キャンプの楽しみの一つに、キャンプならではの料理をすることが挙げられると思います。
では、その後の食器洗いには、どんな洗剤を使ったら環境に良いのでしょうか。
今回は環境にやさしい洗剤として有名な「フロッシュ」の魅力と、環境にやさしいキャンプの食器洗いについてみていきたいと思います。
キャンプにぴったり!環境に配慮されている洗剤「フロッシュ」
フロッシュ(Frosch
洗剤を少量で抑えるキャンプでのテクニック①拭き取り
キャンプでの食器洗いは、フロッシュのような環境に配慮された洗剤を使うのはもちろんのこと、使う洗剤の量を減らすということも、環境のことを考えた上で大切なことです。
少しの工夫で食器や調理器具の後片づけはグッと楽になり、たくさんの洗剤や水を使って洗うこともなくなります。
まず、キャンプの洗い物の際にほとんどの方が行っているのが、汚れをあらかじめ拭き取っておくということです。
ティッシュやキッチンペーパーを使い、大まかな汚れを拭き取り、ごみとして持ち帰ります。
カレーや油の多い料理で使った食器類は、特にしっかりと拭き取りましょう。
スクレーパーやゴムヘラを使えば、よりごみを少なく済ませることも出来ます。
スクレーパーがないときは、使わないポイントカードで代用することが出来ます。
食器の汚れを拭き取ってから洗い始めることで、少量の洗剤と水で済ませることが出来、排水として流す汚れが少なくなります。
環境にやさしい上に水に触っている時間も少なくなるので、冬の水が冷たい時期や、手荒れを気にしている方にもおすすめの方法です。
洗剤を少量で抑えるキャンプでのテクニック②食器にラップを巻く
ラップを巻いた食器や調理器具を使うことで、そもそもの洗い物の量を減らすという方法です。
食事が終わった後にはがし、気になるようであれば軽く洗うだけで食器の後片づけが終わります。
食材を切るときもまな板にラップを巻いておけば、まな板を洗う手間が省けます。
また、野菜や生肉など切るものによってラップを交換すれば、衛生面の不安も軽減できるでしょう。
しかし、食器にラップを巻くと少々見た目が悪くなります。
キャンプ料理の見た目を楽しんでいる方も多いと思いますので、自分の許容範囲でやってみましょう。
この方法を使えば、フロッシュのような環境にやさしい洗剤を使う場合でもかなり少量に抑えられ、とても環境に配慮されたキャンプになります。
キャンプだけじゃない!毎日フロッシュを使ってエコな生活
フロッシュが環境にやさしいのは、その洗剤成分だけではありません。
洗剤の生産・運搬・使用のすべての過程が、環境に配慮されています。
フロッシュの工場があるヨーロッパの原料を使うことで、輸送距離を短くし、二酸化炭素の排出量を減らしています。
また、ボトルを製造する会社も隣接しているので、ボトルを運搬する距離も短くなっています。
二酸化炭素の排出量の少ない最新の車両を使い、短い輸送ルートを設定することでも二酸化炭素の排出量を削減しているのです。
さらに、フロッシュを生産するマインツの工場では、その電力を太陽光・地熱・風力発電のみで賄っています。
工場内には浄水処理施設があり、浄水工程で発生した汚泥は家を作るレンガとして再生されます。
このように、フロッシュの洗剤はその成分のみが環境にやさしいのではなく、生産のサイクル全てが環境に配慮されているので、フロッシュを使うことは二酸化炭素の削減に貢献していることになります。
キャンプ場で使う洗剤としてフロッシュが優れていることはもちろん、家庭で使う洗剤もフロッシュにすることで、普段から環境にやさしい生活を送ることが出来るのです。
キャンプじゃなくても使えるフロッシュの使い方①つけ置き洗い
フロッシュは薄めて使うタイプの洗剤です。
原液を直接スポンジにつけて洗おうとしてもなかなか泡が立たず、何度も継ぎ足してしまう方もいるようです。
また、いくら手肌にやさしい洗剤とはいえ、原液を直接触ってしまうと手荒れを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
普段の食器洗いでも使えるフロッシュのおすすめの使用法が「つけ置き洗い」です。
洗い桶などに水を溜めて洗うことで、使う洗剤の量を減らすとともに使う水の量も減るので、環境にやさしい食器洗いと言えます。
さらに、水道代の節約にもなるので一石二鳥ですね。
つけ置き洗いの仕方は、まず洗い桶や大きなボウルにフロッシュを少量入れます。
1リットルの水に対して、0.6ミリリットルの洗剤を入れて薄めますので、水1リットルに対しほんの数滴の量で大丈夫です。
先にフロッシュを入れた桶に水を入れ、泡をたくさん立たせます。
そうすることで、洗剤を継ぎ足さずに、泡で食器を洗うことが出来ます。
泡を立たせた桶に、食器を10~15分程度浸けて置き汚れを浮かせます。
その後スポンジで汚れをこすって落としましょう。
これは、フロッシュの製造元でもあるドイツで推奨されてる食器の洗い方です。
キャンプで使うときは、すすぐときにも桶に水を溜めて行えば、さらに水を節約することが出来ます。
キャンプじゃなくても使えるフロッシュの使い方②フォームボトルを使う
つけ置き洗いをご紹介しましたが、つけ置き洗いのデメリットは場所や時間をとってしまうという点です。
そこで次にご紹介したいのが、フォームボトルを使って、フロッシュを薄めて泡立たせるという方法です。
キャンプの炊事場は共同で使う場所も多いですよね。
大きな桶が使えない場合や、洗い物が少ないとき、急いで洗わなければならないときはフォームボトルをつかう方法がおすすめです。
専用のボトルも別売りされていますが、他のポンプタイプのフォームボトルでも大丈夫ですので、目盛りやデザイン、泡の硬さがお好みのものを選びましょう。
このとき、フロッシュを5~10倍に水で薄めて使います。
フォームボトルから出した泡を、直接スポンジに付けて食器を洗います。
注意点としては、フォームボトルで作る洗剤の液は、1回で使い切れる量を作るということです。
洗剤を薄めた液を作り置きしてしまうと、そのボトルの中で雑菌が繁殖してしまう可能性があります。
透明なボトルを使い量を確認し、毎回中身を使い切るようにしましょう。
フロッシュはキャンプでも家庭でも使えるやさしい洗剤
フロッシュは、そのカラフルな見た目でかわいいだけでなく、環境や手肌のことを考えられたやさしい洗剤です。
キャンプのときの洗剤としても、普段の家庭で使う洗剤としてもおすすめです。
キャンプのに使う場合は、フロッシュの125ミリリットルボトルが小さくて持ち運びに便利です。
フロッシュのような環境にやさしい洗剤を使って、自然を壊さないキャンプをしていきましょう。