カヤックを車載してどこまでも!落下を防ぐ固定方法

最終更新日:2019/01/24

水上を自由に漕ぎ進んで、気ままに楽しむカヤックフィッシング。

海や川や湖を、思い切り楽しめます。

今回は、そんなカヤックを車載する際に、落ちてしまうことが無いように、キャリアや固定方法のご紹介をしていきます。

参考にしてください。

固定方法の前に、カヤックフィッシングの準備をおさらい

カヤックを車載する場合の固定方法をご紹介する前に、持っていくべき道具についてご説明しておきます。

もう慣れていて準備はばっちり、という方は次項からご覧ください。

〇ライフジャケット

フィッシング専用のライフジャケットは必須アイテムです。

ホームセンター、専門店で販売しています。

子供用や女性用、ボタンを押すと膨らむタイプなど様々で、外国ではPFD(パーソナルフローテーションデバイス)と呼ばれます。

〇飲料水・食料

海でのカヤックフィッシングの場合、万が一のことがあります。

岸に戻れなくなった場合、ライフラインをしっかりと準備することは重要なのです。

強風にあおられたり、波が強くなったりしてカヤックの操作が困難になったら、ひとまず落ち着いて食べ物を食べて体力を維持しましょう。

〇日焼け防止グッズ

帽子や日焼け止めも持っていきましょう。

水上に日陰は、ほぼありません。

〇ホイッスル・コンパス

緊急事態用です。

※アンカー・シーアンカー

必須と言うわけではありませんが、強風時には役に立つこともあります。

また、大物を狙いたい時にも使えます。

ただ、使い方を間違えると岩に引っかかるなどして転覆をまねくこともあり、注意が必要です。

カヤックの車載に必要な道具①

ここからは、カヤックを車載する場合の道具についてご紹介します。

☆ベースキャリア

「ステー」「フット」「バー」の3点から成るベースキャリアですが、車に寄って適合しないタイプもあります。

webサイトで、車種を入力すると大手のメーカーのパーツを選んでベースキャリアのおすすめをしてくれるところもあるので、そちらを参考に選ぶのもいいでしょう。

・inno適合検索

日本製のカーキャリアのメーカーで、簡単入力で選択してくれます。

安くても実用性の高いキャリアが多く、初心者にもおすすめできます。

・TERZO適合検索

こちらも、日本製のメーカーです。

軽自動車用のキャリアも売っていて、新車に適合する商品の品ぞろえもスピーディーです。

上記のようなサイトで検索してみてください。

もちろん、専門店に行って直接、アドバイスをもらうのも確実な方法です。

☆カヤック用アタッチメントキャリア

これを使わずベースキャリアのバーに、そのままカヤックを載せることもできます

ですが、より安定させカヤックを損傷させることなく運ぶためには、専用のアタッチメントキャリアが便利です。

固定方法も簡単ですので、ご検討ください。

カヤックの車載に必要な道具②

☆ベルト

カヤックのアタッチメントに付いていることも多いです。

バーに対して1本、計2本、必要です。

☆リフター

車高の高い車にカヤックを車載する場合に役に立ちます。

また、重めのカヤックを載せる際にも活躍します。

車を傷つける心配が無くなり、力の無い方でも安心です。

長さには注意が必要ですが、目安としては適合バーの20cmアップくらいです。

☆プロテクター

さらに安心したい方は、カヤックの傷防止アイテムも揃えるといいでしょう。

プロテクターは、先ほどご紹介したinnoのサーフィン・ボードプロテクターも使用できます。

上記のような道具を活用して、カヤックを車載してみましょう。

それでは、次項からは車載方法・固定方法についてご説明します。

カヤック車載の手順・固定方法のコツ①

●カヤックを車載する時の手順

まず、ベルト2本をルーフラックの前と後ろのバーにかけていきます。

そして、ボートをルーフラックに載せてください。

その際に、カヤックの前後のちょうど真ん中と、ルーフラックの前後の方向の2つのフットの中心が、できるだけ合うように載せましょう。

注意点としては、ルーフラックのフットより内側にカヤックは載せます。

もし、フットより外側にはみ出してしまっていると、締めてもゆるみが出ます。

その後、どちらか片方のベルトの両端を持ちます。

そして、車をボートにかけて、そのまま車の横にまわりこみます。

さらに、ここが固定方法の重要なポイントになりますが、カムロックという金具が付いていない方の端っこをバーの下に通していき、カムロックにしっかりと通します。

そして、カムロックを上にズラすようにして、ベルトの端っこを下方向に引いていきます。

ここで締まりきるより前にカムロックが下がって、バーの位置まで行ってしまうこともあります。

その場合は、カムロックをまた上にズラし、再び締めましょう。

ここでは、最後まで締めません。

カヤック車載の手順・固定方法のコツ②

引き続き、カヤックの車載方法をご説明します。

片方のベルトを適度に締めたら、もう片方のベルトもを同じ様に締めましょう。

カヤックの前と後ろの真ん中と、2つのフットの前後の方向の真ん中をできる限り合わせ、確認します。

ズレているのが確認できたらそのままにせず、カヤックを前後に移動させて調節してください。

それぞれの真ん中が、大方、合わさったらベルトを前と後ろ、代わる代わる強めに締めていってください。

ここも、固定方法のポイントですが、片方だけを偏って強く締め過ぎると、カヤックがズレてしまい安定しません。

もちろん、ベルトの締め方が甘いとカヤックが動いてしまい危険ですが、締め過ぎも、カヤックのタイプによっては、損傷・変形をまねいてしまうことがあります。

くれぐれも、ご注意ください。

また、強く締めてもカヤックがズレにくいアイテムとして、ルーフラックのバーに使うルーフラックパッドもおすすめです。

ここまで出来たら、余ったベルトの端が遊ばないよう、バーに巻き付けておきましょう。

晴れの日なら、ドアに挟んで車内に通すこともできますが、雨の日はベルトを雨水が伝います。

カヤックの落下事故は起こる!念入りに固定しよう

カヤックの車載で、走行中にカヤックが落下してしまう事故は十分考えられることですし、現に実例もあります。

キャリアごと落ちることが、多いそうです。

また、止まった時にキャリアの片方だけが外れていることに気が付き、ひやりとした経験をお持ちの方もいます。

カヤックの固定方法のポイントをしっかりと守り、ご不安ならバウと車をしっかりと縄で結んでおくなどの、対策をとってください。

こうしておけば、カヤックが落下するのは防げます。

カヤックが他の車にぶつかったり、他人めがけて落下したりするなんて、ゾッとしますよね。

油断せずに、天気や現地の情報、装備に気を配りましょう。

また、他人に迷惑をかけないように、基本的な知識をきちんと学んでから出かけましょう。

カヤックフィッシングの楽しみを広げよう!

カヤックフィッシングの車載に必要なもの、その方法について、ご紹介しました。

適当にやるのではなく、ベルトの通し方、締め方など、きちんとコツを守って車載しましょう。

また、道路交通法でカヤックを車の上に積む際の大きさについて定められています。

カヤックの全長は、車の全長×1.1倍をオーバーしてはいけませんので気を付けてください。

それでは、楽しいカヤックフィッシングを!

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