アウトドアでお馴染みの鍋「ダッチオーブン」ですが、その中でも初心者にもおすすめなのが「ユニフレーム」から販売されているダッチオーブンです。
この記事では、「ユニフレームのダッチオーブンはどんな鍋なのか」、「錆びには強いのか」、「お手入れ方法は?」といった疑問についてお答えしていきます。
参考にしてみてくださいね!
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ユニフレームのダッチオーブンってどんな鍋?
アウトドアでお馴染みのダッチオーブンですが、ユニフレームから販売されているダッチオーブンは初心者にも使いやすく、人気のある鍋です。
そこでまずは、ユニフレームのダッチオーブンの特徴について探っていきましょう。
ユニフレームのダッチオーブンの最大の特徴といえば「黒皮鉄板」です。
一般的に見かけるダッチオーブンは、溶かした鋳物素材を型に流し込んで成型していますが、ユニフレーム製のダッチオーブンは、一枚の鉄板を鍋状にプレス成型して作られています。
この製造工程で、鉄を高温になるまで加熱するため、鍋の表面が酸化を起こしてできる皮膜が「黒皮」とよばれる層です。
一般的な鉄鍋の場合、赤錆が簡単に発生してしまうのですが、ユニフレームのダッチオーブンの場合、この黒皮によって赤錆が生じにくくなっていることが特徴の一つです。
また、ユニフレームのダッチオーブンは、プレスや切削加工といった機械加工によって作られるため、どの鍋も精密です。
そのことによって、蓋と本体のかみあわせはしっかりと合っていて、ずれることがありません。
つまり、ユニフレームのダッチオーブンは蓋をしっかりと密閉することができるため、うまみを逃がさずに料理することが可能なのです。
ユニフレームのダッチオーブンの大きさ
錆びに強くて丈夫なダッチオーブンは、アウトドアをする方ならば、きっと重宝する道具です。
しかし、「大人数でキャンプしないから、大きい鍋はいらない」と思って、今までダッチオーブンを使ったことが無い方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方に向けて、ユニフレームのダッチオーブンには、いくつかのサイズ展開があります。
これまで、ダッチオーブンを使ったことが無かった方も、ぜひ小さいサイズの鍋を持ってキャンプに行ってみてはいかがでしょうか。
●8インチ
まずは、8インチのダッチオーブンからご紹介します。
サイズは20.5×9.5センチ、重量4.2キロとやや小さめサイズです。
2~3人でキャンプをするときに丁度よい大きさです。
「ダッチオーブンを試してみたい!」という方も、手ごろな価格の8インチから購入されるとよいかもしれません。
参考価格は、9,000円です。
●10インチ
続いて10インチのダッチオーブンです。
最もスタンダードな大きさですから、家族でキャンプを楽しまれる方や友達同士で楽しまれる方におすすめのサイズです。
サイズは26.0×11センチで、重量は5.8キロになります。
参考価格は、14,600円です。
●12インチ
ラインナップで最も大きいサイズが12インチです。
サイズは、30.5×13センチで、重量は8.8キロです。
大人数でキャンプをされる方ならば、きっとサイズを重宝するでしょう。
この大きさであれば、鶏の丸焼きを作ることも可能ですよ。
参考価格は、16,900円になります。
●6インチ
最後に、今は廃盤となってしまいましたが、小ぶりでソロキャンプにも最適な6インチのダッチオーブンもありました。
サイズは、15.0×7.7センチ、重量は1.8キロになります。
廃盤となってはいますが、中古品がネットオークションなどで出回っているため、手に入れることも可能です。
ユニフレームの鍋は錆びにも強い!お手入れ方法は?
ユニフレームのダッチオーブンは、黒皮鉄板でできているため、錆びにくい鍋であることが特徴の一つ、とご紹介しました。
一般的なフライパンや鍋などは、焦げがこびりついてしまうと、落とすのがとても大変になりますよね。
特に、キャンプ場で使用するとなると、火力も強く使用時間も長いため、焦げつきは避けられない問題でしょう。
焦げを落とすために、金たわしなどでゴシゴシと洗えば、表面のコーティングも削ってしまい、さらに焦げつきやすくなるという悪循環になります。
一方、ユニフレームのダッチオーブンは、鍋肌に自然に生じる酸化皮膜で覆われているため、コーティングなどを気にせずに金たわしでゴシゴシと洗うことが可能です。
ただし、いくら錆びに強いと言っても、水滴がついたまま放置すると赤錆が生じることがあります。
使用後には必ず、よく洗ったあとにしっかりと乾かして、食用油を塗っておきましょう。
鉄製のお鍋は、使えば使うほど鍋肌に油が馴染み、次第に焦げつきにくくなってくることも特徴です。
きちんとお手入れを行えばずっと使うことができる鍋ですから、使用後のお手入れは忘れずに行うようにしましょう。
お手入れをしているうちに愛着も沸き、さらに料理が楽しくなるかもしれませんよ。
ユニフレームのダッチオーブンは錆びにくいだけじゃない!
ユニフレームのダッチオーブンは、製造過程でプレス加工するので、とても耐久性に優れた作りであることも特徴です。
一般的な鋳鉄製のダッチオーブンは、急加熱・急冷却などには弱く、最悪ヒビが入ることもあります。
一方、ユニフレームのダッチオーブンは、急激な温度変化を与えたとしても割れにくい頑丈さを備えていますし、落としたり、ぶつけてしまったりしたときの強い衝撃にも耐えることができる、とてもタフな鍋です。
耐久性に優れているという事は、比較的荒っぽい使い方をしがちなアウトドアに向いているということです。
鍋の破損を気にせずにどんどん使うことができるのは、安心ですよね。
このように、ダッチオーブンの中でもユニフレーム製の鍋に人気があるのは、黒皮鉄板であることで、錆に強く、さらにお手入れも楽であること。
更に、アウトドアでも安心して使用できるほど、高い耐久性がある点によるものと言えるでしょう。
もしユニフレームのダッチオーブンが錆びてしまったら?
いくらユニフレームのダッチオーブンが錆びに強いといっても、きちんとお手入れをしなかったり、保管方法を誤ると錆が発生してしまうこともあります。
もし錆びてしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
そんな時には、鍋をよみがえらせる対処法があります。
まず、ダッチオーブンから煙が出るまで、十分加熱していきます。
鍋が十分に温まったら、鍋に食塩を多めにいれ、食塩を研磨剤代わりにして新聞紙などで錆びた部分をこすっていきます。
しばらくすると、塩が茶色くなり錆が落ちてきます。
錆を取り除くことができたら、最後にしっかりと流水で洗い、火にかけて水分を飛ばします。
水分が飛んだら、食用油を全体に薄く塗ることで鍋がよみがえります。
錆に強いはずのダッチオーブンが錆びてしまった理由としては、以下の3つが考えられます。
・料理後のお手入れで油を塗らなかった
・保管場所の湿度が高い
・シーズニングがきちんと済んでいなかった
錆びてしまう原因の一つに、保管方法があります。
保管する場所は、風通しのよい場所が理想です。
また、しばらくダッチオーブンを使用する予定がない場合は、湿気がこもらないよう、新聞紙や乾燥剤などをいれておくといいでしょう。
ダッチオーブンを使用する前に!シーズニングとは?
ダッチオーブンが錆びてしまう原因の一つに「シーズニング不足」を挙げました。
シーズニングとは、日本語で「焼きならし」を意味し、鍋の出荷前に塗布される錆び止めを落として、鍋表面に油を染み込ませてコーティングする作業のことです。
ユニフレームのダッチオーブンを含めて、全てのダッチオーブンは調理前にシーズニングを行うのが基本です。
シーズニングを行うにあたり、必要なものは以下になります。
・油(オリーブオイルが○)
・野菜くず(ネギや生姜のような香りの強い野菜がいいが、にんじんの皮やキャベツの葉などでもいい)
・キッチンペーパー
作業方法としては、まず、鍋についているワックスやシリコンオイルを落とすために、鍋全体を食器用洗剤で丁寧に洗います。
洗い終わったら、水ですすいで、洗剤をしっかり落とします。
次に、鍋を乾燥させるために、タオルなどで水気をとったり、鍋を火にかけて空焼きします。
鍋の水分が十分に乾いたら、キッチンペーパーなどを使って、オリーブオイル等の食用油を鍋の全体に薄く塗ります。
この時、鍋の内側だけでなく、外側や、フタにも忘れずに塗ってください。
油を塗ることができたら、鍋から煙が出るまで火にかけます。
煙が出始めたら弱火にして、煙が出なくなるまで焼き続けます。
煙が出なくなったら、再び油を薄く塗って火にかけることを4~5回繰り返します。
油を焼き付け終わったら、鍋に野菜くずを入れて炒めます。
鍋の内側全体に野菜くずが触れるようにしましょう。
炒め終わって、野菜くずを捨てたら、再度鍋に油を薄く塗ります。
自然に熱を冷ましたら、シーズニングの完了です。
シーズニングは、ワックスを落とし、油を馴じませることで、錆びついたりや焦げつくことを防ぐ効果があります。
ダッチオーブンを始めて使う場合は、必ずシーズニングを行うようにしましょう。
ユニフレームのダッチオーブンでさらに楽しく
ダッチオーブンは、様々な調理を可能としているので、キャンプでは定番の鍋です。
今回ご紹介したユニフレームはダッチオーブンの鍋の中でも特に耐久性が高く、錆びつきにくい鍋です。
更に、お手入れ方法も楽ですから、初心者にもおすすめできる鍋と言えるでしょう。
ダッチオーブンを手に入れて、アウトドア料理を存分に楽しんでください。