キャンプと言えばバーベキューが定番ではありますが、いつものバーベキューに飽きてしまったという方もいらっしゃると思います。
そんな方におすすめなのがアヒージョです。アヒージョは簡単に作れるのに、見栄えもよく美味しいのでおしゃれ料理としても人気があります。
そこでこの記事では、アヒージョとはどんな料理なのか、また作るために必要な調理器具について、基本の作り方をご紹介します。
また、美味しく作るためのコツや簡単に作る方法、おすすめの具材や季節別のおすすめ、残った油の処理方法などもご紹介します。ぜひ参考にし美味しいアヒージョを作ってください。
キャンプ飯の定番アヒージョとはどんな料理?
アヒージョは鍋などにオリーブオイルを入れにんにくで香りを付けて、具材を煮込んで作る料理です。
アヒージョはスペイン語でにんにく風味のソースを意味していて、スペインでは多くのお店で小皿料理として注文できるほど一般的な料理です。
魚介類や野菜、鶏肉など多くの種類の具材を使って作ることができ、見た目も華やかでおしゃれな仕上がりになります。
にんにくで香り付けされたオイルで煮込んだ具材を楽しむのはもちろんのこと、具材のうまみが溶け出したオイルをパンなどにつけて楽しむこともできます。
簡単に作れるのにおしゃれで美味しいアヒージョは、キャンプのごはんとしてもおすすめです。
アヒージョにおすすめの調理器具・容器
アヒージョはにんにくの香りを付けたオリーブオイルで具材を煮込むので、ある程度深さがある調理器具を使わなければ作ることができません。
アヒージョを作ったことがない方は、どのような調理器具を使えばいいのかわからないですよね。
そこで、アヒージョを作るためにおすすめな調理器具「スキレット」「フライパン」「シェラカップ」「たこ焼き器」「メスティン」についてをご紹介します。
スキレット
スキレットは鋳鉄製のフライパンで、蓄熱性が高いのでムラなく均等に火を通すことができるのが特徴です。
見た目がおしゃれなのでそのままお皿として使って料理を出すことができますし、保温性に優れているので、一度温めれば冷めにくく温かい料理を長い時間楽しめます。
スキレットはキャンパーだけでなく、キャンプをしない人でも使うほど人気があるアイテムです。
フライパン
アヒージョはフライパンでも作ることができます。フライパンを使う場合は取っ手に注意が必要で、キャンプで使う場合は取っ手も金属でできていて溶けないタイプのフライパンを用意するのがおすすめです。
また、キャンプに行く方は、鍋やフライパンがセットになったクッカーを持っていることも多いと思います。クッカーを使ってアヒージョを作ることができるので、クッカーを持っている場合は専用調理器具を購入しなくても作ることができます。
ユニフレームのちびパンのような、ミニサイズのフライパンを使ってアヒージョを作れば、見た目もかわいくおしゃれに作ることができおすすめです。
シェラカップ
シェラカップは飲み物のカップとして使えるだけでなく、簡単な料理を作るのにも使えます。
コンパクトに収納できますし、ステンレスやチタンでできているので錆びにくくお手入れもしやすいので衛生面にも優れています。
サイズが小さく1人用として作れるのでソロキャンプの方にもおすすめです。
たこ焼き器
たこ焼き器を使ってアヒージョを作ることもできます。キャンプでたこ焼き器を使う場合は、電気を使わない直火使用できるタイプか、カセットガスで使えるタイプを選びましょう。
たこ焼き器はたくさんの穴が空いているので、一つ一つに食材をいれアヒージョを作ることで、見栄えがよくおしゃれに見えます。
メスティン
メスティンはお弁当のような形をした調理器具で、ご飯を炊くことができるだけでなく煮たり炒めたりいろいろな料理ができます。
メスティンは熱伝導率が高く軽いので使いやすいですし、シンプルなので見た目もかっこよくメスティンでアヒージョを作ればおしゃれに見えます。
アヒージョの基本の作り方レシピ
アヒージョの作り方はとても簡単です。基本のレシピをご紹介します。
<用意するもの>
- オリーブオイル
- ニンニク(ニンニクチューブ)
- 塩
- 鷹の爪(お好みで)
- お好きな具材
<作り方>
- ニンニクを刻む
- 香りをつける
- 具材を入れて煮る
- 味を整える
ニンニクをみじん切りにします。
オリーブオイルに刻んだニンニクと鷹の爪を入れ弱火にかけます。お好みではありますが、オリーブオイル150mlにニンニク1片ほどが目安で、オリーブオイルの量は具材が半分以上つかるくらいにしましょう。
ニンニクが少し色づいたら、具材を入れて煮て火を通します。
塩を加えて味を整えたら完成です。
アヒージョを美味しく作るためのコツ
アヒージョを美味しく作るためには下ごしらえが重要になります。アヒージョを作る際、最後はオリーブオイルに塩を加えて味を付けますが、オリーブオイルに塩を入れても食材に味がつきにくいので、先に食材に塩をふりかけて下味を付けておくことで美味しく作ることができます。
また、水気の多い食材をそのまま使うと、水っぽくなってしまったりうまみが流れでてしまいます。下茹でや下味を付けたあとに、しっかり水気をとっておくことも美味しく作るためのコツです。
オリーブオイルは強火で加熱すると風味が落ちてしまうので、弱火でじっくり煮込むことで、美味しさをのがさず作ることができます。
簡単・手軽に作れるアヒージョアイデアも
簡単に作れるアヒージョですが、塩加減など調節する必要があるので、より手軽に・簡単に作りたい方もいることでしょう。
そこでおすすめなのが、アヒージョの素です。好きな具材をいれて煮込むだけで作れるのでとても簡単です。
また、アヒージョが作れるスキレットやフライパンがない方でも、アルミ皿やアルミホイルがあれば手軽に挑戦できます。
アルミ皿はそのまま使えますし、アルミホイルは薄いので数枚重ねて器の形にすればアヒージョを作ることができます。
アルミは耐熱性はありますが、火力の強い直火で使用すると穴が空いてしまうこともあるので、弱めの場所で使用するようにしましょう。
その他、とても簡単な作り方が缶詰でアヒージョを作る方法です。サバ缶やつぶ貝缶などの缶詰をそのまま使ってアヒージョが作れます。
作り方はとても簡単で、ふたを開けて中の水分を抜き、オリーブオイルやニンニクなどを入れてそのまま直火で煮込むだけです。
わざわざアヒージョのためにスキレットやフライパンなどを用意しなくても作ることができるので、気軽に挑戦できます。
アヒージョにぴったりのおすすめの具材
先にご紹介したレシピで、おすすめの具材とお伝えしましたが、どのような具材が合うのかわからない方もいらっしゃると思います。具材は好みにより変わりますが、おすすめを10個ご紹介します。
- エビ
- イカ
- タコ
- ホタテ
- ブロッコリー
- トマト
- じゃがいも
- マッシュルーム
- アスパラ
- カマンベールチーズ
また、コストコでは、エビやタコ、ホタテ、マッシュルームなどの具材がたくさん入ったアヒージョのセットが売られています。味付けされているので、加熱するだけで完成します。
具材に迷う方はこのようなセットになっているものを購入し作るのもおすすめです。
旬を楽しむ!アヒージョの季節別アレンジ
季節の旬の味をアヒージョで楽しむのもおすすめです。季節別のおすすめ具材をご紹介します。
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
春におすすめの具材はホタルイカです。小さなイカなので食べやすく、可愛らしい見た目です。付け合わせとしてもおすすめで、醤油やネギなどを入れて和風にも作れます。
夏におすすめの具材はズッキーニ、ナス、トマトです。夏野菜は栄養豊富で見た目も華やかにしてくれるので、写真映えするアヒージョを作ることができます。華やかなアヒージョはブログなどに写真を載せる方におすすめです。
秋におすすめの具材は秋鮭です。秋鮭は油が少なくさっぱりしているので、油を使った料理とよく合います。
冬におすすめの具材は牡蠣です。ふっくらしてとても美味しい牡蠣ですが、牡蠣はノロウイルスの感染源にもなるので、アヒージョを作る場合はしっかり煮込み火を通すようにしましょう。
アヒージョの残った油の処理の仕方
具材のうまみが溶け出したオイルをパンなどに付けて楽しむことができますが、残ってしまうこともあると思います。
残ったオイルはそのまま捨ててはいけません。残っている量にもよりますが、少量の場合はキッチンペーパーや新聞紙に油を吸わせて可燃ごみとして捨てましょう。
量が多い場合は、凝固剤を使って固めて処理するのがおすすめです。
また、残ったオイルは具材のうまみが溶け出していてとても美味しいので、リメイクして他の料理で楽しむこともできます。
残った油に具材を加えパスタを茹でて絡ませるだけでパスタが楽しめますし、残ったオイルを温めご飯とチーズを加えるだけで簡単にチーズリゾットが作れます。
残った油まで楽しめば処理するものもなくなるのでおすすめです。