ヒルバーグのテントの特徴と選び方!アラックは登山向き?

ヒルバーグ(Hilleberg)は1971年スウェーデン発のテントブランドです。

スウェーデンのような寒い地域の雪山登山でも耐えられる、2重のテントを世界で初めて生み出しました。

ヒルバーグのテントは種類が多すぎて、どのテントを選んだら良いのか迷うほどです。

今回はテントの種類と、その中でも「アラック」というテントに注目していきます。

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ヒルバーグというブランドを知っておこう!

森林管理官をしていた「Bo Hilleberg」が1971年に、林業機器関連のヒルバーグ社を設立しました。

業務内容の中で、テントの製造は副業レベルでしたが、登山やキャンプなどアウトドアが好きであったBo Hillebergは、最初にインナーテントを張って、そのあとにゆったりとしたレイン・フライシートで覆うという従来のテントに不満を持っていました。

二度手間な作業となってしまうため、どうにかして同時に張ることができないかと、考えたのです。

しかし、彼には縫製技術がなかったため、念願がかないませんでした。

ところが、のちにBo Hillebergが知り合った「Renate Neuner」が嫁となり、Renate Neunerが縫製を担当し、Bo Hillebergはデザインと販売を担当するという二人三脚の結果、意図するものができあがり、ヒルバーグ社が発展していくこととなりました。

1973年には、インナーとアウターが連結しているテントKebを初めて発売します。

それをきっかけに、色々なモデルのテントを開発、販売していき、2005年からは、グループ用、トンネル式テント、完全自立式テント、ドーム型テントと、全てのカテゴリーに複数のモデルを追加していきました。

そして、2008年に2人用のテント「アラック」が販売されます。

種類が多いヒルバーグのテント!どのぐらいの種類があるの?

ヒルバーグは、数多くのテントの種類があります。

まずは大きくわけられたレーベルをご紹介します。

・BLACK LABEL

ブラックレーベルは、どんな環境や地形、天候にも対応し、四季を通して快適に利用できる特徴があります。

年中色々な場所でテントを使用した登山をする人にはお勧めのレーベルです。

森林限界を超える標高や、猛吹雪、猛暑の砂漠など、ヒルバーグのテントの中では一番強度が高い設計となっています。

・RED LABEL

それほど過酷ではない環境での使用に適したモデルです。

多少の悪天候には耐えることができますが、軽量化を重視したモデルのため、長期的な悪天候での使用にはおすすめできません。

しかし、色々な環境で経験をした人は、耐久性よりもテントの軽さをとり、過酷な状況で使用する人もいます。

アラックはこのレッドレーベルに所属しています。

・BLUE LABEL

ブルーレーベルは、特定の使用目的に特化させたモデルです。

耐久性や快適性、軽量を兼ね揃え、オプションを選ぶことで、条件に合ったテントシステムを作ることができます。

・YELLOW LABEL

イエローレーベルは軽量化を重視したモデルです。

強風や雪には適しておらず、温暖な地域での利用に適しています。

・SHELTERS LABEL

テントではなく、タープやシェルターのレーベルです。

ヒルバーグのアラックの歴史と特徴を知っておこう

アラックはブラックレーベルのスタイカ(Staika)が元となったテントですが、スタイカはヒルバーグ初の完全自立型テントでこの設計が人気を呼び、その設計を受け継いだアラックも、即座に人気のモデルとなりました。

また、アラックの元となるブラックレーベルのスタイカは総重量が4.0kgですが、アラックは3.3kgと軽量化に成功しています。

荷物の多い雪山登山や、スキー登山には、少しでも軽量化されたものは貴重なアイテムです。

アラックはスタイカよりも若干強度は劣るものの、強風や雪の中など、厳しい天候下でも耐えることができます。

収納すると直径22cm×57cmで、バックパックに収納することもできるコンパクトなサイズですが、2人で使用することができるテントです。

ヒルバーグのアラックは、どんなレベルの登山で使えるのか?

ヒルバーグで最強のブラックレーベルより強度は劣るものの、テント泊になれている経験者なら、アラックでもほとんどの山に対応できます。

森林限界地を越える標高の登山や、ベースキャンプとしても使えるほどの強さがあります。

日本国内の山でしたら、アラックで対応できない山はないのではないでしょうか。

筆者もこのテントを北アルプスの雪山で使用したことがありますが、荷物の多くなる雪山では2人での使用はやや窮屈なものの、十分な睡眠スペースと荷物置き場は確保できます。

夏の使用でしたら、広さは問題なく2人で十分なほどです。

雪山での使用は、着用している服にもよりますが、防寒対策をしっかりとしていれば、マイナスの世界でも十分に使えます。

なお、海外で標高の高い雪山へいく場合は、アラックでは少し不安要素は残りますので、その場合はブラックレーベルのテントのほうが安心して登れるかもしれません。

登山中のテントはどこで使っても良いの?

誰もいない山の中ならテントはどこでも張って良いように思えてしまいますね。

しかし、実はテントはどこで張って良いわけではありません。

富士山でも五合目より上の登山道ではテントが張れる場所はありません。

他の山では、テントを張って良い場合がありますが、場所はきちんと決まっており、どこでも自由に張って良いわけではなく、大抵はテント泊料金を支払ってテントを張ることとなります。

最近はテント泊する人も増え、テント場では多数のテントが張られており、隣のテントまで手を伸ばせば届いてしまうほど混雑する時期もあります。

複数人できていても一人一つのテントを張る人が増えてきました。

ヒルバーグのアラックなら二人で泊まることができますが、これに一人で泊まっている人もみたことがあります。

広々と使えて寝心地は良いのですが、実はこの方法はマナー違反なのです。

バラバラに張ってしまうとスペースがなくなってしまいますので、複数人できている場合は、テントに適応できる人数にあわせて共同で利用するようにしましょう。

また、複数人できている人に多いのが、大きな話し声です。

静かな山を楽しむためにきてる人も多くいます。

テントは防音には優れていませんので、夜は静かに過ごすようにしましょう。

登山時にアラックのテント泊であると便利なものをご紹介!

登山でのテント泊では星を見ながら長い夜を楽しむことができます。

お勧めは、調理器具を持っていき、山でゆっくり手作りのご飯を楽しんでみてください。

飯ごうやガスバーナーで、お米を炊くところから調理するのも楽しいですし、面倒な場合は、お湯を沸かすだけで食べることができる、フリーズドライやインスタントでも十分に楽しむことができます。

標高の高い山の中は空気も澄んでいて、その中で星空を見ながらのご飯は格別です。

テント泊で気をつけたいのが、忘れがちな灯りです。

ヘッドライトはもちろんですが、夜中は真っ暗でテントの中では何も見えません。

月明かりで若干は明るいものの、料理をする場合には、灯りがないととても不便です。

ヘッドライトはピンポイントで照らすことはできますが、周囲を明るくすることができるランタンがあるととても便利です。

ランタンを持っていく場合、ランタンは頭上から吊り下げると全体的に明るくなりますが、ヒルバーグのアラックは、中にランタンを吊り下げられそうな箇所がありません。

そのため、フックや何か吊り下げることができる道具を持っていくと便利です。

また、一人でテント泊を楽しんでいる人は、意外にも時間が余りますので、そんなときは、一眼レフがあれば夜の星空を撮影してみたり、ゆっくりと読書を楽しんでみるのもおすすめです。

万が一、ランタンを忘れてしまったら、ヘッドライトをビニール袋に入れてみてください。

ライトの灯りが広がって、ランタンの変わりになります。

アラックを使ってアウトドアを楽しもう!

2人用のアラックは、雪山でも使用できるほどの広さを持っています。

夏に関しては、特に広く使うことができるでしょう。

登山だけでなく、キャンプのテント泊にも対応できるので、是非アラックを実物で見てみてもらいたいです。

ただ、ランタンを持っていく場合には中に吊り下げられるような場所がないので、吊り下げることのできるアイテムを一緒にもっていってください。