「キャンプ道具が増えてきて荷物がまとまらない」「サイト内がごちゃついている」そんな悩みを解決してくれるのが「ラック(棚)」です。
ラックを上手く活用して機能的かつおしゃれに見せている方も多いですが、中には便利だと思って使った後で「やっぱりいらないかも」と手放している方もいます。そうした意見を目にすると、買おうかどうしようかで悩んでしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、キャンプ用ラックはいらないという派の意見、いらないと思ったキャンプ用ラックが結局は必要になる理由を通して、ラックの必要性についてお伝えしようと思います。
キャンプ用ラックはいらないという派の意見
価格も手頃で購入しやすいキャンプ用ラック。
ただ実際使ってみたけど「やっぱりいらないかも」と使わなくなる方も多いようです。
キャンプ用ラックはいらないと感じた理由は、
- 設営・撤収時に小物を出し入れするのが面倒になった
- 使いこなせなかった
- 荷物が少なくコンパクトに収納する必要性がなかった
などがあります。
他にも「木製だと雨が降って濡れたら乾きにくく片付けが面倒」という意見もあるようです。
材質によっては重量があるため持ち運びしにくい、という点でもいらないと感じてしまう理由でしょう。
便利だと思って購入したはいいけど、結局は使いこなせず、今は部屋の収納ラックとして使っているという方も多いです。
いらないと思ったキャンプ用ラックが結局は必要になるワケ
「ラックはいらない」と持参せずにキャンプへ行ってからわかるラックの便利さ。
いらないと思ったキャンプ用ラックがやっぱり必要になる理由としては、以下の通りです。
- サイト内が雑然としてすっきりしない
- テーブルの上が小物や消耗品類だらけで邪魔
- ギア類を直置きで並べるしかなくスペースを取る
使っている時は便利に感じなくても、ラックがない状態で過ごすことで改めて「収納ラックはやっぱり必要かも?」と感じるようです。
キャンプ用ラックの選び方
このように、「いらない」と言っていた方も「やっぱりあった方が便利で必要だった」と感じるラックですが、ラックはキャンプスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
ラックは収納としての使い方はもちろん、簡易テーブルとしても重宝するので、選ぶ際のポイントについてご紹介します。
サイズ
テント内はスペースが限られているため、設置場所のスペースに応じたサイズ・幅を選ぶことが最も大切です。
また、ソロキャンプやデュオキャプ、ファミリーキャンプなど人数によって荷物の量も変わるので、使用人数も考慮してサイズを選ぶといいでしょう。
材質
木製・鉄製・アルミ・プラスチック・竹製と材質も色々。
使われている材質やカラーによってサイトの雰囲気がガラッと変わりますし、耐久性・重量も異なります。
一番人気の木製ラックはナチュラルな雰囲気でどんなギアとも相性がいいですが、水や汚れに弱いという弱点があります。
このように材質によってメリット・デメリットがあるので、キャンプスタイルに合う材質を選ぶことが大切です。
段数
段数もラックを選ぶ際の重要ポイント。
一般的に3段を選ぶ方が多い印象ですが、ソロキャンプなど使用人数が少なく荷物も少量なら2段、荷物が多い場合や連泊するなら4段など、荷物の量に合わせて段数も選ぶとより便利で使いやすくなります。
また、お座敷スタイルは2段ラックが使いやすいように、キャンプスタイルに合わせて段数を選ぶと使い勝手が良く失敗しないでしょう。
キャンプに使えるおすすめ3段ラック
キャンプサイトをおしゃれに見せることもできるキャンプ用ラック。
今回は使い勝手が良い人気の3段タイプに絞っておすすめブランドご紹介します。
コーナン 折り畳み式木製ラック
木製ラックの代表とも言える人気ブランド。
折りたたみ式なので持ち運びしやすく、必要な時にパッと開き、使い終わったらコンパクトにサッとしまえます。
ナチュラルな雰囲気がどんなサイトにもマッチします。
サイズ | 使用時:約46×30×58cm、棚有効高さ:約24cm 収納時:約46×40.5×10cm |
重量 | (約)2.0kg |
耐荷重 | (約)5kg(1段あたり) |
ユニフレーム フィールドラック
鉄製のメッシュ天板が特徴的なユニフレームのフィールドラック。
熱いスキレットも直接置け、汚れも簡単に拭き取ることができます。
折りたたみ式なので収納・持ち運びも便利。
積み重ねて使うことができ、専用の天板を置けばてテーブルとしても活用できます。
サイズ | 使用時:約60×35×23(高さ)cm 収納時:約60×35×1(厚さ)cm |
重量 | 約1.7kg |
耐荷重 | 約30kg |
コスパ抜群ラックの代用になるアイテム
アウトドアブランドから販売しているラックもおすすめですが、ラックとして代用できるアイテムもあります。
どれも価格が安いのでコスパ重視の方はぜひ参考にしてみてください。
- IKEAのシューズラック
グレイグというブランドのシューズラックで、3段まで重ねることができ、スチール製でブラック色のポリエチレンでコーティングされています。
フィールドラックのような見た目がシンプルなデザインです。
- 100均のすのこで棚をDIY
100均のすのこを組み合わせることで棚を自作できます。
サイドに2枚と棚板に2枚の計4枚のすのこを組み立てるだけ。
釘打ちができなくてもグルーガンで固定することもできます。
自分好みのカラーにペイントするのもおすすめです。
まとめ
「ラックはいらない」「やっぱりラックは必要」どちらも正解です。
要は、キャンプスタイルによってラックの必要性は異なるということ。
基準になるのは”キャンプの使用人数”。
人数が多いとその分カトラリー類も多くなるので、ラックが1つあると整理整頓しやすくなりますし、サイズ選びの基準にもなります。
ぜひ参考にしてみてください。