テレビなどのメディアに取り上げられることの多いボルダリング。
これはアウトドアスポーツの一つである、クライミングから派生されたスポーツです。
ボルダリングでもクライミングでもシューズ選びが重要ですが、重要な要素の一つにはサイズ感があります。
今回は、スカルパの人気シューズである「ドラゴ」についてご紹介していきます。
愛用者続出!?スカルパシューズの特徴
ボルダリングやクライミングを行うにあたって、クライミング用のシューズ選びは大切です。
そのシューズメーカーの一つに、スカルパがあります。
多くのクライマーに愛用されるくらい、支持されているメーカーです。
それでは、スカルパ社のクライミング用のシューズにはどのような特徴があるのでしょうか。
スカルパのクライミング用のシューズは、ある人物が監修していることで注目されました。
その人物とは、クライミング用のシューズの開発に20年以上ものキャリアを持っている、伝説的クライマーのハインツ・マリアッハ氏です。
彼によって、デザインや機能ともに高水準なシューズの開発を実現しているのです。
デザインはバラエティ豊富で、多くの機能が高い水準に満たしています。
機能にはパワーやフィットするサイズ感、プレシジョン(精密さ)、耐久性などがあります。
これらを高水準なものにするために、スカルパはモノづくりにおいてこだわりを持っているのです。
それは、海外工場などの委託生産を減らし、8割以上をスカルパのあるイタリア国内で製造していることです。
コストを抑えるために海外委託することも多いですが、スカルパは極力妥協せずに国内で製造し続けるということに励んでいます。
こうしたモノづくりに対する姿勢が高品質なシューズを生み出すことにつながり、世界で活躍するトップクライマーからも認められるようになったのです。
「伝説的クライマーが監修」「高水準で高品質なシューズ」「モノづくりに対するこだわり」などの特徴により、多くのクライマーにスカルパのクライミング用のシューズが愛用されるようになったわけです。
そして、スカルパシューズには「ドラゴ」というシューズもあり、こちらも多くのクライマーから愛用されています。
次項から、このドラゴについてお話をしていきます。
スカルパの人気シューズ!ドラゴとは?
スカルパのクライミング用のシューズには、「ドラゴ」というものもあります。
これは、スカルパ社の新時代の幕開けを期待させるシューズともいわれています。
なぜなら、ドラゴは現代のクライミングシーンを映し出したモデルでもあるからです。
ドラゴの背景には、スカルパシューズの「フューリア」があります。
ドラゴはフューリアをベースにしているのですが、フューリアの前部を大胆に撤去し、トゥーラバーを延長することでフック機能の向上に成功しました。
また、ヒールカップの剛性を高めることもできたモデルとなります。
そのため、フッキングを多用する立体的なクライミングのフィールドに最適といえます。
高性能であるのに、履きやすさも兼ね備えていることで、ドラゴは多くのクライマーから高評価を得ています。
ドラゴをもし使いたい場合サイズ感は重要なポイントになりますので、後ほどご紹介する選び方を参考にしてみてください。
スカルパの人気シューズ!ドラゴの魅力
サイズ感に関する選び方をご説明する前に、もう少しスカルパのドラゴについてお話をしていきます。
多くのクライマーから高評価を得ているとお伝えしましたので、その魅力に迫っていきましょう。
やはり機能面に魅力があるのですが、まず抜群のグリップ力が挙げられます。
クライミングシーンにおいてグリップ力は重要で、スカルパシューズの中でもドラゴのグリップ力は秀でています。
しかも、グリップ力が必要になるシーンでその力がより発揮されるので、経験してみないと伝わらない部分でもありますね。
また、トゥつまりシューズの先端の機能も優れています。
クライミングやボルダリングでは、岩などにトゥを引っ掛けることが多くあります。
この引っ掛ける機能にもドラゴは優れているため、岩壁をより上に登りやすくしているのです。
さらに、かかとのヒール部分も優秀といわれています。
ヒールのフック機能もクライミングには重要な機能で、この機能が弱いとヒール負けしてしまうこともあるようです。
しかし、ドラゴはヒールカップの剛性を高めていますから、鋭角な岩などでも問題なく使用することができるのです。
これら3つの機能以外にも、クライマーから高評価を得ている部分があります。
それは足裏部分です。
ドラゴの魅力の一つに、「足裏の感覚が優れている」という点もあります。
ドラゴは、踏み込むときにヒールからトゥまで効率よく力が伝わる設計になっているのです。
そのため、ホールドの形に合った足さばきをすることも可能とするくらい、繊細な足の感覚を実現しています。
このような魅力が詰まっているため、トップクライマーからも支持されるくらい人気のシューズなのです。
それではいよいよ、ドラゴなどのクライミング用のシューズを選ぶときに重要な「サイズ感」についてお話をしていきます。
シューズを選ぶとき!サイズ感は重要?
スカルパのドラゴだけでなく、クライミング用のシューズをはじめて履くと、自分の足を締め付ける独特の感覚に驚く方も多いようです。
クライミング用のシューズは、ソールにゴムを貼り付けた作りになっているので、形状も独特な作りになっていることが多いのです。
その多くは、つま先を少し曲げた状態で履くような設計になっています。
これは、足の指に力を入れやすくしたり、壁に足を引っ掛けやすくするために、このような設計になっているのです。
そのため、いつものシューズとは違う作りや形状ということもあるので、クライミング用のシューズを選ぶ場合は、いつも以上にサイズ感に注意して選ぶことが重要になってきます。
クライミング用のシューズを履く際は、普段のようにフラットに履くのではなく、足の裏を少し曲げた状態で履きます。
ですから、自分の足の実寸よりも少し小さいサイズのシューズを選ぶのが、クライミング用のシューズを選ぶことにおいて基本となるようです。
ドラゴのサイズ感はどう選べば良い?
クライミング用のシューズを選ぶ基本として、自分の実寸の足のサイズよりも小さいサイズ感のものを選ぶことが挙げられます。
それでは、スカルパのドラゴを選ぶ場合のサイズ感も同じなのでしょうか。
基本は同じと考えられます。
しかし、スカルパのサイズはEU表記のため、日本のように0.5cmで刻まれているのではなく、もっと細かく刻まれています。
ですから、自分の足にフィットするサイズ感のものをより見つけやすいのも特徴的です。
ほかにもドラゴの特徴として、ヒールのおさまりが良いことも挙げられます。
ヒールのおさまりが良いのは歩くうえでも重要なことですから、ドラゴはクライミング用のシューズの中でも安定しやすいシューズといえます。
このことから、ドラゴはほとんどの足にフィットするサイズが多いのです。
フィットするサイズを選ぶには、自分の足のサイズを知ることと試着することが大切ですから、じっくり選ぶようにしてくださいね。
サイズ感が変わってくることも!
自分の足の実寸を知り試着を繰り返し行って、フィットするサイズ感のスカルパのドラゴを選べても、使っていくうちにサイズ感が変わってくることもあります。
例えばボルダリングのジムで今までシューズをレンタルしていた場合、毎回同じシューズを履くとは限りませんよね。
しかし、マイシューズでボルダリングをするようになると、購入後からはずっと同じシューズを履き続けることになります。
そうなると使っていくうちに、シューズの使用状態や使用期間などで、フィット感に変化が出てくるようになるのです。
このことを頭に入れておかないと、「フィットしたサイズではなかったのかな?」などと思う方もいるかもしれません。
何でもそうですが、使っていくうちにどんどんモノは劣化していきますので、フィット感に変化が出てきたときがシューズの買い替え時ともいえます。
そのときはまた、自分の足のサイズにフィットするシューズを試着するなどして選ぶようにしましょう。
自分の足に合ったクライミング用のシューズを選ぼう!
クライミング用のシューズメーカーの一つ、スカルパのドラゴについてお話をしてきました。
普段のシューズとは違う形状でもあるため、サイズ選びは本当に重要なポイントになります。
そのときは自分の足の実寸を知ることも重要ですが、実際に試し履きすることも大切です。
自分の足に合ったシューズを選んで、クライミングやボルダリングを楽しみましょう!