大自然と走るトレイルラン!大会に必要な持ち物をご紹介

最終更新日:2019/01/15

皆さん、今流行しているトレイルランをご存知でしょうか。

トレイルランとは、ただ走るだけでなく野山など道なき道を疾走するスポーツです。

スポーツジムや街の中を走るのと違って、解放されたような爽快感が味わえます。

しかし、野山を走るのにはしっかりとした装備が必要です。

もし、大会に出ようと考えているならなおさらです。

今回は、トレイルランに必要な持ち物をご紹介します。

トレイルランの魅力

トレイルランとは普通のマラソンとは違い、未舗装の野山を走るスポーツのことを指します。

舗装されていない自然の野山を走るため、アップダウンが激しく危険が伴うスポーツです。

以前よりアメリカやヨーロッパでは人気があるスポーツでしたが、近年日本でも人気が高まり、大会も各地で開催されています。

しかし、そんな危険なスポーツにいったいどんな魅力があるのでしょうか。

その魅力は、大きく2点あげられます。

1つ目に挙げられるのが、開放的な疾走感です。

坂道を一気に下るスピード感は、普通のマラソンでは味わえません。

大会によっては、山の尾根を走る大会もあり、空を飛んでるような気分にもなれるそうです。

2つ目に挙げられる魅力は、過酷なルートを走り切ったときに感じる達成感です。

トレイルランは、普通のマラソンより非常に過酷で危険です。

足元をしっかり意識しておかないと、捻挫や転倒のリスクがあります。

さらに急な天候の変化もあり、悪いコンディションの中走らなけらばならないこともあります。

そのため、普通のマラソンとは違い、十分な持ち物を用意しておく必要があります。

トレイルラン大会の練習方法

トレイルランは普通のマラソンだけでなく、登山の要素も加わります。

そのため、トレーニングの仕方も工夫しなければ、大会に参加しても完走できない可能性があります。

普通のマラソンや登山の場合は、ある程度の持久力があればなんとかなりますが、トレイルランには持久力に加えて、下半身の筋力がポイントとなります。

まず持久力を鍛えるトレーニングですが、これは普段のマラソンの練習をしっかり行うことで養えます。

なるべく期間を空けずに週に2回~3回程度、必ず走るようにしましょう。

走ることを習慣付けることによって、体内で効率よく酸素を取り入れやすい体質となっていきます。

また、だらだらと走るのでなく、時間を計りタイムを意識しながら走りましょう。

ある程度スピードを意識して走ることによって、下半身の筋力も自然と付いてきます。

また、大会当日と同様の持ち物を持って走る練習をしてみるのもいいかもしれません。

ここでは、さらに下半身の筋力をアップさせるトレーニングをご紹介します。

トレーニングは、いたってシンプルなスクワットが一番効果的だと言われています。

10回1セット×3回を1日3回も行えば、下半身筋力アップに繋がるでしょう。

持久力を付けるランニングのトレーニングと並行して、スクワットをして下半身の筋力アップを行いましょう。

トレイルランの注意点

トレイルランは、先に述べたように非常に過酷なレースです。

普通のマラソンとは違い、注意しなければならない点がいくつかあります。

あとで紹介する大会で必要な持ち物の他に、走る上での注意点をご紹介します。

まず1つ目は、広い視野を持って走ることです。

舗装された道とは違い野山を走るので、足元ばかりを見て走っていると木の枝などの障害物にぶつかってしまう可能性があります。

もちろん足場も悪いため、足元の注意も必要です。

そのため、広い視野を持って周りに十分注意を払いながら、走らなければなりません。

2つ目に注意する点は、コースを選びながら走ることです。

長丁場のレースなので、なるべく脚に負担をかけないように走る工夫が必要です。

そして、自然のコースなので、大きな石や急な階段などもあります。

そういった障害物に対して、正面から立ち向かっていては体が持ちません。

ですからレース中はなるべくこういった障害物を避けて、脚の負荷がかからない道を選んで走りましょう。

トレイルラン必需品!大会への持ち物①

トレイルランは普通のマラソンやジョギングとは違い、様々な装備を準備する必要があります。

大会では、ある程度の医療設備や補給設備が準備されていますが、自分でも持ち物をしっかりと準備しておく方がいいでしょう。

まず、一番最初に準備するのはシューズです。

何度も言いますが、トレイルランは未舗装の道を走ります。

そのため、軽くて脚にフィットする素材がいいですが、それに加えて脚の負担を軽くするためクッション性のある素材をおすすめします。

そして、シューズに加えて靴下も揃えましょう。

こちらもクッション性がある物を選ぶとよいでしょう。

また、5本指ソックスもおすすめです。

5本指ソックスは、地面を掴みやすくなりますので、裸足感覚で走れて疲れにくいと好評です。

次にウェアです。

ウェアは基本的に通気性がよく乾燥しやすい物がいいのですが、それに加えてジャケットを購入しておきましょう。

山の上は地上と比べ、気温が低いです。

日光が当たっていれば暑く感じるかもしれませんが、山の上は寒くなることも想定されるので対策をしっかりしておきましょう。

また、雨も予測されるため、防水性のジャケットが非常に使い勝手がよくおすすめです。

トレイルラン必需品!大会への持ち物②

先ほど紹介したのは、ランニングに必要な持ち物です。

ここからは、トレイルラン大会特有の持ち物をご紹介します。

まず1つ目に地図です。

大会によるのですが、道に迷う可能性が大いにあります。

携帯電話にもGPS機能や地図機能がありますが、山岳部においてはそれほど詳細に作られておらず、訳に立たない場合があります。

山岳用の地図なら、小さな山小屋や等高線など詳細に書かれており、もし道に迷っても戻ることができるでしょう。

次に必要なのが、エイドキットです。

普通のマラソンとはわけが違い、靴擦れや怪我などのリスクが高くなります。

そのため、軽量で簡易のエイドキットを準備しておきましょう。

次に必要なのがヘッドライトです。

山は、日が落ちだして暗くなるのがとても早いです。

そんなときに心強いのが、ヘッドライトです。

もしもの場合に備えて、持っておくといいかもしれませんね。

そして、それらを持ち運ぶためのリュックを忘れてはいけません。

なるべく軽量で通気性がよく、肩に食い込まない物を選んでください。

ジャケット同様、防水機能を備えている物がいいでしょう。

また、走りながら水分補給のできるコンバーチューブ機能のあるリュックもあるので、自分に合った物を選択してください。

あると便利?トレイルラン大会の持ち物

これからご紹介する持ち物は、必需品ではなくあったら便利な物です。

あまりに荷物が多くなると、今度はそれを背負って走るのが負担となるので、ある程度選別して持っていきましょう。

まず、初めにご紹介するのは、グローブです。

急な登りで地面に手をついたり、コースにせり出した草木などを払うのにグローブは重宝されます。

手の怪我をするリスクを減らし、なおかつ冬なら防寒の機能も兼ねそろえています。

次に持っていくとよい物は、トレイルポールです。

トレイルポールとは簡単に言えば杖のような物で、自分の体を支えながら山を登ることができます。

「邪魔なのでは?」と思うかもしれませんが、軽量でなおかつコンパクトに折りたたむことが可能な商品もあります。

脚への負担を減らす、サポート品としてはこれほど心強い物はありません。

次に、虫よけスプレーを持っておくのもいいかもしれません。

野山を走るわけですから、当然虫もいます。

虫が苦手な方は、携帯しておきましょう。

特にスズメバチは強い毒を持っているので、注意しておく必要があります。

最後にご紹介するのは、ホイッスルです。

トレイルランで最も気を付けなければいけないのは、遭難してしまうことです。

大会などでは多くのスタッフが緊急の場合に備えて待機しており、遭難するリスクは低いのですが、もしもの場合に備えておきましょう。

かさばる物でもないですし、携帯しておいて損はないと思われます。

トレイルランは持ち物で決まる!

トレイルランの大会を走り切るには、持ち物で決まると言っても過言ではありません。

トレイルランは思っている以上に過酷で、体を酷使するスポーツです。

大会に備えて体作りをするのと同時に、装備もしっかりと準備し、完走を目指しましょう。

走り切ったときの達成感は、他では味わえないものとなるでしょう。

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