登山にベストを着て行こう!おすすめの着こなしと活用術

最終更新日:2019/07/25

登山に着て行くウェアはたくさんあって、選ぶのに迷ってしまいますよね。

数ある登山ウェアの中でも、ベストは意外と使い勝手のよいアイテムです。

アウターとして着たり、アウターの下に着たり季節によって着方を変えることができます。

こちらでは、使いまわしのきくベストの、季節ごとの着こなし方や、あると便利なおすすめのベストをご紹介していきますので参考にしてみてください。

登山ウェアに必要なのは?登山の服装の基本を覚えよう

登山ウェアは3枚で考えるのを基本とし、その考え方はレイヤリングと呼ばれます。

1番下に着るのはベースレイヤーと呼ばれる肌着で、直接肌に触れ、汗を吸って発散させる役割があります。

吸水速乾に優れたポリエステルやウール、混紡素材のものが適しています。

また、綿素材は吸汗性はあっても乾きにくいため、ベースレイヤーには選ばないようにします。

真ん中に着るのはミドルレイヤーと呼ばれ、ベースが吸った汗を更に外へ逃がす透湿性と、保温性などが求められます。

ミドルレイヤーも、ベースレイヤーと同じ理由で綿素材は避けるのが基本です。

1番外側に着るのはアウターレイヤーで雨風をシャットアウトする、防水性、防風性、透湿性の高いものが求められます。

ソフトシェル、ハードシェル、レインウェアなどがあり、季節や天候に合わせて選ぶことがおすすめです。

また、ミドルレイヤーとアウターレイヤーには、長袖のもの、袖のないベストを選ぶかはお好みになります。

その他にも、下にはくズボンや、グローブも同じように重ね着するのが基本となりますので覚えておきましょう。

$$暖かい季節はアウターに!登山時の体温調節におすすめなベスト

防寒着がそれほど必要ない季節にも、登山では急な天候の変化や気温の変化はつきものです。

そういった時に活躍するのがベストです。

特に、フリースのベストは袖のあるものよりも軽く、着用しない時には持ち運びやすいので1枚あると便利です。

暖かくなってきた春先にはアウターとして使え、夏場は寒さを感じた時用の予備として重宝します。

もちろん、初秋の頃にも、ベストはアウターとして活躍しますので、最も長く使えるおすすめアイテムであるといえるでしょう。

フリースだけではなく、化繊の薄いベストや、ソフトシェル

寒い時期には、ベストは必然的にミドルレイヤーに着るものとなります。

ベストをミドルレイヤーに選ぶのであれば、こちらも機能性の高いフリースのベストがおすすめです。

いくら寒い時期であっても、ずっと動き続ける登山では、多少なりとも汗をかきます。

ミドルレイヤーは、直接汗を吸うベースレイヤーの上に着るものなので、その吸収した汗を逃がす素材であることが大事です。

保温性を重視したい時にはダウンを着てもよいのですが、ダウンは通気性が悪く、汗などの水分には弱く体の冷えにもつながります。

そのため、ダウンは薄手のものを選び休憩中に着るようにするとよいでしょう。

寒い時期の登山行動時には、吸湿性の高いフリースベストや、防風性や撥水性に優れたソフトシェルのベスト、保温性を発揮してくれる化繊の中綿ベストなどがおすすめです。

どの機能を重視するかによって、ご自分に合ったベストを探してみてくださいね。

1枚持っていると重宝する?!フリースベストのおすすめは

こちらでは登山の行動時に1枚あるととても便利な、人気のおすすめフリースベストをご紹介します。

●モンベル:シャミースベスト

薄手なのに保温性に優れ、148gと軽量なので持ち運びにも便利なベストです。

ストレッチ性もあり、登山の行動中でも動きを妨げることがありません。

メンズとウィメンズの両方で販売され、手頃な価格で手に入れることができます。

●コロンビア:アーチャーリッジベスト

優れた防風性と透湿性を兼ね備えた中綿入りのフリースベストです。

切り替えのデザインが目を引くベストで、脇下部分には中綿を入れて保温性を高めています。

●パタゴニア:ロス・ガトス・ベスト

軽量でストレッチのきいた、柔らかいフリースベストです。

登山時のミドルレイヤーとしてはもちろん、シンプルなデザインなので普段使いにも向いています。

こちらでご紹介したフリースベストは、メンズだけでなく、ウィメンズでも展開しています。

女性の方は、ウィメンズもおすすめなのでチェックしてみてくださいね。

これもおすすめ!ミドルレイヤーに適した高機能ベスト

前項ではフリースベストについてご紹介しましたが、こちらでは登山行動時に適した高機能なおすすめのベストをご紹介します。

●パタゴニア:メンズ・ナノエア・ライト・ハイブリット・ベスト

暑くなりすぎるのを防ぎながらも、しっかりと体の芯を温めドライで快適な着心地のベストです。

その重さは181gととても軽量で、通気性、保温性、耐臭性、耐水性に優れています。

●モンベル:サイクライムベスト

前面に保温性と防風性に優れたソフトシェル素材を用い、背面は通気性に優れた素材を使用しているため、風が侵入しにくく、暖かさを逃がさないような工夫がしてあります。

また、風が入り込みにくく暖かさを逃さない高機能ジッパーも魅力です。

●ファイントラック:ドラウトポリゴン3ベスト

濡れても保温性が低下しにくく、雪や汗で濡れるような状況下でもその高い機能性で耐えることができます。

抜群の通気性と汗処理性能があり、抗菌防臭加工もされた動きやすいベストです。

登山といっても、季節や天候、登る山の高さによって、求められる機能は多様に変化します。

ご自分の登山スタイルにあわせた機能のあるベストを選んでください。

登山だけじゃない!普段使いにもおすすめのベスト

ベストは登山時だけではなく、普段使いにも重宝するおすすめのアイテムです。

特に、肌寒くなってきた秋などには、使いまわしがきき、控えめな色合いを選べば、通勤時やタウンユースに適しています。

登山行動時のように汗をかき続けることがない、普段使いの状況下であれば、ダウンのベストは暖かく使い勝手のよいアイテムとなります。

こちらでは登山にも普段にも使える、おしゃれなおすすめのダウンベストをご紹介します。

●パタゴニア:リバーシブル・ビヒー・ダウン・ベスト

100%リサイクルダウンを使用し、表面の生地にはナイロン100%で耐久性撥水加工がしてあります。

その保温性と耐水性、耐久性の機能を持ち合わせている上に、リバーシブルなので着こなしの幅が広がるベストです。

●モンベル:プラズマ1000ダウンベスト

保温性と軽量性を両立した独特のキルティングパターンが特徴的です。

驚きの1000フィルパワーの最高品質ダウンを使用し、生地の素材に極薄のシェルを用いて、重量を92gにまで抑えてあるダウンベストです。

●アークテリクス:セリウムLTベスト

ミドルレイヤーとしてもタウンユースにも使える、シンプルデザインながらスタイリッシュなダウンベストです。

軽量性、保温性、耐久性も十分にあり、幅広くアウトドアアクティビティに対応します。

登山をする時にはベストを活用しよう!

ベストは登山をする時には、肩や腕が動かしやすくなり、体温調節をしやすいアイテムであるとお分かりいただけたでしょうか。

物によっては、コンパクトな袋に入るベストもあるので、荷物に1つ忍ばせておいても邪魔になりません。

まだベストを登山に活用していない方は、こちらを参考にアイテムの1つに加えてみてください。

登山だけでなく、普段使いにも活躍しますよ。