸します。お使いの野菜によって蒸し時間は異なりますので、竹串を使って頃合いを見て仕上げましょう。

スープ

寒い時期には温かいスープが飲みたくなりますよね。飯盒で作るスープは、野菜をたっぷり入れて、好きなスープの素を入れて煮込めば完成です。水のかわりにトマト缶を使うとスープパスタにも代用できます。

スイーツ

飯盒はスイーツ作りも得意です。ホットケーキミックスを説明書通りに下準備し、ドライフルーツなどを加えて飯盒で焼くと簡単にケーキが完成します。

まとめ

今シーズンのキャンプは飯盒でご飯を炊いてみたい!と思った方は、ぜひ、ロゴスの飯盒で挑戦をしてください。飯盒は持ち運びの時にいろいろなアイテムを入れる容器としても便利ですので、荷物をコンパクトにしたい方にもおすすめの調理器具です。また、炊飯以外のキャンプ飯にもいろいろチャレンジをして、飯盒マスターを目指しましょう。

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