キャンプと言えば、テントに泊まることを想像する方が多いのではないでしょうか。
しかし、実は、キャンプ初心者にオススメなのは、テント泊ではなく「車中泊」なのです。
テント泊だと、テントを準備して、現地で組み立てなどの作業が生じます。
しかし、車中泊だと、それらの準備がすべて不要なのです。
ここでは、車中泊経験者のブログを参考にして、車中泊をするコツなどをご紹介していきます。
キャンプでの車中泊がオススメな理由!
キャンプ初心者に車中泊がオススメな理由は、気軽にキャンプを楽しめるからです。
テントやタープを張って本格的なキャンプをするには、椅子やテーブルなど、準備しなくてはならないものが案外たくさんあります。
しかし、車中泊だとそれらが必要ないので、キャンプグッズを一からそろえなくても、キャンプを楽しむことができるのです。
キャンプを初めてやってみて、「あまり自分には合ってないな・・・」と思ってしまった場合、せっかく買いそろえたキャンプグッズが無駄になってしまいますよね。
また、キャンプ初心者がテントやタープを設営して、それから食事の用意などをするとなると、予想以上に時間がかかることが多いです。
同様に、キャンプが終了したらテントやタープをしまう必要がありますから、こちらにも時間を割かれます。
すると、キャンプ中は設営に時間を割かれるばかりで、キャンプの醍醐味である自然とのふれあいの時間が取れないことがあるのです。
そのような面からみても、初めてのキャンプを楽しみたい初心者にとって、車中泊がオススメなのです。
それでは、車中泊で一番重要な寝床について、車中泊を何度も経験していらっしゃる方のブログなどに書かれている知識から、かいつまんでご紹介していきましょう。
キャンプでの車中泊は寝床が肝心!ブログではなんて書いてある?
車中泊は、キャンプ中にテント内で寝る事とは勝手が違うため、寝心地をどう良くしていくかが重要なポイントとなります。
車中泊経験者のブログでは、「どう工夫すれば快適に車で夜を過ごせるか」について書かれていますので、参考にしてみましょう。
車内は、車の後部座席をすべて倒して平らにしたとしても、ぼこぼこしています。
これでは安眠なんてできませんよね。
そのため、まずはシートの段差を解消しましょう。
方法は簡単で、車の後部座席を平らにした後、板を敷くだけです。
その上に布団を敷けば、それだけで快適に眠ることができます。
もし寝床が硬いと感じる方は、板の代わりにエアマットを使用してみてもいいでしょう。
エアマットはある程度の厚さがあるので、後部座席のぼこぼこを感じさせず、不快な思いをすることもありません。
また、エアマットは小さく折りたためるため、簡単にキャンプに持ち込めるというメリットがありますが、空気を入れなければ使えないため、その分の時間や手間がかかってしまうことにご注意ください。
車中泊経験者ブログでオススメされている車中泊グッズ!
キャンプで車中泊をするうえで、気をつけなければいけないことが、盗難や痴漢などの被害です。
車内に、金品や高額なものを置いておく場合や、女性の場合、着替えをする際に注意が必要です。
車中泊を経験されている方のブログには、これらに対策するための車中泊グッズに加え、キャンプをより快適にするオススメ車中泊グッズが紹介されています。
ここでも、それらのグッズの一部をご紹介していきます。
■カーテン
フロントガラスや運転席、助手席のガラスに取り付けられるものがあります。
カーテンをつけておけば、車内の様子を覗き見られることがほぼなくなりますので、ぜひ活用しましょう。
■サンシェード
サンシェードもカーテンと同様、盗難や覗き見防止に役立ちます。
また、特に暑い季節には、サンシェードを使うことによって、厳しい日差しを防ぐこともできます。
■車用網戸
夏に車中泊をすると、すぐに車内の温度が上がってしまうため、窓を開けないと息苦しいですよね。
そんな時に車用網戸を使えば、開いている窓から虫が入ってくることを防ぐことができて、また、日差しを和らげる役割も果たしてくれます。
直射日光を防ぎながらも、風が心地よく通るので、車内のエアコンが苦手な方にもオススメです。
車中泊をより快適に!タープの魅力に注目!
キャンプでの車中泊をより快適に過ごすためには、タープと呼ばれる、日よけの簡単な屋根を使うのがオススメです。
キャンパーのブログでも、その魅力が紹介されています。
では、タープについてご紹介していきましょう。
まず、車中泊に最適な、「カーサイドタープ」というものがあります。
カーサイドタープとは、車と連結させるタイプのタープのことです。
通常のタープと比較すると、必要な柱の本数が少ないため、時間をかけずにリビングスペースを広くできます。
とはいえ、カーサイドタープは比較的テントに近い構造のため、慣れるまでは設営に時間がかかってしまうことがあります。
そこで、より設営が楽なものが「カーサイドオーニング」です。
カーサイドオーニングは、大型のワゴン車等に取り付けられる、より簡単なタイプのタープです。
車上に取り付けられた布を引き出すだけで屋根を作れるため、本当にお手軽に日よけを設営できますよ。
しかし、カーサイドオーニングは風に弱く、カーサイドタープと比較すると、日よけの面積が広くないという点が挙げられます。
自分にとって合っているのはどちらのものか、よく検討するようにしましょうね。
車中泊の注意点!ブログで学ぼう!
車中泊には、いくつかの注意しなくてはならない点があります。
まずは、冬にキャンプへ行く際の注意点です。
もし車内で就寝中に雪が積もってしまい、その雪がマフラーをふさいでしまうと、排気ガスが車内に逆流してしまいます。
すると、車内に一酸化炭素が充満し、一酸化炭素中毒になってしまう危険があります。
一酸化炭素中毒は、場合によっては命を落としかねないので、十分に注意するようにしましょう。
次に、車のエンジンをつけたまま寝てしまうことです。
エンジンをつけて冷暖房をかけっぱなしにしていると、バッテリーが上がってしまう可能性があります。
また、もしも就寝中に誤ってアクセルを踏んでしまうと、空ぶかしの状態になってしまい、火災につながる恐れがあります。
他にも、狭い車内で寝ていると、エコノミークラス症候群になる恐れがあります。
エコノミークラス症候群は、長い時間、同じ姿勢のまま狭いところにいることで、血管の中に血の塊が生じることで引き起こされます。
できた血の塊は、体の姿勢を変えたときに血流と一緒に流れ出して、肺の血管をふさいでしまい、肺血栓を引き起こす恐れがあるのです。
こうなってしまうと、最悪の場合は命を落としてしまうことになります。
車中泊では、狭いシートに寝がちなので、なるべく広々と過ごせるように工夫しましょう。
他にも、車中泊に関する注意点が書かれているブログがありますので、実際にキャンプで車中泊する前は、よく下調べをするように心がけましょう。
キャンプ場以外での車中泊のマナー
キャンプに行っての車中泊だけではなく、ホテルや旅館などの宿泊施設を利用しないときに、車中泊する場合もあるでしょう。
車中泊だと、キャンプ場や宿泊施設に予約する必要がないため、気軽に旅ができるといった面が魅力ですよね。
しかし、もちろん路上や駐車場で車中泊をするにあたっても、守るべきマナーがあります。
車中泊をする方々のブログでも紹介されていますので、ご紹介していきます。
■エンジンをつけっぱなしにしない
一晩中、エンジンをかけたままで車中泊するのは、マナー違反です。
■騒がない
キャンプ場以外で車中泊をすると言えば、高速道路のサービスエリアが多いのではないでしょうか。
しかし、サービスエリアは運転手の休憩のための場所ですから、大声で騒ぐことは厳禁です。
■車外で調理をしない
キャンプ場でもないのに、車外で調理を始めると大変迷惑です。
キャンプ以外で車中泊する場合の食事は、どこかで買っておくか、外食するかにしましょう。
■ゴミは持ち帰る
自分が出したゴミは、できるだけ持ち帰るようにしましょう。
他の人に迷惑をかけないためにも、マナーはしっかり守りましょう。
テントじゃなくても車中泊で快適に過ごそう!
キャンプ初心者にとって、キャンプグッズ一式をそろえなくてもできる車中泊は、キャンプに気軽に行けるいい方法ですよね。
しかし、ここまでご紹介した通り、車中泊には注意しなくてはいけないことがあるので、車中泊を行う前にはよく確認するようにしましょう。
また、車中泊でのマナーもしっかり守り、快適で楽しい休日を過ごしてくださいね。