キャンピングカーに冷蔵庫があったら便利!電源はどうする?

最終更新日:2019/08/13

季節によって違う表情を見せてくれる自然の美しさを楽しめるのがキャンプの魅力ですよね。

そんなキャンプを更に楽むために、近年流行しているキャンピングカーがおすすめです。

また、キャンピングカーを利用されるのであれば、冷蔵庫を積んでおくと便利ですよ。

冷蔵庫を設置するにあたり、電源はどうやって確保すればいいのかという疑問についてもお話しします。

キャンピングカーはこんなに便利

誰もがキャンピングカーは便利だと思っていますよね。

改めて、どこがどのように便利なのか知っておきましょう。

たくさんある便利な点の中で、主なものを挙げてみます。

●思い立ったときにすぐに実行できる

非日常を楽しめる旅行は素敵なものですよね。

しかし、実際に実行するまでの準備が大変ではないですか。

宿泊する場合は、宿の予約をしなければいけませんし、公共交通機関を利用する場合は時間に縛られることになります。

しかしキャンピングカーであれば、そういったことに縛られず旅行に行こうと思い立ったタイミングで出発できます。

●宿代がかからない

車中泊でも宿代がかかりませんが、平らにならないシートでは熟睡できません。

そのため疲れがしっかりととれず、安全に移動するためには不安な要素となります。

しかし、ベッドを積んでいるキャンピングカーであれば、ゆっくりと眠ることができます。

●旅先の食材で自炊できる

旅先での楽しみといったら、食事ではないでしょうか。

料理好きの人であれば、キャンピングカーのキッチンで地元の食材を購入してきて、自分が食べたい物を作ることができます。

余った食材は電源を入れた冷蔵庫で保管も可能です。

電源を確保すればキャンピングカーで使用できる冷蔵庫の種類

家庭に冷蔵庫が設置されているのは当たり前ですよね。

生活するうえでは、必要不可欠な家電の一つです。

逆に言えば、便利な生活に慣れてしまっているため、冷蔵庫がないと不便で仕方ありません。

それは、キャンピングカー内においても同じことが言えます。

やはり、キャンピングカーにも冷蔵庫があれば、冷えた飲み物を飲めたり、食材を良い状態で保存できたりと色々と便利ですよね。

元々冷蔵庫が備え付けられていないキャンピングカーの場合、キャンピングカーで使用できる冷蔵庫には、どんなタイプのものがあるのでしょうか。

主に、以下のような2種類の冷蔵庫があります。

●2way方式(ヒートポンプ式)

こちらのタイプの冷蔵庫は、発電機やシガーソケットを電源にして使用できます。

●3way方式(アンモニア封印型)

キャンピングカーに、はじめから備え付けられていることが多いタイプのものです。

2way方式にプラスして、ガスによっても動作することができます。

キャンピングカーで冷蔵庫を使うために必要な電源とは

キャンピングカーの中で、冷蔵庫などの電化製品を使用するための重要なポイントは、一体どこにあると思いますか。

「車内に家電を置くスペースがあるかどうか」

確かに、キャンピングカー内の空間に、どうやって電化製品を配置して使用するのかも大事なチェックポイントです。

しかし、それよりももっと根本的な問題があります。

それは、電化製品を作動させるための電源をどうやって作るかということです。

自宅には常時電気が流れてきているため、コンセントにプラグを差し込むだけで、冷蔵庫も電子レンジも簡単に使えますよね。

しかしながら、みなさんもご存知のように、キャンピングカーは電気を供給してくれる電線に繋がっていません。

電気が使えないのは当たり前ですよね。

何も対策をしなければ、照明、冷蔵庫、電子レンジなどの、車内で快適に過ごすための電化製品が、何一つ使用できないのです。

電源を確保するために必要となるのが、「サブバッテリー」と「インバーター」です。

キャンピングカーでのキャンプや旅行を快適なものにするためにも、サブバッテリーとインバーターを必ず用意しておきましょう。

キャンピングカーで冷蔵庫を使うために必要な電源

まず、サブバッテリーについてお伝えしますね。

サブバッテリーは、キャンピングカーで使用する冷蔵庫などの電化製品の電源です。

いわば、自宅のコンセント代わりですね。

サブバッテリーが電気を供給してくれるわけです。

エンジンにあるメインバッテリーからは、残念ながら電化製品に電気を供給することはできません。

そんなことをしてしまうと、キャンピングカーのエンジンがかからなくなり、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。

くれぐれも間違えないように気を付けてくださいね。

サブバッテリーの出力は、DC(直流)12Vとなっています。

そして、サブバッテリー選びに重要なことは容量(Ah)です。

例を挙げると、冷蔵庫の消費電流が3(Ah)くらいだとすると、24時間使用するためには72(A)必要です。

バッテリーは表示されている容量の7~8割くらいが、実際に使用できる容量とも考えられています。

そのため、ギリギリの容量ではなく、100(Ah)くらいのものを用意しておいた方がいいでしょう。

サブバッテリーは定量の電気を蓄えて、そこから段々と消費していきます。

電気がなくなったらどうしようと心配になる必要はありません。

サブバッテリーは、繰り返し充電可能です。

サブバッテリーの充電方法は、家庭用コンセント、走行充電、ソーラーパネルなどがあります。

最も効率的なのは、バッテリー充電器で家庭用コンセントから充電する方法です。

キャンプや旅行に出発する前日の就寝前に、しっかりと充電しておきましょう。

電気を変換、電源確保に必須なインバーター

サブバッテリーは、外部電源などから充電可能ですが、旅行中に冷蔵庫などの電化製品を快適に使用するためにも、限られた電気を節約しながら使っていくことが重要です。

しかし、サブバッテリーだけでは電源は確保できません。

すでにお伝えしたように、キャンピングカーで電化製品を使用できるようにするには、サブバッテリーの他にもインバーターが必要です。

サブバッテリーの出力はDC(直流)12Vですが、家庭用のコンセントにはAC(交流)100Vが供給されています。

これでは、せっかく蓄積したおいたサブバッテリーの電気が使用できませんよね。

そこで活躍してくれるのがインバーターなのです。

インバーターは、サブバッテリーから送られてくる電気を、一般家庭用の電気に変えてくれます。

インバーターがあれば、冷蔵庫などの様々な電化製品が使用できます。

キャンピングカーに設置したい電化製品の消費電力によって、使用するインバーターも異なります。

キャンピングカーに搭載されているインバーターは、250W~1500Wが多いようです。

電気ポットや炊飯器、電子レンジなどは消費電力が大きいので、1500Wのインバーターが必要です。

ただし、サブバッテリーの容量が小さいのにインバーターの出力だけが大きくても、それは宝の持ち腐れになってしまいます。

サブバッテリーとの容量の兼ね合いをはかることも大切です。

キャンピングカーにおすすめな冷蔵庫

キャンピングカーで冷蔵庫などの電化製品を使用するためには、サブバッテリーとインバーターが必要なのですね。

しかし、サブバッテリーとインバーターを両方揃えるには、初期投資費用が必要です。

両方購入するとなると、数万円必要となるので出費が痛いですよね。

しかし、冷蔵庫だけはどうしても設置したい!という人におすすめな冷蔵庫があります。

以下にご紹介します。

【BESTEK:BTCR08】

8Lの容量を持つ冷温庫です。

この冷蔵庫が人気な理由は、家庭用の電源でも車載用の電源でも、どちらでも使用できるところです。

ここまでご説明してきたように、車の中で家庭用の電化製品を使いたい場合には、電流を変換してくれるインバーターが必要でした。

しかし、この製品の場合は必要なく、車載用のDC電源に繋げれば使用できるのです。

音が静かなので、キャンピングカーの中で就寝する際にも睡眠の邪魔をしません。

電気はなるべく節約したいので、省エネなのも嬉しいポイントです。

しかも、6000円前後で購入可能なので、お財布にも優しいですよね。

冷蔵だけでなく保温機能も付いているので、夏でも冬でも使用できます。

サイズは小さいですが、まさにアウトドアやキャンプにピッタリな冷蔵庫です。

キャンピングカーを快適空間にして楽しもう

アウトドアをめいっぱい楽しむためのツールとして、キャンピングカーは有効です。

キャンピングカーでのキャンプや旅行を快適に楽しむためには、やはり冷蔵庫などの電化製品があった方が便利ですよね。

サブバッテリーやインバーターは、キャンピングカーで使用したい電化製品の消費電力をよく考慮して、余裕をもった容量の組合せで購入しましょう。

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