種類別に見る!モンベル製アイゼンの付け方をご紹介!

日本発のアウトドアブランド、モンベル(mont-bell)は、登山用品の製造から販売までおこなっているメーカーです。

アウトドアブランドは海外製のものが多いですが、日本人が企画するアイゼンにはどんな特徴があるのでしょうか。

モンベルからは様々な種類のアイゼンが発売されていますので、それらの付け方と、買う前に知っておきたいアイゼンの知識をご紹介していきます。

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まずはモンベルというブランドについて知ろう

モンベル(mont-bell)というブランドは、1975年に辰野勇氏によって大阪で設立された、アウトドアの総合メーカーです。

辰野氏は自営業であった両親の影響で、「将来はサラリーマンではなく、やりたい仕事を自分でおこして、仕事は自営でする」という考えをもっていたとされています。

そして、登山の経験もある辰野氏は、起業前に総合商社の繊維部門に所属していました。

モノづくりの原点である素材の特性から製品になるまでのプロセスを知ることができ、製品を使うところまで理解し、さらにビジネスの基本を学べるという、この環境がモンベル設立へのきっかけとなったのだと思います。

また、2011年には創業者が高齢のために廃業となった「カジタックス」を引き継ぎ、「モンベル・カジタックス」というブランドでアイゼンシリーズを発売していきます。

カジタックスといえば、1961年から元は「タニアイゼン」という名称で、アイゼンやピッケルなどを送り出した日本の国内メーカーです。

梶田氏の金属と、辰野氏の繊維がコラボレーションされたアイゼンは、アイゼンの仕様や付け方など、今後ますます新しいものへ進化していくのではないかと想像しています。

アイゼンとは?アイゼンの必要性について知っておこう!

アイゼンとは、氷の上や凍った雪の上を歩くときに、滑り止めとして靴底に装着する金属製の登山道具です。

アイゼンはモンベル以外のメーカーからも多数販売されていますが、今回はモンベルのアイゼンについてご紹介していきます。

アイゼンは金属製の爪を氷に刺し、滑らないことを確認しながら一歩一歩進みます。

アイゼンと登山靴はセットで購入するのが一般的ですが、靴に合わないアイゼンを装着したり、間違った付け方をしてしまうと、歩いている最中にアイゼンが外れてしまい、そのまま滑落してしまうことがあります。

平坦な道を歩いている場合はまだよいのですが、傾斜がきつい氷った道を歩いていると、一歩滑ってしまっただけで、坂道を滑り落ちてしまいます。

こうなってしまうと、止まることができず、何かにぶつかるまで滑り落ち続けます。

これがよくある滑落事故です。

冬の山を登る場合は、アイゼン選びと付け方はとても重要ですので、しっかりと覚えてください。

実際に冬山を登る場合は、慣れるまでは経験者に同行してもらうことをおすすめします。

モンベル製アイゼンの歴史と幅広く対応するアイゼンの特徴

愛知県春日井市にある梶田製作所が製作する「カジタックス」というブランドが、実はモンベルのアイゼンであることはご存知でしょうか。

1965年に愛知県春日井市に創業者である梶田氏が、「梶田製作所」を創業します。

しかし、2010年に梶田氏の跡継ぎがいないことが理由で、閉鎖することとなりましたが、それをモンベルの創業者辰野氏が引き継ぐことになりました。

ここで、新たに「モンベル・カジタックス」というブランドで再出発することとなります。

実は梶田氏が20代、辰野氏が10代の頃に二人は出会っており、40数年後、思いもよらない形で二人は再会しているのです。

数少ない日本製の登山用品は貴重で、日本のモノづくりの一つの技術が失われる寸前でしたが、それをモンベルが引き継ぐ形で残ることとなりました。

そして、このモンベル・カジタックスのアイゼンの特徴には、独自の構造と加工方法があります。

・左右専用設計

前爪がまっすぐ前を向いているため、蹴り込みやすい構造になっています。

メーカーによっては、前爪がやや内側を向くようにつくられているものもありますが、モンベル・カジタックスのアイゼンは、前爪が真正面を向くように設計されています。

また、一般的なアイゼンは、中心部にあるジョイントバーで靴のカーブに合わせるよう設計されているため、左右で同じパーツが使用されています。

一方、モンベル・カジタックスのアイゼンは左右専用のパーツを使用しているため、靴の形状にしっかりフィットされます。

・プレス加工

1枚の鋼板の状態から、熱処理やプレスなどの加工を経てつくられています。

メーカーによっては、爪と枠が別で繋ぎ合せているものもありますので、そういったものと比較すると強度は高くなります。

こういった独自の製造方法がありますが、アイゼンの付け方自体は、一般的なアイゼンと同じで、難しいものではありません。

それでは次に、アイゼンの付け方をご紹介していきます。

本格的な冬山の登山に使用する!12本爪アイゼンの付け方

モンベル・カジタックスの12本爪アイゼンは3種類あります。

・ワンタッチタイプ

前後を金具とレバーで固定するアイゼンです。

前後にしっかりとコバが出ている靴に装着できるタイプです。

最初に自分の靴のサイズに合うよう長さに調整しておけば、あとは金具をコバに引っ掛けて、レバーで固定するだけです。

付け方はとても簡単で、しっかりと強い力で固定されるため、冬山縦走やアルパインクライミングに適しています。

・セミワンタッチタイプ

後ろのみレバーで固定するアイゼンです。

前にコバがなくても、かかとにコバが出ている靴に装着できます。

・テープタイプ

前にも後ろにもコバがないタイプに装着できるタイプです。

靴のコバによって取り付け可能なアイゼンが変わってきますので、ご自身の靴の形状や用途によって選んでください。

なお、アイゼンを選ぶためのポイントとして、アイゼンが靴の幅からはみ出してしまうと、しっかり固定されませんので、実際に装着する靴に合わせてアイゼンを選ぶようにしましょう。

モンベルの8本爪・10本爪アイゼンの特徴と付け方と選び方

モンベルの8本爪、10本爪はテープタイプのアイゼンです。

樹脂製のハーネスとナイロンテープで固定できるので、コバのない靴にも装着が可能なタイプです。

アイゼンは通常、ソールが硬いものに装着しますが、8本爪のアイゼンはソールが柔らかい靴にも装着できます。

柔らかすぎる靴には推奨されていませんが、夏用の登山靴で万が一のときにも装着することができます。

テープタイプのアイゼンは、爪の本数に関わらず付け方は同じです。

つま先をハーネスにしっかり差し込み、テープをつま先のハーネスに下から上へ通します。

かかとのハーネスには内側から外側にテープを通し、テープを前側へ回して、反対側のバックルへ通します。

つま先とかかとのハーネスが靴にしっかりと密着するように、テープを締めて調節します。

このとき、靴とハーネスに隙間ができないようしっかり固定しましょう。

ベルトが長すぎる場合は、バックルを通してしめたあと、10cm程余るように切ってください。

ベルトは斜めに切ると、バックルに通しやすくなります。

切断部分はライターなどで炙って溶かして固めましょう。

テープは短く切りすぎると引っ張って締めるときに力が入りにくくなりますので、若干長めに残しておくのがおすすめです。

もっと便利に!モンベル製アイゼンのオプション品と付け方

冬の登山では、アイゼン以外にもあると便利なものがあります。

雪の多い山では、アイゼンでは足が雪に埋まり歩きにくくなります。

そこで、「スノーシュー」や「ワカン」があると、雪の上を歩くことができますので、アイゼンよりも速く歩くことができます。

しかし、雪の中でアイゼンやスノーシューを履き替えるのは大変です。

そこで、おすすめなのが、モンベルのスノーシューやワカンです。

特定のアイゼンであれば、そのまま付けたまま装着でき、ジョイントバーでサイズ調整をすることが可能です。

付け方も簡単で、テープとバックルで締めるだけですので、雪の多い山へ行くときは、アイゼンの他にスノーシューやワカンも持参して行くことをおすすめします。

装着できるのは、基本的にモンベル・カジタックスのアイゼンのみになります。

他のメーカーのアイゼンには対応していませんが、他社製のアイゼンにも使用できる「ライトアルパイン スノーポン」という製品もあります。

アイゼンの形状によっては合わない可能性もありますので、購入する場合はアイゼンを合わせてから購入するようにしましょう。

なお、モンベルのスノーシューやワカンは2016年以前のモンベル・カジタックスのアイゼンには対応していませんので、ご注意ください。

状況に合ったアイゼンを手に入れて冬山登山を楽しもう!

雪の多い冬山は、歩き方一つで疲労度がかなり変わってきます。

アイゼンと靴がしっかりフィットしていないと、アイゼンがぐらつき外れてしまう可能性もありますし、足にばかり気をとられて雪景色を楽しむことができません。

冬山は装備によっては大事故に繋がる危険もありますので、万全の装備で冬山登山を楽しみましょう。