多くのアウトドアファンから愛されているコールマンツーバーナーは、火力も強くアウトドアの様々なシーンで大活躍してくれるアイテムですね。
使い勝手も良く丈夫なので、同じものを長年愛用されている方も多いと思います。
そんなコールマンツーバーナーも、使っているとやはり、何かしらの不具合や故障が起こってしまうこともあります。
長年愛用していたツーバーナーなら、出来れば自分で修理したいものです。
この記事では、そんな方のために症状別の修理方法についてご紹介していきます。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
スポンサーリンク
コールマンツーバーナーの故障事例
コールマンツーバーナーでは、どのような故障が発生しているのでしょうか?
その症状別にご紹介していきます。
①火力が弱くなる
使っているうちに徐々に火力が弱くなってきたり、火力が安定しなくなってしまうことがあるようです。
また、火力調整もうまく出来なくなってしまう症状があります。
②バーナーが異常燃焼する
バーナーから出る火が不安定で、メラメラと勢い良く燃えたり通常とは違った燃え方をする症状があります。
③ポンピングをしても圧力が掛からない
ホワイトガソリン式のツーバーナーは、ポンピングという作業で燃料タンク内の圧力を上げる必要があります。
しかし、いくらポンピングをしても手応えが無く、圧力が上がらないという症状があります。
④燃料バルブからの燃料漏れ
使っていると、燃料バルブの根元のあたりから燃料が漏れ出すという症状があるようです。
以上のような4つ症状が代表的な故障事例です。
それでは、その症状別の具体的な修理方法をご紹介していきます。
コールマンツーバーナーの火力が弱くなった時の修理方法
コールマンツーバーナーの火力が弱くなったり、火力が安定せずに調整も効かなくなってしまった症状の修理方法はどのようにするのでしょうか?
このような症状の場合は、フィードチューブやジェネレーターの目詰まりが原因になっていることが多いようです。
まずは以下の方法でクリーニングをしてみます。
1、フィードチューブのクリーニング
タンクに燃料が入った状態でタンクを持ち、左右に振ります。
2、ジェネレーターのクリーニング
点火している時に、燃料バルブをOFF~HIGH~OFFへ素早く動かします。
それを3往復ほどさせることで、ジェネレーター内の噴出口のクリーニングが完了します。
このように1、2の方法でクリーニングをしてみても症状に変化が無い場合は、ジェネレーターが壊れている可能性があるので、交換が必要です。
1、ジェネレーターチューブをプライヤーで挟み、左回りに回します。
2、そのまま手でさらに緩めていき、チューブを抜きます。
3、同じ要領でニードルも本体から抜きます。
4、用意した新しいジェネレーターのニードルとチューブを、抜いた時と反対の方法で取り付けて、しっかり締め込めば交換完了です。
交換後は、緩みが無いかをしっかり確認して下さい。
コールマンツーバーナーの異常燃焼した時の修理方法
コールマンツーバーナーのバーナー部分が、目詰まりしているような感じや、通常とは違った燃え方をする症状の修理方法はどのようにするのでしょうか?
まず原因としては、バーナーリングが目詰まりを起こしていたり、バーナーボックスにゴミなどが溜まっている場合が多く、それが原因で異常燃焼をしてしまう場合があります。
そういった時の対処方法としては、バーナーリングの汚れを取り除き、バーナーボックスの掃除を行います。
1、バーナーリングの取り外しは、バーナー部に付いているネジをドライバーで外し、バーナーリングを取り外します。
2、バーナーリングに付着している汚れを取り除き、ワイヤーブラシなどでキレイに磨いていきます。
3、バーナーボックスに燃えカスなどのゴミが溜まっている場合は、取り除いてキレイに掃除します。
4、ゴミの取り除きと掃除が終わったら、取り外した時と反対の手順で元に戻します。
バーナーリングには、波形と平形のものがあり、まず波形を取り付けてから平形を取り付けます。
この順番を間違えると、うまく燃焼しないので、注意が必要です。
コールマンツーバーナーのポンピングが出来ない時の修理方法
コールマンツーバーナーのポンピング作業をいくら行っても、タンク内の圧力が上がらない症状の修理方法はどのようにするのでしょうか?
ポンピングがうまく出来ないと、タンク内の圧力が上がらないので、燃料がバーナーに行き渡らず、うまく燃焼してくれません。
このような症状の場合は、ポンプ部分に付いているポンプカップという部品を交換する必要があります。
ポンプカップはメーカーのサイトや、専門店でも購入することが出来ます。
1、ポンプ部分をプライヤーで、左に少し回してから引き抜きます。
2、ポンプが抜けたら、ポンプカップを押さえているクリップをプライヤーで抜いて、ポンプカップを取り外します。
3、新しいポンプカップを取り付けて、クリップで止めます。
4、ポンプカップとシャフトに専用のオイルを塗ってから、タンクに取り付けます。
以上でポンプカップの交換は完了です。
交換が完了したらポンピングを行って、きちんと圧力が掛かるかの確認をして下さい。
コールマンツーバーナーの燃料漏れの修理方法
コールマンツーバーナーの燃料バルブから燃料漏れを起こしている時の修理方法はどのようにするのでしょうか?
燃料漏れを起こしているまま使用していると、その漏れ出した燃料に引火してしまったりして、思わぬ事故につながる恐れがあるので、必ず修理するようにして下さい。
このように燃料バルブから燃料漏れを起こす原因は、燃料バルブ部分のナットの緩みの場合が多いので、ナットを締めることで解消されます。
1、燃料バルブの裏側に付いている六角形のナットを確認します。
2、適切な大きさのレンチで、少し強めに締めます。
以上で、燃料漏れは解消されるはずです。
ナットを力いっぱい締め過ぎると、燃料バルブが重くなったり動かなくなってしまうで、調整が必要です。
また、燃料バルブのナットは、使っているとどうしても緩んでくるので、定期的に締め直すことで、燃料漏れを予防することが出来ます。
故障しないようにするための上手なメンテナンス方法
コールマンツーバーナーの、代表的な故障の修理方法についてご紹介してきましたが、日々のメンテナンスによって、故障は減らすことが出来ます。
その上手なメンテナンス方法についてご紹介します。
◯まずはこまめに掃除する
使った後に、手の届く範囲をこまめに掃除することで、故障は劇的に減少します。
また、異常燃焼などによる事故の予防にもなります。
◯潤滑油を注す
定期的にポンプカップに潤滑油を注すことで、ポンプカップの寿命も延び、毎回のポンピングも楽に行えます。
◯錆落とし
長年使っていると、どうしても金属部分に錆が発生してしまいます。
その錆をそのままにしておくと、錆がさらに進行して不具合や故障の原因となります。
錆を発見した時は、ワイヤーブラシやサンドペーパーを使ってしっかり錆を磨き落とすようにして下さい。
◯オーバーフロー
これは上級者向けになりますが、しばらく使わないような時は、一度分解して点検や掃除を行うことで、ツーバーナーの寿命は格段に延びます。
オーバーフローはメーカーでも行っているので、一度試してみるのも良いかもしれません。
コールマンツーバーナーを修理してさらに快適なアウトドアライフを
多くのアウトドアファンから愛されているコールマンツーバーナーの故障の事例や、その修理方法について書いてきました。
使っていて不具合が起きてしまったり、故障したりして諦めていた方も、是非一度自分で修理してみてはいかがでしょうか?
メンテナンスや修理をしても症状が改善されない場合は、メーカーでもメンテナンスや修理のサービスを行っているので、一度、問い合わせてみて下さい。
コールマンツーバーナーは、メンテナンス次第で一生使える優れものです。
そんなコールマンツーバーナーで、さらに快適なアウトドアライフをお過ごし下さい。