キャンプなどのアウトドアで、ダッチオーブンを持参する方が増えてきています。
ダッチオーブンには多くのメーカーのものがありますが、オススメの1つにユニフレームのダッチオーブンが挙げられます。
ここではユニフレームのダッチオーブンの魅力についてと、使いはじめる前にシーズニングは必要なのかについてお話をしていきます。
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ユニフレームダッチオーブンの特徴とは?
アウトドアアイテムの1つにも挙がる、ダッチオーブン。
多くのメーカーがあるなかで、人気の1つにユニフレームのものが挙げられます。
このユニフレームのダッチオーブンには、どのような特徴があるのかをまずはみてみましょう。
1番の特徴は、「黒皮鉄板」の素材で作られていることです。
「黒皮」とは、製造工程のなかで、鉄を約1200度もの高温で加熱することで、表面が酸化変質を起こして発生する酸化皮膜のことをいうのです。
そして、これを1枚の鉄板にし、鍋状にプレスして成型したものが、ユニフレームのダッチオーブンになります。
ダッチオーブンの多くは、黒い鋳鉄製で作られています。
この場合のダッチオーブンは、鋳物素材を溶かして型に流し入れて、成型しているのです。
ユニフレームのものは、素材も違えば製造工程も違いますので、ほかのダッチオーブンにはない魅力がつまっています。
その魅力の1つにお手入れが簡単なこともあるのですが、シーズニング以外にもダッチオーブンには大切なお手入れがありますね。
そのお手入れが、鋳鉄製のダッチオーブンよりも簡単にできるのです。
そういった魅力の部分を、次の項でみていきましょう。
ユニフレームダッチオーブンの魅力を知ろう!
ユニフレームのダッチオーブンの1番の特徴に、「黒皮鉄板」であることをお話ししましたね。
「黒皮鉄板」であることで、どのような魅力が生まれているのかをここでお話しします。
先ほども少しお話に出ましたが、「お手入れが簡単」ということがまず挙げられます。
黒皮という素材そのものが、酸化変質を起こした皮膜となっているため、洗剤や金たわしでゴシゴシ洗っても傷つきにくいのです。
また、使用したあとのお手入れは、洗剤でダッチオーブンを洗って乾かし、油を塗ってコーティングすれば終了です。
鋳鉄製のダッチオーブンの場合は、より焦げにくく、より使いやすくするために、使用したあとに油を染み込ませる作業をしなくてはなりません。
そのため、使用したあとに洗剤で洗うことはできないのです。
油を染み込ませるのに時間がかかってしまいますので、使用したあとの労力もかなりかかってしまいます。
それに比べて、ユニフレームのものでしたら簡単で、時間もあまりかけずにお手入れができますから、魅力の1つといっても良いのではないでしょうか。
ほかにも、サビにくいといった魅力も挙げられます。
酸化皮膜である黒皮が、ダッチオーブンの表面を保護する役割をしているので、赤サビが発生しにくくなっています。
ただし、決してサビないというわけではないので、使用したあとはお手入れを行うことを忘れずにしてくださいね。
さらに、頑丈であることも魅力の1つですね。
1枚の鉄板をプレスして成形しているので、強い衝撃だったり急激な温度の変化が起こっても、割れにくくなっているのです。
例えば、鋳鉄製のダッチオーブンの場合、高温のダッチオーブンのなかに冷たい水を入れると、急激な温度変化によって破損してしまう恐れがあります。
しかし、ユニフレームは製造工程により、急な温度の変化にもついていけて、うっかり落としたとしても割れにくくできているのです。
このような魅力がいっぱいありますので、ユニフレームのダッチオーブンは、多くのメーカーのなかでも人気の1つになっているのです。
では、ほかのダッチオーブンと素材などが違うユニフレームのダッチオーブンは、ほかのものでも行われるシーズニングは必要なのでしょうか。
つぎでみていきましょう。
ユニフレームダッチオーブンにシーズニングは必要?
ユニフレームのダッチオーブンは、ほかのダッチオーブンとは違う素材、違う製造工程によって、違う魅力が引き出されています。
それでは、ほかのダッチオーブンが行っているシーズニングについてはどうなのでしょうか。
シーズニングは、時間がかかる作業でもあるので、回避できるのであればしたいところです。
しかし、ユニフレームのダッチオーブンであっても、シーズニングは必要といえるでしょう。
購入し使いはじめる前には、行っておいたほうが良いですね。
なぜなら、購入したてのユニフレームのダッチオーブンには、「クリアラッカー」というサビ予防のためのワックスが塗られているのです。
シーズニングを行わずに使ってしまうと、せっかく作った料理がワックスの臭いがついてしまい、台なしになってしまうこともあり得ます。
美味しい料理をキャンプなどで味わうためにも、シーズニングは行っておくようにしましょう。
ユニフレームダッチオーブンのシーズニング方法!①
ユニフレームのダッチオーブンもほかのものと同様、シーズニングが必要といえますので、ここではシーズニングの方法をご説明していきます。
シーズニングを行ううえで準備するものは、以下のとおりです。
●食用油(できればオリーブオイル)
●野菜くず(キャベツの芯や大根の葉っぱ、野菜の皮など)
●キッチンペーパー
用意したら、早速シーズニングをはじめましょう。
【1】本体とふたを空焼き
ふたにもクリアラッカーがついていますので、ふたも一緒に行いましょう。
15分くらい経つと、クリアラッカーが焼けはじめて煙も出てきます。
【2】クリアラッカーが焼けるまで空焼き
煙が出なくなったときが、クリアラッカーが焼けきったサインです。
きちんと焼き切られると、ダッチオーブンには艶がなくなり、黒皮鉄板の色が強調されてきます。
【3】本体に油を薄く塗り、野菜くずを炒める
これにより、鉄臭さを取り除く効果が期待できます。
ニンニクがあれば、野菜くずと一緒に炒めると、鉄の臭いを取り除きやすいですよ。
ユニフレームダッチオーブンのシーズニング方法!②
引き続き、こちらでもユニフレームのダッチオーブンのシーズニング方法をご説明していきます。
【4】野菜をしっかり炒めたら火を止めて冷ます
炒めた野菜は処分するようにしましょう。
【5】熱がある程度なくなったら、洗剤で洗う
いつも使用している洗剤で問題ありませんので、軽く洗いましょう。
ふたも一緒に洗ってください。
【6】洗い終えたら、よく乾燥させる
ダッチオーブンから水分がなくなるまで、よく乾かしてください。
【7】乾燥したあとは、オリーブオイルなどの油でコーティング
油をキッチンペーパーで薄く敷き、コーティングすればシーズニング終了です。
シーズニングを終えると、ダッチオーブンにまた艶が出てきますよ。
空焼きで時間がかかってしまいますが、キャンプに行ったときでもできますので、料理の前に行うようにしてくださいね。
シーズニング後は早速料理を!オススメレシピをご紹介
ユニフレームのダッチオーブンにシーズニングを行い終えたら、早速料理をしてみましょう。
ここでは、キャンプにオススメのレシピ、「ローストビーフ」をご紹介していきます。
【材料】
●牛ロース肉…ブロック2kg~3kg
●塩コショウ…適量
●オリーブオイル…適量
【作り方】
1、牛肉は常温に戻しておき、塩コショウで下味をつけておきましょう。
2、熱したダッチオーブンに、オリーブオイルを敷いて牛肉を焼きます。
このとき、牛ロース肉の表面に焼き色がつくくらいまで焼くようにしてください。
3、表面に焼き色がついたら、肉を一度取り出します。
4、ダッチオーブンに底網を敷き、再度牛肉をダッチオーブンのなかに入れて、底網の上にのせます。
5、ふたをして、ふたの上にも炭を置いてローストします。
このとき、下火は中火~弱火に設定しましょう。
だいたい30分~40分程度加熱していきます。
6、竹串などで牛肉を刺し、焼き加減を確認します。
それぞれ好みがあると思いますので、自分の好みの焼け具合になったら下火を止めましょう。
そして、ふたの上の炭も取り除いてください。
7、ダッチオーブンから肉を取り出し、アルミホイルに包みます。
この状態で15~20分程度置いておけば完成です。
家族や友人など、キャンプに参加したメンバーみんなで、ダッチオーブンで手作りしたローストビーフを味わってみてはいかがでしょう。
キャンプにユニフレームダッチオーブンを持って行こう!
鋳鉄製にはない魅力を持つ、ユニフレームのダッチオーブン。
今までダッチオーブンを使ったことがない方であれば、なおさらユニフレームのものをオススメします。
1番面倒といえるお手入れも簡単に早くできますので、ぜひこの機会に使いはじめてみてはいかがでしょう。
そして、キャンプに行く際はぜひこのダッチオーブンを持参し、作った料理をみんなで楽しんでくださいね。