人気のローバーの登山靴!長く愛用できる手入れ方法をご紹介

最終更新日:2019/01/15

山を登るときに、登山靴は非常に重要なアイテムです。

足元の準備をしっかりしていないと、安全に登頂するのは難しいでしょう。

数多くのメーカーが登山靴を販売していますが、特におすすめのメーカーがローバーというメーカーです。

ドイツに創業の会社で、品質がとても良いと定評があります。

しかし、いくら品質が良くてもしっかり手入れをしないとすぐに劣化してしまいます。

今回は、長く愛用するためのお手入れの方法をご紹介します。

ローバーの登山靴の魅力

多くの登山者から支持を受けるローバーの登山靴ですが、その魅力は一体どこにあるのでしょうか。

登山靴ブランドのローバーはドイツに本社を置いています。

高い品質を保つために、靴の生産工程のすべてをヨーロッパで行っています。

また、素材も同様にヨーロッパのメーカーから仕入れています。

そんな徹底したこだわりの基に作られた登山靴は、他の靴では味わえない最高のフィット感と快適性が得られます。

その特徴として、アッパーにヌバックレザーとスウェードレザーなどのレザーを使用しています。

アッパーとは、靴の上部の部分を指します。

その上部に、非常に品質が良く、耐久性・防水性のあるレザーを使用してます。

また、シューレースやその留め具までもヨーロッパで作られており、随所にこだわりが感じられます。

品質が良いため、適切な手入れを行えば、一生使用できるアイテムとなるでしょう。

また、ローバーの登山靴は大きく3つに分けられています。

それは、「トレッキング」「バックパッキング」「アルパイン」です。

トレッキングは、低山から中山登山向けのタイプで、登山初心者はこれを購入すると良いでしょう。

バックパッキングは、重い荷物を背負って長距離歩くことが想定されているタイプです。

アルパインは、高山や厳冬期の登山を想定とした上級者向けのタイプです。

このように、初心者から上級者まで誰でも使用できるのもローバーの魅力と言えましょう。

登山靴の重要性

そもそも登山に登山靴は必要なのでしょうか。

わざわざローバーなどのメーカーの商品を準備しなくても、スニーカーでも十分なような気がします。

ここからは登山靴の必要性についてご説明します。

登山靴が必要な理由は、登山靴のソールの硬さと足首の固定です。

1つ目の登山靴のソールの硬さについてお話しします。

ソールとは、靴の裏面のゴム部分のことを指します。

長時間歩く登山では、足の屈曲によって疲労が蓄積されてしまうため、柔らかいソールは適していません。

スニーカーの様に柔らかいと最初の履き心地は良く、歩きやすく感じるかもしれません。

しかし、後々疲労が蓄積していきます。

また、舗装されてない登山道は、岩や木の枝で道が凸凹しており、ソールが柔らかいと足の裏へ負担がかかってしまうのです。

次に足首の固定についてお話しします。

先ほど言ったように、登山は舗装されてない道を歩くことになる場合が大半です。

不安定な足場でバランスを崩し、捻挫や転倒をする可能性があります。

そういった際、ハイカットの靴なら捻挫や怪我のリスクを下げることができます。

また、足首を固定することによって、歩く際の足のずれを防ぎます。

このことによって、靴擦れやつま先の痛みを軽減する働きも生まれます。

登山する際は、しっかりと装備を整えてから挑みましょう。

そして、装備の手入れも事前にしておきましょう。

ローバー登山靴を購入した際に行うお手入れ

登山靴をより長持ちさせるには、定期的なケアが必要です。

また、使用しないときの保管方法や定期的な点検も、長く愛用するために必要なメンテナンスです。

ここからはローバー登山靴の手入れ方法をご説明します。

それでは、最初の購入したときの手入れ方法についてお話しします。

まず、靴ひもを全て外してください。

そして、防水スプレーなどを塗布しましょう。

登山靴にはもともと防水機能が備わっているものが多いのですが、より防水効果を高めるために防水スプレーを使用します。

そして、スプレーしたあとは磨きブラシでブラッシングします。

これは防水成分を、しっかりと全体に馴染ませるためです。

靴が湿った状態では、傷がつきやすく長持ちしません。

しっかりと、水の対策を行いましょう。

さらに、防水効果を高めたい場合は、靴用のワックスを使用しましょう。

これには防水効果だけでなく、靴の表面を保護する役割もあります。

舗装されていない登山道は、靴が傷つきやすいので、ぜひやっておきましょう。

ローバー登山靴の手入れ方法①~靴の汚れを落とす

ローバーの登山靴の手入れ方法として、まずは靴の汚れを落としましょう。

登山から帰宅したときは、靴に土や砂利など汚れが付着しているので、それを落としましょう。

最初に、靴の上部のアッパー部分の汚れを取り除きます。

柔らかめの布でふき取るか、ブラシ類で取り除いてください。

靴の素材によってブラシを使い分けると良いでしょう。

ベロや水よけ部分は見過ごしがちなので、しっかりと汚れを落としてください。

このときに、ソールや金具や靴ひもに異常がないかも確認しておいてください。

また、靴の中の小石や砂利なども出しておきましょう。

次に、靴底の汚れをブラシで取り除いてください。

靴底には小石が挟まっていることが多くあるので、割りばしなどを使用すると取りやすいです。

最後に、ライニングの汚れを落としましょう。

ライニングとは、靴の足を入れる部分のことを指します。

細かい砂ぼこりがよくたまる部分なので、柔らかめの布で汚れをふき取りましょう。

あまりにも汚れがひどい場合は、ナノコンプリートという専用の洗剤を使用してみてください。

ナノコンプリートは、主に靴の内部に浸透した汗の汚れや雑菌などを浮かび上がらせ、分解する効果があります。

靴全体にスプレーしたら30分程度放置してから、汚れをふき取りましょう。

ローバー登山靴の手入れ方法②~靴を乾かす

ローバー登山靴の手入れ方法、次は靴を乾かしましょう。

靴の汚れを落とすことができたら、靴を乾燥させます。

靴の中敷きを出し、それぞれ風通しの良い場所で陰干ししてください。

直射日光は避ける必要があります。

また、ストーブやドライヤーなどを使用して乾燥させるのはおすすめしません。

急激な乾燥によって、靴が型崩れや損傷したり、中敷きの劣化を早めてしまう原因となります。

また、雨の登山で靴の中まで濡れてしまった場合は、新聞紙を丸めて靴の中に入れて、新聞紙に水分を吸わせると良いでしょう。

しっかり乾燥できたら最後のお手入れに進みます。

靴の革の油分がなくなり革表面がかさつく症状が出たら、保革成分入りのワックスを塗り込んでください。

ワックスを少量指に取り、指の腹で少しずつ革に馴染ませるように、薄く塗っていきましょう。

塗り終わったら数日置いてから、ブラッシングを行ってください。

ワックスでうまく革の表面がコーディングされ、光沢が出てくるでしょう。

靴の手入れは面倒ですが、靴を長持ちさせるのに非常に重要です。

慣れてくれば、10分程度で終わる作業です。

是非一度やってみてはいかがでしょうか。

手入れ後の保管方法と点検

ここまでローバー登山靴の手入れ方法をご説明してきましたが、最後は保管方法についてご説明します。

登山後、しっかりとメンテナンスしても、保管方法をおろそかにしていると意味がありません。

登山靴は保管状況により、その寿命が大きく変わります。

基本的には風通しが良く、直射日光が当たらない場所が保管場所に適しています。

車のトランクやビニール袋や箱の中など、密閉された高温多湿の場所は絶対に避けてください。

靴のコンディションを損ねたり、中敷きの劣化を早める原因となります。

長期間使用せず保管する場合は、靴の中に丸めた新聞紙をつめて、軽く靴ひもを緩めた状態で保管してください。

そうすることで、靴の型崩れを防止することができます。

そして、長期保管後、山へ行く予定が決まったら、余裕をもって点検を行ってください。

長期間の保管によって、劣化が進んでいる可能性があります。

靴ひもやフック、縫い目のほつれや中敷きがはがれていないかなど、チェックしましょう。

靴底のブロックは、新品の状態から比べて半分ほど消耗すると、グリップ力が低下します。

こうなると滑って転倒してしまう可能性があるので、ある程度消耗したら張り替え修理を行ってください。

愛用の登山靴を育てよう

ローバーの登山靴は品質がとても良く、丁寧に手入れをすれば非常に長く愛用できます。

小まめに手入れをすることによって、愛着が湧いてきます。

また、手入れをすることによって何とも言えない味が出てきます。

これも、ローバーの登山靴の魅力と言えます。

このローバーを使用して、自分だけの登山靴を育ててみてはいかがでしょうか。

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