サイクリングにでかけるとき、携帯性に優れた機能的なバックパックがあると便利ですよね。
人気バックパックメーカーのドイターでは、普段使い用からアウトドア用、サイクリング用まで、幅広いラインナップでバックパックを取り揃えています。
この記事では、ドイターのサイクリング用バックパックのロードワンや、その他のドイターのバックパックのレビューなどをご紹介します。
人気バックパックブランド!ドイターの歴史を振り返ろう!
まず、ロードワンのレビューなどをご紹介する前に、人気バックパックメーカーであるドイターの歴史を少し振り返ります。
アウトドアから普段使いまで、たくさんの種類のバックパックを販売しているドイツのバックパックメーカーのドイターですが、その歴史は古く、1898年にさかのぼります。
ドイターは1898年に、ドイツのバイエルン州南西部、アウクスブルクで創業されました。
当時は、郵便局員が使うための袋を作っていました。
そのうち、集荷袋を独占して作ることができる権利が与えられ、軌道にのります。
1934年には、ドイツ軍がヒマラヤ遠征した時や1954年のパルバット遠征の登山にもドイターの山岳用バックパックが使われました。
その後も、当時できないと言われていたような数々の高度な技術をバックパックに搭載し、高い評価をえます。
そして、バイクや自転車に乗る人のためのバックパックや脊椎(せきつい)を守る技術が搭載されたバックパックを作り出しました。
長い歴史を持つドイターは、常に「使う人のことを本当に思って作る」という姿勢を崩さず、現在も多くの冒険家に愛されています。
ドイターは「冒険家の活躍をそばでサポートするような製品を作りたい」という考えのもと、製品を作っています。
ドイターのバックパック!人気の理由①
高い機能性と手ごろな価格帯で世界中から人気のドイターのバックパックですが、特にロードワンをはじめとする自転車用バックパックが人気で、レビューの評価も高いです。
その人気の理由をご紹介していきます。
●優れた通気性で背中の蒸れ防止
サイクリングしている時にバックパックを背負っていると、背中の汗が気になりますよね。
バックパックは背中にくっついているので、「暑くて蒸れる」という不快感を感じる方は多いでしょう。
ドイターのバックパックは、このような不快感を減らす3つのシステムがあります。
①ドイターエアストライプシステム
背面の両サイドに、縦に伸びる通気性に優れたメッシュパッドを取り付け、背中にバックパックが触れている面積を減らます。
また、背面両サイドパットを取り付けると中央部分に溝ができて、これが空気の通り道となり、通気性を上げることにもつながります。
このような構造により、背中に熱がこもりません。
②ドイターエアーコンタクトバイクシステム
サイクリング中、適度な硬さで背中と接することで、ポンプのように空気の入れ換えをすることを促す「中空フォーム」のパッドを使用しています。
縦に並んだパッドの間から熱気が通り抜けるので、通気性を確保でき、熱さや蒸れを減らします。
③ドイターエアコンフォートフレックスライトシステム
背面全体にメッシュパネルを施し、背中とバックパックの接触を防ぎます。
そのため、通気性を保ち熱がこもりません。
それぞれのバックパックに、用途に応じてこれらのシステムが搭載されているので参考にしてください。
ドイターのバックパック!人気の理由②
続けて、ドイターのバックパックの人気の理由をご紹介します。
●フィット感が高い
自転車用バックパックに求められることの1つが、フィット感です。
バックパックのバランスが悪く、背中にフィットしないと、バックパックが左右に動いたり、背中にバウンドしてしまって体への負担が増えます。
ドイターの自転車用バックパックには、フィット感を高めるために様々な工夫が施されているのです。
まずは、底の厚み(マチ)です。
ドイターの自転車用バックパックは、このマチが他と比べて小さい仕上がりになっています。
マチを小さくすることにより、大きいマチに起こる「バックパックの底に荷物が集中してバランスが悪くなる」ことを防ぎます。
特に、スポーツバイクに乗る時は体が前傾姿勢になるので、荷物の重さで後ろに引っ張られてしまい、肩への負担が増します。
マチを小さく仕上げることで、荷物のバランスが取れて体にフィットし、体への負担も減るのです。
この他にも、ショルダーベルトにカーブを付けることによって、肩や腕へ負担を減らしたり、首が接するところには、汗を吸収する肌触りの良い素材が使用されています。
ウェストベルト、チェストベルトも付いているので、ご自身にフィットするように調整できます。
●ヘルメットホルダー付き
サイクリングで休憩中などに意外と邪魔になってしまうものが、ヘルメットです。
ドイターの自転車用バックパックには、別売りのヘルメットホルダーを付けることが可能です。
ヘルメットをバックパックに収納できれば両手が自由になるので、こちらも嬉しい工夫ですよね。
次項では、レビューで評価が高い、ロードワンをご紹介していきます。
レビューで評価の高いドイターのロードワン!
では、ドイターのロードワンをご紹介します。
【ドイター:ロードワン】
・参考価格 10,800円
・容量 5リットル
・重量 390グラム
・サイズ タテ44センチ×ヨコ22センチ×マチ10センチ
短距離のサイクリングで使用した際に、「機能性が高い」とレビューで評価が高いバックパックです。
ドイターの自転車用バックパックの中でも、最軽量のモデルです。
サイクルジャージのバックポケット(サイクリングウェアの後ろに縫い付けられているポケット)が、使える位置に背負えます。
トレッキング用として使用されることの多い、前述したエアコンタクトシステムを搭載していて、通気性とフィット感を兼ね備えています。
スリムなデザインなので、街中などの短距離サイクリングにも気軽に背負えます。
ロードワンを横から見ると、とても薄い作りになっていて、圧縮力が強いようです。
レビューの中には、「薄くて携帯性に優れ、収納力もあるが、圧縮力が強いためパンやおにぎりが潰れてしまった」というものもありました。
昼食などを持って行くときは、タッパなどに入れてから、収納することをおすすめします。
ドイターのロードワンと同様にレビューで高評価のバックパック!①
続いて、ロードワンと同様にレビューで高評価のバックパックをご紹介していきます。
【ドイター:レース】
・参考価格 9,720円
・容量 8リットル
・重量 530グラム
・サイズ タテ43センチ×ヨコ22センチ×マチ14センチ
こちらは、「ドイターレーシングシリーズ」のバックパックです。
コンパクトで容量が大きく収納力に優れ、日帰りのバイクトリップに必要なものが楽に収納できます。
高いフィット性と通気性を合わせ持った、エアストライプシステムを搭載しています。
また、急な雨にも対応するレインカバーが内臓され、取り外し可能なヘルメットホルダーの取り付けができます。
レースシリーズはこのほかに、「レースX」と「レースAIR」「レースEXP AIR」があり、それらの違いは容量です。
機能性は同じで、どれも日帰りのバイクトリップにおすすめのバックパックです。
ご自身の荷物の量に合わせて、選んでくださいね。
ドイターのロードワンと同様にレビューで高評価のバックパック!②
最後にご紹介する、ロードワンと同様にレビューで高評価のバックパックがこちらです。
【ドイター:バイクワン14】
・参考価格 10,800円
・容量 14リットル
・重量 750グラム
・サイズ タテ46センチ×ヨコ23センチ×マチ17センチ
長距離のサイクリングに適したバックパックです。
世界で初めて、サイクリング専用のバックパックとして発売されたモデルの改良版です。
サイクリング専用バックパックのスタンダードモデルとして現在も販売されている、歴史のあるアイテムです。
エアストライプシステム搭載でレインカバがー内臓され、大小便利なポケットが付いている、機能性に優れたバックパックです。
また、取り外して地面に敷いて座ることができる、フォームマットがザックの中に内臓されている点も、レビューで高評価の理由の1つです。
こちらのバックパックにも、ヘルメットホルダーが付いています。
サイクリングに適した機能がとても充実した、ドイターの人気定番バックパックの1つです。
ぴったりのバックパックでより快適なサイクリングを楽しもう!
ドイターのバックパックについて、色々とご紹介いたしました。
サイクリングを楽しむためには、機能性に優れたバックパック選びがとても重要になってきます。
また、短距離か長距離などに応じても、選ぶバックパックが変わってきますよね。
この記事を参考に、ご自身にぴったりのものを見つけて、サイクリングを楽しんでください。