登山をする際に履く靴は登山靴と呼ばれ、登山の形態にあわせてさまざまな形態のものがあります。
耐久性や防水性に優れ、過酷な環境から足を守ってくれます。
そのためきちんとお手入れしないと傷んでしまいやすいものです。
さまざまなアウトドアメーカーから登山靴は出ていますが、その中でも定評のあるコロンビアの登山靴について、修理方法などをご紹介します。
使い終わった登山靴はお手入れが必要
登山は、通常では行かないような場所に行くのですから、特別な靴で行く必要があります。
そのための靴は登山靴と呼ばれ、「コロンビア」「モンベル」「マムート」など多くのメーカーが存在しています。
登山では、さまざまな地形や地質の上を歩くことになりますので、登山靴にかかる負担はとても大きなものになります。
当然使い終わったあとは泥や汚れだらけになりますが、それを放置したままにすると登山靴の寿命を縮めてしまいます。
カビやひび割れ、アウトソールが剥がれることにもつながりますので、使ったあとはすぐに汚れを落としてお手入れをしましょう。
毎回使用する前に防水スプレーをかけておくと、汚れが付きにくくなりますよ。
汚れを落としたら次に使用するまで保管することになりますが、高温多湿の場所は保管に向きません。
カビが生えやすくなってしまいます。
温度の変化や湿気の少ない場所に保管するのがベストです。
登山靴の型崩れを防ぐために、新聞紙を丸めたものを詰めて形を整えておくのがおすすめです。
そして、靴紐は軽く締めた状態にしておきましょう。
押し入れや靴箱など、湿気の多い場所で保管するようでしたら、定期的に陰干しして風を通しておくと良いですよ。
登山靴は部分によっては修理をすることもできますが、それ以前にしっかり管理をしておくことが大切です。
登山靴を使う前には点検しよう!
登山靴には多くのメーカーがあるとお伝えしましたが、メーカーに関わらず登山靴は使用する前に必ず点検を行いましょう。
登山では、靴ひとつに欠陥があるだけでそれが即危険につながります。
アウトソールはきちんとお手入れをしていても、寿命があります。
登山中にアウトソールが剥がれてしまうというアクシデントが多く起こっていますので、使用前にしっかり確認しておくことが大切です。
もし登山靴に異変を感じたら、そのまま使用するのは危険です。
登山靴は使わなくても時間が経つと劣化します。
使ってなかったからといっても新品同然ではありません。
使っていなかった登山靴ほど、入念な点検が必要なのです。
もし、何かおかしな部分があったり剥がれそうな部分があったら、その登山靴を使用するのはやめましょう。
購入したお店やメーカーに修理依頼を出すことをおすすめします。
コロンビアなどの大手メーカーでしたら、修理窓口があります。
ただ、ダメージ具合によっては修理を受け付けてくれないこともありますので、注意してください。
登山靴には修理時期がある
登山靴のソールは、一般的に5年が寿命といわれています。
これは、使用していても使用していなくても同様です。
ゴムは年数が経つと徐々に劣化しますので、5年を目処に張替えを検討するようにします。
使用していないきれいな状態だったとしても、ゴムの劣化は進んでいます。
使用頻度などによってはもっと早くに修理時期がやってきますので、アウトソールの状態は使う前にいつも確認する癖を付けておくと良いですよ。
アウトソールがすり減ってグリップ力が落ちてきたら修理時期です。
スリップしやすい登山靴は危ないので、できれば早めに修理に出しましょう。
アウトソールとアッパーが別になっているモデルは、張り替えることができることが多いです。
しかし張替えができないモデルもありますので、気を付けてください。
アッパー部分が革製の登山靴でしたら数回は張り替えて使うことができますが、トレッキングシューズに近いようなライトな登山靴は張替えができないか、張り替えても1回程度が限度です。
それでは、コロンビアの登山靴の場合、修理の手続きをどのように行えば良いのか次項でご説明します。
コロンビアの登山靴を修理依頼するには
コロンビアの製品は、「コロンビア ワランティ」と呼ばれる製品保証制度があります。
初期不良品は、コロンビアに製品を送れば無償で修理もしくは交換をしてくれますので安心ですね。
そして修理についてですが、使用したことによる引き裂けや破れなどのダメージについて、実費で修理を受け付けてくれます。
修理代がいくらくらいになるのかは、実物を確認したうえでの判断になるため、すぐに費用はわかりません。
ものによっては修理が不可となることもあるようです。
製品をコロンビアに送付したあと、修理の可不可、修理代、修理日数の見積もりが出ます。
修理依頼の送付については着払いでOKですし、見積もりを見てやはり修理しないとなった場合も返送料はコロンビアが負担してくれます。
もちろん、修理をした場合も返送料はコロンビアが負担してくれます。
修理が可能か見てもらってから買い替えを決めても良いかもしれません。
ただし、修理依頼をする際は時間がかかるようですので、使用の予定に合わせて時間に余裕を持たせたほうがいいでしょう。
また、現在コロンビアでは持ち込みでの修理依頼を受け付けていません。
持ち込み修理をしたい場合は、登山靴を購入した店に相談してください。
修理の回数を減らす!コロンビアの靴のお手入れの仕方
できるだけ長く登山靴を使用するためには、普段のお手入れが大切です。
コロンビアの製品のメンテナンス方法をご紹介します。
①登山靴から靴紐と中敷きを取ります。
靴紐は中性洗剤で洗い、中敷きは日陰で乾燥させます。
中敷きの汚れがひどい場合は、水洗いします。
②アッパー部分は、靴用ブラシを使って汚れを落とします。
ひどい汚れは固く絞った布で拭き、それでも落ちない汚れは専用洗剤を使って水洗いしてください。
③アウトソールは水洗いし、入りこんでいる土は割り箸などを使って落とします。
④乾燥は、日光の当たらない通気性の良い場所で行います。
⑤乾燥させたら、革の場合は皮革保護剤を塗り、撥水スプレーをしてそのまま乾燥させます。
布の場合は、撥水スプレーをします。
これで、通気性が良く日が当たらない場所に保管します。
前の項でもお伝えしましたが、保管するときは靴紐を軽く締め、新聞紙を詰めておきましょう。
これで、登山靴が長持ちし修理の回数を減らすことができるでしょう。
1足は持っておきたい!コロンビアの登山靴
さて、これでコロンビアの登山靴について、修理方法や保管方法がわかりましたね。
コロンビアの登山靴は、登山だけでなくトレッキングやアウトドアにも大活躍します。
1足は持っておくと良いですよ。
おすすめのコロンビアの登山靴をご紹介します。
★ファイヤーキャンプスポーツウォータープルーフ
アウトドアやハイキングなどで活躍してくれるトレッキングシューズです。
コロンビアの独自素材であるオムニテックが使用されています。
オムニテックにより通気性が良く防水透湿機能を持ちますので、ぬかるんだトレイルでも心配いりません。
軽量なうえクッション性もありますので、快適な履き心地です。
★マドルガピークアウトドライ
日本人の足を研究して作られた登山靴です。
地面からの衝撃をしっかりと吸収し、どのような地形でも滑りにくいグリップ力を持ち合わせています。
フィット感にも定評があります。
「OutDry®」というテクノロジーが使われており、それが防水透湿の機能と快適性を生み出しています。
登山靴のお手入れと修理の重要性
登山では、靴はとても大切な道具です。
もし、山の上で靴が壊れてしまったらどうやって下山すれば良いのでしょうか。
その壊れた登山靴で下山するしかありませんよね。
場合によっては、これはとても危険なことです。
そうならないためにも、お手入れと修理は怠ってはいけません。
コロンビアだけでなく、多くのメーカーで修理を受け付けていますので、ぜひ確認してみてください。