SOTOのランタンを車などに積んで移動するとき、「どんなケースに入れたら良いのか…」と悩む方も多いでしょう。
ランタンの燃焼部分はガラスでできているため、破損する可能性があるからです。
そこでまず、SOTOにどういったランタンがあり、破損しやすいのはどういう時なのか、その特徴を知っておく必要があります。
さらには、移動に適したケースの必要性や種類から、衝撃に強いケースがどういうものなのか、学んでいきましょう。
SOTOのランタンにケースは必要?
ランタンはアウトドアの必需品ですが、持ち運ぶ際にランタンを落としたり、車に積み込んで移動中に破損する危険があります。
そのため、ランタンのケースは、いずれにしても用意した方が良いでしょう。
それでは、アウトドアにSOTOのランタンを持っていく時、どういったケースに入れる必要があるのでしょうか。
ランタンは種類によって形やサイズが違うので、ケースもそれに合わせて素材や形が違っています。
ソフトケースやハードケースなどのタイプがありますが、SOTOのランタンには、専用ケースがセットになっているものもあります。
例えば、「SOTO 虫の寄りにくいランタンケースセット」は、カセットボンベ式ランタンSOTOのST-233にソフトケースがついたものです。
SOTOのランタンST-233は、カセットボンベは外して、ガラスでできた燃焼部分の火屋(ホヤ)を本体に収納できる仕組みになっています。
その専用ケースとしてセットになっているのですが、割れやすいガラスの火屋が内臓できるわけですから、わざわざケースに入れる必要はあるでしょうか?
そう考えると、SOTOのランタンは火屋が守られている状態なので、ケースに入れる必然性は無いと言えます。
しかし、SOTOのランタンには、火屋を本体に収納しないランタンの種類もあります。
そういったタイプのランタンであれば、ケースは破損を防ぐために必要です。
また、どのようなタイプのランタンでも、車に積み込んで走行中に衝撃を受けることもあります。
ですから、火屋が内臓されるタイプのランタンも、ケースに入れて衝撃に対して備えておきましょう。
現地に行ってから「ランタンが壊れて使えない!」と、トラブルになることは避けたいですね。
SOTOのランタンをケースに入れる理由は他もある?
移動中の衝撃を避けるために、SOTOのランタンはケースに入れるべきです。
しかし、もう一つ理由があります。
それは、「空焼き後のマントルが振動に弱いから」という理由です。
「マントル」というのは繊維でできていて、ロウソクの芯のような役割をします。
空焼きと言って、ガスで点火する前に火をつけて焼くことで灰となって縮み、燃焼の中心になって輝きます。
マントルは灰ですから、当然もろくて崩れやすいので、振動に弱いわけです。
指で触っても崩れます。
しかし、一度作った空焼き後のマントルは、破れるまでガスが燃焼して輝きますから、崩れないようにして保管します。
こういった理由から、SOTOのランタンST-233のケースには、取り出しやすく振動に強い素材でできたケースがセットされています。
ケースは筒形でフタと横が大きく開き、上や横から出し入れしやすくなっていて、フタの内側にはマントルが収納できるポケットがあります。
ただし、ランタンがぴったり入るようなサイズのケースで、ガスボンベは一緒に入れられません。
ランタンを用意する時には、ガスボンベを忘れないようにしないといけませんね。
SOTOのランタンのケースには、どんなものがあるのか?
SOTOのランタンST-233のケースには、専用のケースがセットされています。
そこで、他のランタンには、どんなケースがあるのか見ていきましょう。
●SOTO:フォールディングランタン ST-213
ST-213は、ST-233と同じ専用ケースが使えます。
ソフトケースで縦の筒形、フタと横が大きく開けられ、フタの内側にポケットがあります。
●SOTO:ランタンG-ランプソリッド STG-23
こちらは、ST-233やST-213よりも高さがあり、別のケースがセットされています。
マントル発光のみのランタンで、本体とヘッドカバーを支柱で一体化したスタイルです。
ケースの形は筆箱のように左右に大きく開くようになっていますが、素材はST-233やST-213のケースと同様にソフトケースです。
●SOTO:レギュレーターランタン ST-260
レギュレータ搭載のテーブルランタンは、カセットガス式ランタンで、火屋は壊れにくいメッシュ製です。
破損の心配が無いためか、四角い袋の形のケースが専用ケースとしてセットされています。
●SOTO:プラチナランタン SOD-250
こちらは、マントルが必要無いランタンです。
火屋の代わりにリフレクター(反射板)がついているので、集光効果があります。
これは、プラチナの触媒作用を利用した新発光方式で堅牢です。
風に強く、影響を受けることはありません。
そのため、専用の収納ケースは長方形で、セカンドバッグのような形をしています。
また、素材はやはりソフトケースです。
SOTOのランタンのケースは、どれもソフトケースのようです。
SOTOのランタンのケースとその関連商品
SOTOのランタンには、様々な関連商品があります。
例えば、火屋はガラスなので、様々な理由で破損することもあるでしょう。
SOTOのランタンの関連商品に「メッシュホヤ」という、材質がステンレス製の落としても割れないという火屋が2種類あります。
これなら、火屋が破損することも無いですね。
SOTOのランタンは、関連商品も含め衝撃に強く、デザイン的にも安全面に配慮されている製品も多いようです。
しかし、耐熱ガラスでできている「ハーフスクリーンホヤ」というものもあります。
耐熱ガラスでも、衝撃で破損することはあるでしょう。
例えば、マントルにピンホールのような穴が開いたり破れてしまったのに、新しいマントルに変えずに使い続けたりすると危険です。
火屋が割れることや、器具が熱を持って破損することも考えられます。
マントルが崩れないようにするためにも、ランタンを衝撃から守らなくてはなりません。
SOTOのランタンを長く使うためには、関連商品を適切に使い、ケースに入れて持ち運ぶことが大切です。
SOTOのランタンのケースの条件!
SOTOのランタンを運ぶのに、ケースの素材や作りを確認していますか?
ランタンとセットされたケースを薄いと感じたり、必要無いと思う人もいるようです。
人それぞれ感じ方も違うため、何が良いかは決められませんが、移動中に破損や事故が無く、無事にランタンが使えることこそ大切です。
それには、破損を防ぐケースが必要です。
SOTOのランタンにセットされた専用ケースは、クッション性のあるソフトタイプです。
これを必ず使用し、その上で車に積み込むのに安定感を求めるなら、積み上げた中からずれ落ちたりしないような工夫をするべきでしょう。
そのためには、ソフトケースごと入れられるハードケースを探すのも良いですし、車に積む時に箱に入れるなどして転落予防をする方法もあります。
このようにランタンの運び方を模索していると、ケースを手作りする人がいるのも頷けます。
SOTOのランタンケースは手作り派も多い?
SOTOのランタンのケースは、ほぼソフト素材の専用ケースですが、アウトドアに持って行く時には運んだり車に積んだりするので、衝撃は避けたいですね。
そういった理由があるためか、手作り派も多いようです。
SOTOのランタンのケースとして、「ソフト素材の専用ケースに入れた後、手作りの木製のケースに入れて運んでいる」という人もいるようです。
そして、ランタンにセットされている専用のソフトケースには、本体だけしか入らないので、ガスボンベも収納できるようなケースが必要だと感じることもあるでしょう。
他のメーカーでは、火屋が本体に収納できないランタンもあり、ケースはハードケースが多いようです。
また、ケースの手作り派には、ケースを木で作る人が目立ちます。
これは、アウトドアの雰囲気にも合うことが一番の理由でしょう。
SOTOのランタンを移動させるなら、必ずケースに入れておこう!
SOTOのランタンは、火屋が内臓できるタイプと、そうでないタイプがありますが、どちらも移動時には破損を防ぐために、クッション性のあるソフトタイプのケースに必ず収納しましょう。
さらに、車に積み込んだり、他の荷物と一緒に運ぶ上で、外側にハードタイプのケースがあった方が良いようです。
マントルの美しい発光を楽しむためにも、ハードケースの方はオリジナルの工夫で対策してください。
大切なランタンを破損することなく、アウトドアの目的地に運びたいですね。