サイクリングをはじめ、さまざまなアウトドアシーンで活躍する「Camelbak(キャメルバック)」のボトルをご存じですか?
ここではキャメルバックのボトルの特徴や種類、サイズ(容量)について詳しく解説します。また、別売りのキャップについてや、使い方、分解・洗浄方法、さらにはボトルケージとの相性についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
キャメルバックのボトルとは
アメリカ・カリフォルニア州の「Camelbak(キャメルバック)」は、アウトドア用品メーカーですが、特に水分補給アイテムのパイオニアメーカーとして知られています。
軽く握るだけで水分補給でき中身が漏れることを心配せずに使用できるため、サイクリングボトル(サイクルボトル)としてだけでなく、ランニングやトレッキング、登山などさまざまなアウトドアシーンで高い人気を誇ります。
キャメルバックの定番ボトルには『ポディウム』という名前が付いており、このポディウムの飲み口には「ジェットバルブ」と呼ばれる特殊なバルブがあります。
このジェットバルブは、一定の角度までは液体が漏れないように設計されています。
飲み口を直接口でくわえることで中身を吸って飲むこともできますし、ボトルを軽く握ると、ジェットバルブが開いて、中身がシャワーのように勢いよく噴出します。
このため、手軽に水分補給することができます。
キャメルバックのボトルの種類とサイズ
キャメルバックのボトル『ポディウム』シリーズには4種類あります。それぞれの特徴とサイズを以下で紹介します。
- PODIUM(ポディウム)
『ポディウム』はキャメルバックのボトルの中でもっともオーソドックスなモデルです。
保冷機能はなく、価格も一番安いのがこちらです。
サイズは容量620mlと710mlがあります。 - PODIUM CHILL(ポディウム チル)
保冷機能を備えた『ポディウム チル』は2重構造でスタンダードなポディウムの2倍の保冷・保温力があります。
断熱素材を使用していますが、ボトル本体は柔らかく軽く押すだけで水分補給が可能。
こちらも容量620ml、710mlがあります。 - PODIUM ICE(ポディウム アイス)
エアロゲル素材を用いた2重構造で、スタンダードなボトルの4倍の保冷力を誇ります。アイスのサイズは容量620mlのみです。「ポディウム・チル」、「ポディウム・アイス」はボトルごと冷凍することもでき、水分を体内に取り入れるのに最適な5~15℃を長時間キープできるのもおすすめのポイントです。冷凍する際には入れる量を8割程度にしてボトルを立てて冷凍庫に入れてください。 - PODIUM DIRT(ポディウムダートシリーズ)
最初からキャップが付いたタイプは『ポディウムダートシリーズ』と呼ばれ、泥やホコリからバルブを守ってくれます。
このほか、キッズ用のウォーターボトル(水筒)もあります。ボディに描かれたイラストは種類も豊富なので、きっとお子さんのお気に入りが見つかるはずです。
キャメルバックボトルは別売りのキャップも装着可能
先ほど書いたようにダートシリーズは最初からキャップが付いていますが、キャップがないシリーズでも、別売りのキャップを装着することができます。
すべてのボトルに取り付け可能な『シャワータイプ リプレースメントキャップ』には、シャワーモード、ドリンクモード、ロックアウトモードの3機能あり、そのまま飲むだけでなくシャワーとして体に浴びて体表面の温度を下げることができます。
ポディウムボトル用バルブキャップ『ポディウム マッドキャップ』は、ドロ汚れ等の防止に役立ちます。
キャメルバックのボトルの使い方
キャメルバックのボトルの使い方はとても簡単!
ジェットバルブは自動で開閉して中のドリンクを好きなだけ出すことができるので、逆さにしても漏れにくいですが、ボディを軽く握るだけで勢いよく中身が出てきます。
面倒な開け閉めをすることなく水分補給ができ、もちろん飲み口を吸ってもOKです。
バルブをロックすれば握っても中身がこぼれることはないので、バッグに入れたり持ち運びをする際には、ロック機能を使いましょう。
キャメルバックの「ボディウム」の分解・洗浄方法
種類により、部品や組み立て方に多少の差はあるものの、ポディウムのボトルはそれぞれ分解することができるので、気になる汚れをしっかりと洗浄することができます。
メーカーが公表している使用後の洗い方は、キャップ裏側のシリコンを外してキャップ全体を台所用洗剤で洗うだけでOK。
定期的に行う洗浄方法は以下です。
- まずはキャップ裏側のシリコン、キャップ裏側のグレーのリング、キャップにはまっている飲み口のパーツ(開閉レバーのついた部品)の順にそれぞれ外していきます。
外す際はレバーをロック状態で行ってください。 - あとは外したパーツを台所用洗剤で洗って元に戻せばOKです。
日常のお手入れはもちろん、定期的にパーツを分解して掃除することで衛生的に使用することができます。
キャメルバックのボトルケージとの相性とは
キャメルバックのボトルをロードバイクで使う場合には、ボトルケージは必ず必要なオプション装備となります。
一般的にボトルケージはロードバイクのフレームにネジで固定するのですが、ケージ側のネジ穴の位置はバイクのモデルによって異なります。
実際にフレームにつけてみてから、キャメルバックのボトルとボトルケージの相性が合わずにうまく収まらないということがあるようです。
せっかくロードバイク用にキャメルバックのボトルを購入したのに、使用できないということにならないように、ボトルゲージとの相性をあらかじめ調べておくことをおすすめします。