「毎年キャンプをしてきたけど、疲れるだけで面倒だ」と感じていませんか?
周りはキャンプを楽しんでいる人が多いのに、なぜこんなに疲れてしまうのかと思ってしまいますが、疲れる原因はあります。
そこで今回は、キャンプが疲れる理由、キャンプで疲れない方法などご紹介します。
疲れるだけと気乗りしないキャンプも、考え方や工夫次第で楽しいキャンプになります。
ぜひ今年もファミリーキャンプを楽しんでください。
キャンプがめんどくさい、疲れる理由は5つ
「キャンプって楽しいよね」と毎年必ずキャンプへ行くのを楽しみにしている方がいる一方で、「キャンプを楽しめない」「めんどくさいし疲れるだけ」と思ってしまう方もいます。
では、なぜキャンプがめんどくさい、疲れると感じてしまうのでしょうか。
その原因について考えてみました。
キャンプ前日の準備が大変
キャンプへ行く前日は、テントなどのキャンプ道具に加え、家族分の着替えや食材の用意などとにかく準備が大変。
特に子連れキャンプの場合は荷物も多くなりがちですし、準備したキャンプ道具たちを駐車場まで運んで車に積まなければならず、キャンプへ行く前の段階で疲れてしまうのです。
テントの設営・撤収がめんどくさい
テントは重く設営するのは重労働。慣れていないとスムーズに設置できずイライラしてしまいますし、テントやタープなどをどう配置するかレイアウトを考えるのも大変です。
チェックアウトに間に合うように撤収しなければなりませんし、キャンプ場を後にする頃はどっと疲れてしまいます。
子連れキャンプも疲れる
キャンプ当日はスケジュール通りに進めたいものですが、子供がいると予定通りにはいきません。
朝家を出る時間も遅れがちですし、渋滞に巻き込まれると子供も退屈してグズグズしてしまいます。キャンプ場は危険な場所も多いので子供から目が離せませんし、朝はチェックアウトに間に合うよう着替えから朝食の準備、撤収までバタバタしてしまいます。キャンプ場で騒ぐ子供たちを注意したりなど、子連れキャンプは楽しい反面、疲れることも多いのが事実です。
ロースタイルも疲れる原因
キャンプスタイルには「ハイスタイル」と「ロースタイル」があり、ロースタイルはイスやテーブルが低いので荷物もコンパクトに収まり、目線も低くなり空間が広く感じるなどのメリットがあります。しかしながら一方で、ローチェアで立ったり座ったりすると腰に負担がかかり辛く感じたり、食事や調理もしづらいデメリットがあるので、ロースタイルがかえって疲れる原因にもなり得ます。
愛犬とのキャンプが疲れることも
愛犬とキャンプへ行く方も多く、最近はペット可のキャンプ場も増えていますが、愛犬とキャンプへ行く場合はいつものキャンプ道具に加えてフードや食器、暑さ・寒さ対策のための服やおもちゃなど準備が必要ですし、キャンプ場ではルールを守り、周囲へ迷惑を掛けないようにいつも以上に注意をしなければならず疲れてしまうことも。
キャンプの後片付けも疲れる理由の一つ
キャンプは好きでも、帰宅してからの後片付けがしんどい、疲れるという方も多いのではないでしょうか。
子供と一緒にたっぷり遊んで疲れて帰っても、疲れた体にムチを打って、
- 大量の荷物を車から降ろす
- 荷物を整理し、所定の場所まで移動させる
- 大量の洗濯物の片付け
- 汚れたテントや焚き火台を掃除したり、寝袋を干すなどをギアの手入れ
- 車の掃除
などをしなければなりません。
このようにキャンプ当日だけでなく、こうした後片付けもキャンプへ行くのが疲れる理由の一つです。
キャンプに疲れた人に試してほしい、キャンプで疲れない方法
では、キャンプで疲れないためにはどうすればいいのでしょうか。
特に子連れキャンプに疲れた人に試してほしい、キャンプで疲れない方法についてご紹介します。
必要最低限の荷物に留める
あれも必要、これも持っていこうと考えると荷物が多くなってしまいますので、帰宅後の後片付けのことも考慮してキャンプ道具は厳選し、必要最低限のものに留めるようにしましょう。荷物が少なくなれば積み下ろしが楽になります。
キャンプを重ねると必要・不必要な道具がわかってくるので、荷物のチェックリストを用意する方法もおすすめです。細々したキャンプ道具はコンテナなどのボックスにひとまとめにしておくことで、積荷や片付けが楽になります。
設営が簡単なテントにする
テントの設営は慣れだとよく言いますが、年に一度たまにキャンプへ行く程度だと組み立て方を忘れてしまいますし、当然撤収にも時間がかかってしまいます。
最近は組み立てしやすいテントも販売されていますので、初心者でも扱いやすいテントを選ぶことをおすすめします。
それでも面倒な場合は、テントの設置から片付けまで不要の手ぶらでできるキャンプ場を利用する方法もありますが、キャンプは回数を重ねることで手順やテクニックが身に付きますので、慣れた頃にキャンプ道具を見直してみるのもいいでしょう。
子供が楽しめるキャンプ場を選ぶ
アスレチックや大型遊具が併発しているところや、水遊びができるところなど、子供が楽しめるキャンプ場を選ぶのも考え方の一つ。子供自身が率先して遊べる施設があれば、親はそれを見守っていればいいので体力を温存できます。
また、テントを設置する間子供が大人しく待っていられるよう、お菓子や本などのアイテムを用意することも大切です。
コットやハンモックを置いたり、寝床を快適にする
疲れた時はイスに座って休みますが、イスに座るだけだと腰が痛くなり、それが疲れと感じてしまうこともありますので、疲れた時に横になれるようコットやハンモックを置くのもおすすめです。
また、寝床が悪いと疲れも倍増するので、快適な寝床を作ることも大切。コットを活用したり、インナーマットにスリーピングマットをプラスして地面の凹凸や底冷えを解消したりなど、睡眠の質を上げることで疲れにくくなります。
料理も簡単に
SNSを意識して凝った料理に挑戦する方も多いですが、料理に凝りすぎると準備から後片付けまで手間がかかり疲れる原因にもなります。
最近は手抜きに見えない簡単レシピがたくさんあり、自宅で下ごしらえをすることでより時短&簡単に出来上がります。また、おしゃれな食器に盛り付けることで、いつもの料理もインスタ映えする華やかな料理に変わりますので、既製品も上手く活用しながら、負担にならないよう工夫しましょう。
キャンプに愛犬を連れて行く際のポイント
キャンプに愛犬を連れて行く際は、
- 暑さ・寒さ・虫対策のためのグッズを用意する
- 無駄吠えをしないようしつけはしっかりと
- 犬がくつろげるスペースを確保する
の点に注意しましょう。犬用ベッドは地面から離れた方が害虫から身を守れるので、コットやすのこなどの上に犬用ベットを置くと安心です。
泊まりキャンプが心配なら、デイキャプから試してみるのもおすすめです。
疲れるなら2泊3日など連泊にするのも方法の一つ
1泊2日のキャンプは慌ただしく、
- 1日目~朝早く起きて身支度&キャンプの準備をし、キャンプ場まで移動してテントを設置し、夕食の準備・片付けをして就寝。
- 2日目~身支度をして朝食を終えたらチェックアウトに間に合うよう撤収し、帰宅後はキャンプ道具の後片付け
とやることがたくさん。この過密スケジュールが疲れの原因かもしれません。
2泊3日など連泊にすることで、気持ちに余裕ができ、キャンプ本来の楽しさを感じることができます。
キャンプはやっぱり楽しい!疲れるだけのキャンプに行きたくなる理由
家族でキャンプと考えただけでどっと疲れてしまう方も多いですが、なぜ疲れるだけのキャンプに行きたくなるのでしょうか。
結局は楽しいから
キャンプはテントを立てたり慣れない場所で料理をしたりと大変な面もありますが、キャンプで食べるご飯は格別に美味しいですし、メディアと離れて自然と触れ合い、肩を寄せ合ってテントの中で寝るのは非日常的でとても楽しいものです。疲れて帰ってきても楽しかったことを思い出して「またキャンプへ行きたいね」と思ってしまうものなのです。
思い出づくり
子供の頃に家族で行ったキャンプは、いつまでも楽しい思い出として記憶に残ります。
それはキャンプはチームワークだから。子供もチームの大切な一員として参加し、苦労しながらもお手伝いをすることで色々なことを学べます。
失敗も大切なこと。失敗から多くのことを学べますし、その失敗から得た知識や経験が子供の自信に繋がります。家族で濃密な時間を共有することで絆も深まり、きっと大人になっても楽しい思い出として記憶に残るでしょう。
それがわかっているからこそ、疲れるとわかっていてもキャンプへ足を運んでしまうのです。
子供にとっていい経験になるから
自然の中で寝泊まりし、自分たちで料理をして外で食べ、虫取りや釣りをして遊ぶ。夜は暗くて虫は多いし、テレビもエアコンもない。
キャンプ場は家と比べると何もかも不自由なことだらけですが、何が危険かを身を持って体験できますし、面倒なことや大変なことも、一つ一つ乗り越えることで子供にとって必ずいい経験になります。
まとめ
キャンプは疲れるし面倒だと気乗りしない気持ちはよくわかりますが、工夫次第で乗り越えられますし、自然を味わうのはやっぱり癒やされるものです。
まずはアクセスの良い場所や設備が整ったキャンプ場を選んで、子供と一緒にファミリーキャンプを楽しみましょう。