サイクリストに愛用されているキャメルバック。
非常に耐久性に優れており、簡単に素早く水分補給ができます。
ハードなスポーツに水分補給は欠かせません。
しかし、デメリットとして、きっちり分解してボトルの掃除をしないと、ボトルにカビが発生してしまう場合があります。
ただ、普通のボトルと違い分解方法が少し面倒なので、しっかりと手順をおって分解する必要があります。
今回はそんなキャメルバックボトルの魅力と、分解清掃方法についてご紹介していきます。
キャメルバックボトルの魅力
多くのサイクリストに支持されているキャメルバックのボトルですが、その魅力とは一体何なのでしょうか。
まず1つ目にあげられるのが、その特徴的な飲み口です。
この飲み口は、「ジェットバルブ」と呼ばれる特殊な飲み口を採用しています。
「ジェットバルブ」は、揺れたり逆さまにしてもドリンクがこぼれず、ボトルを握ったときだけドリンクが出る仕組みの特殊なバルブです。
液漏れや飛び散りがなく、飲みたいときにすぐ水分補給することができます。
また、ジェットバルブにはキャップがありません。
自動で開閉する仕組みとなっているため、面倒な開け閉めのストレスから解放されます。
ボトルを手に取って軽く握るだけで、簡単に飲むことができます。
また、バルブを回転させれば完全にロックすることができます。
それを利用すれば、使用していないときに不意にボトルを押してしまっても、漏れることはありません。
2つ目の魅力としては、耐久性です。
普通の水筒と比べて、袋の様に柔らかい素材はどこか頼りなく感じられます。
ちょっとしたことで、破れてしまいそうな印象を受けるかもしれません。
しかし、キャメルバックは非常に厳しい製品テストを行っています。
ボトルを車に踏ませたり、飲み口がちぎれたりしないかなどの耐久テストを繰り返しています。
そのため、ちょっとやそっとでは、びくともしない構造となっています。
非常に魅力的なボトルですが、その反面、ボトルを清掃するのに分解する必要があり、少し面倒です。
丁寧にメンテナンスして、なるべく長く愛用するようにしましょう。
道具を使わないキャメルバックボトルの分解方法
水分補給が簡単にでき、非常に使い勝手のよいキャメルバックのボトルですが、メンテナンスをしっかりと行わないと、飲み口にカビが発生したりします。
そうなってしまうと、とても不衛生ですし、そのまま使用していると腹痛や下痢などの体調不良を起こす場合もあります。
面倒ですが、ボトルを分解し、しっかり洗浄を行いましょう。
基本的に、汚れが溜まる部分は飲み口の部分です。
それでは、分解方法についてご説明します。
最初に先端の飲み口を分解します。
飲み口の先端部分をしっかりと握り、時計回りに90度回してください。
これで、先端部分のロックが外れます。
ロックを外したら、飲み口の部品を取り外します。
何回か外すと取りやすくなるのですが、一番最初に外すときはかなり固く感じると思います。
垂直に引っ張ると力がいるので、先端部分を親指で押して、少しずつ上にずらしていくといいでしょう。
引っこ抜いた上の部品はさらに分解できます。
飲み口と反対側の出っ張りを、ぐりぐりと斜めにしながら少しずつ引っ張り出しましょう。
ここまでは、特に道具を使わないで分解することができます。
歯ブラシを使って溝の汚れを綺麗に掃除しましょう。
普段のお手入れは、飲み口の部分は分解せず、普通の水筒の様にボトルの中と飲み口の洗えるところだけ洗うだけで十分ですが、時々は分解して細かい部分までしっかりと清掃を行いましょう。
道具を使用するキャメルバックボトルの分解方法
先ほどご紹介したキャメルバックボトルの分解方法は、道具を特に使用せず手だけで分解する方法です。
しかし、マイナスドライバーなどの道具を使えば、さらに細かく分解することができます。
徹底的に掃除したい人は、道具を使用する方法をおすすめします。
さらに分解できるパーツですが、先ほど最後に分解した水色のバルブパーツがさらに分解可能です。
バルブパーツのわずかな継ぎ目にマイナスドライバーを差し込みこじ開けます。
小さな部品なので、手を滑らして怪我などしないように注意しましょう。
また、壊れてしまう可能性もあるので、丁寧に取り扱うように心がけてください。
こじ開けたら、ブルーのバルブパーツとそれを挟み込んでいる上下のパーツが1つずつの、合計3つのパーツに分けることができます。
1ヶ月以上使い込んでいたら、隙間に黒い汚れがかなり溜まっているはずです。
丁寧に歯ブラシや綿棒などを使って汚れを落としましょう。
また、部品をハイターに付けて除菌も行うと、なお綺麗になるでしょう。
ここまで分解すると、細かい部品が多く紛失してしまう可能性があるので、注意して取り扱かってください。
キャメルバックボトルの台座の分解方法
今まではキャメルバックボトルの飲み口の分解方法をご紹介してきました。
実は、キャメルバックボトルは飲み口だけでなく、さらに台座の部分も分解可能です
それでは台座の分解方法をご紹介します。
台座との接続部分の継ぎ目に、マイナスドライバーを差し込み、少しずつ上にずらしてください。
こちらは、先ほどの飲み口と違い大きめのパーツなのですが、かなり固く差し込まれているようです。
無理やりこじ開けてしまうと、こちらもパーツが壊れてしまうかもしれないので注意して行いましょう。
分解できたら、これもブラシや綿棒を使って、汚れを落としてください。
また、どうしても壊れてしまったり、パーツをなくしてしまった場合は、ボトルの飲み口の部分の予備パーツが販売されています。
そういった場合は、予備パーツを購入するといいでしょう。
清掃が面倒な場合は、同じように思い切って新しい部品に買い替えるのも1つの方法です。
キャメルバックは水やお茶などではなく、スポーツドリンクを入れて使用するシーンが多いと思います。
そういったドリンクは砂糖が含まれており、汚れやカビが発生しやすくなっています。
なるべく、こまめに掃除をする方がいいのですが、それが面倒だったら、使用後に水通しをしっかりと行い、なるべくドリンクの成分が残らないようにしましょう。
水分補給の重要性
わざわざ面倒な分解や手入れの必要なキャメルバックのボトルを使うには訳があります。
普通の水筒や市販のペットボトルでの水分補給も可能ですが、それでは賄えない場合もあります。
それは、激しい運動や野外作業を行っている場合です。
体格や作業への慣れ、緊張の違いによって人それぞれ脱水の速度が異なり、水分補給のタイミングも異なります。
また、一気に大量の水分を補給しても、身体が吸収しきれず、逆に身体に負担がかかることもあります。
さらに、乾いてから水分補給をしても、身体への吸収が間に合わず、脱水症や熱中症にかかる危険性もあります。
そのため、常にいつでも水分を素早く摂取できる環境を整える必要があります。
一般的に体重の3%の水分を失うと、体温調節に影響が出ると言われています。
4%から6%の水分を失うと、熱けいれんを起こす恐れもあり、体力低下や疲労、忍耐力低下や意識障害を起こす可能性もあります。
6%から7%の水分を失うと、熱疲労を起こします。
ここからは、頭痛やめまい、重い疲労を感じたり、吐き気をもようしたりします。
さらに7%から8%の水分を失うと、熱射病にかかってしまいます。
高体温、混乱、昏睡、意識混濁、最悪の場合は死亡してしまう場合もあります。
このように、水分補給を怠ると、非常に危険な状態にいとも簡単に陥ってしまいます。
そのため、常に水分をこまめに取れる環境を整え、脱水に陥る前に水分補給を行うようにしましょう。
キャメルバックその他のおすすめ商品
キャメルバックはボトルだけでなく様々な商品を販売しています。
その中でもおすすめ商品をいくつかご紹介します。
まずご紹介するのは、キャメルバックのハイドレーションシステムを取り入れたリザーバーという商品です。
袋状のタンクに細長いチューブが付いており、そこから水分を直接補給することができます。
バックパックやザックにタンクを装備することによって、激しいスポーツや作業中でも荷物を下ろすことなく、すぐに水分を補給することができます。
先ほどご説明した通り、水分補給は非常に重要です。
熱中症にならないように、小まめに水分を補給できる環境を整えましょう。
また、分解清掃も可能なので、衛生面が気になる方にもおすすめの商品です。
続いて、ご紹介する商品は、バックパックです。
この商品は、先ほど紹介したリザーバーがすでに装着されています。
トレイルランやサイクリングなど、激しいスポーツをしていても、バックが体からぶれることなくしっかりとフィットします。
専用のバックパックでなく普通のバックパックでもリザーバーは取り付け可能です。
しかし、背中のタンクが体を動かして、身体の重心がぶれてしまい、無駄に体力を消耗してしまいます。
専用のバックパックなら、そういったストレスも軽減され、よいパフォーマンスを発揮することができます。
リザーバーをの購入を考えているのなら、合わせてバックも購入するのをおすすめします。
続いて、ご紹介するのがボトルゲージです。
ボトルゲージとは、ボトルを収納する容器のことで、自転車に取り付けることができます。
見た目も非常にシャープで、軽量な設計となっています。
様々なボトルに対応できるよう、底がスライドし、幅の調整もできます。
サイクリストにはうってつけのおすすめの商品です。
キャメルバックのボトルでこまめに水分補給
キャメルバックが販売しているボトルは、とても手軽に水分を補給できる仕組みになっています。
最近では、熱射病や熱中症のニュースや記事をよく目にします。
そういった症状に陥らないためには、こまめな水分補給が必要となります。
普通の水筒を使用してもいいのですが、なるべく水分をこまめに補給できる環境を整えることが大切です。
意識して水分補給をするように心がけましょう。