冬キャンプなら電源サイトがおすすめ!延長コードも忘れずに

最終更新日:2019/01/15

ただでさえ寒い冬。

そんな寒空の下でキャンプをするなんて、余程もの好きな人だろう、なんて思う前にチョットだけ待ってください。

電源サイトで延長コードをうまく利用すれば、ぬくぬく暖かく過ごせて、真夏の灼熱キャンプよりもずっと快適に過ごせてしまう方法があるのです。

そんな寒い冬の日のキャンプを快適に過ごすためのアイデアと、気をつけておきたいポイントについてまとめてみました。

冬キャンプには電源サイト!延長コードで安心

もしも、寒い冬とまでは行かなくても、春先や秋の終わりにキャンプをした事がある方なら、その寒さを想像していただく事ができるかと思います。

たとえ暑い夏であっても、特に標高の高い場所にあるキャンプ場を利用する時には、肌寒さを感じるほどの涼しさがある事を体験された方も多いのではないでしょうか?

夜間の寒さ対策と言えば、眠る時の装備です。

例えば、テントの中に断熱シートを敷き、その上にテント専用のカーペットを敷く、それでもダメならエアマットを入れてみて、さらにシェルフをダウンの物にする。

寒さ対策のために、装備はドンドン増えていく一方になってしまう事も、よくある話ではないでしょうか?

ですが、そんな時こそ室内を暖かく心地よい環境にするための家電製品をキャンプの時にも利用してみる事を、おすすめします。

家電製品を使用するには、電気が必要です。

そんな時にこそ、電源サイトを利用してみてください。

ただ、暖かくなる家電製品を車に積み込み、電源サイトを予約したからと言って万全ではありません。

電源サイトの中にある、電源からテントまでの距離は、案外遠いものです。

その時に必要になるのが延長コードです。

おそらく、家電製品の電気コードの長さは長くても1~2メートルです。

直接電源に差し込んで使用するには、少し長さが足りないはずです。

それでは、電源サイトで家電製品を安全に心地よく使用できるためのアイデアをご紹介していきます。

キャンプの時に電源サイトで使用する延長コードの選び方

電源サイトと延長コードが冬のキャンプに役立つという事が、何となく理解していただけたかとは思います。

そこで、いざ電源サイトを予約して延長コードを準備する時に気をつけてもらいたい事が何点かありますので、ご紹介させてください。

まず、100円ショップなどで売られている物は避けた方が無難です。

何故かと言いますと、安全性の問題です。

キャンプの時は、コード自体が雨や露で濡れてしまう事が前提です。

また、キャンプサイトには石ころがあったり、草の陰に隠れてしまうと踏みつけて、コード自体が傷ついたり断線しやすい状況です。

そんな時に100円ショップや家電量販店などで安く手に入れた物を使用すると、破損のリスクが高まってしまいます。

そして、長さの問題です。

大は小を兼ねる。

ことわざにもあるように、何があるか分からないキャンプの際には、必要最小限に短いものを準備するよりは、10メートル程度の長さがある物を選んだ方が現実的です。

延長コードが短いと何もできませんが、長くて邪魔なのは我慢すれば使えます。

そして、最大の安全性を求めるならば、断然、屋外用の延長コードがおすすめです。

電源サイトの中がそんなに広大なわけではありませんが、電源からテントまでの距離の延長コードは野ざらしの無防備な状態です。

屋外用のコードであれば、その無防備な部分を丈夫に作られている安心感があります。

断線や破損を防ぐ事は、感電や火事などの大事故を防ぐための基本的な事です。

電源サイトでキャンプする時におさえておきたい注意点

いざ電源サイトを予約して、丈夫な延長コードも準備完了、「さ、次は持ち込む家電選び!」。

いや、チョット待ってください。

自分が使いたい家電製品を何でも持ち込んで、まるで自宅のような装備のキャンプが可能かと言えば、実は無理なのです。

電源サイトで使用できる容量は、大体どこのキャンプ場でも1000~1500w程度になっている事がほとんどです。

自宅で使用している家電製品の消費電力がどれくらいかをご存知でしょうか?

普段、何気なく使用しているドライヤーは1200wです。

風量切り替えすれば、小さくなる物もあるでしょうが、もしも利用するキャンプ場の電源サイトの上限が1000wだったら、ブレーカーが落ちてしまうので使用できません。

自宅での感覚で、「もしもブレーカーが落ちてしまったら、上げれば問題ない」と思ってしまいますが、キャンプ場では、そうはいかないのです。

もし、管理人さんが常駐しているキャンプ場であれば、比較的早い対応が期待できるかもしれません。

しかし、24時間管理人さんが常駐しているのでなければ、ブレーカーを戻してもらうまでに長時間を要し、その間、電気が使えない事もありえます。

同時に、電源サイトの電気配分にもよりますが、最低でも近所のサイト、そして最悪の場合は電源サイト全体が持ち込んだ家電製品を使用する事ができなくなり、甚大なご迷惑をかけてしまう恐れもあります。

いくら延長コードが丈夫でも、同時に2種類の家電製品が使えるコードであっても、電源サイトの電気容量と家電製品の電気消費量を把握し、計算する必要があります。

電源サイトでのキャンプで使える家電と避けるべき家電

電源サイトを利用するには、面倒な事が多くて、電源サイトでキャンプをする事にメリットはあるのか疑問に思われたかもしれません。

そこで、キャンプに持って行くと役に立ち、かつ上限を超えにくい家電製品と、あれば便利そうだけど、持って行っても使えないかもしれない延長コード以外の家電製品を簡単ですが、ご紹介させていただきます。

まず、冬のキャンプで暖かい環境を整えるためには、家電製品をフル活用したいものです。

そんな時に便利なのが、電気カーペットやハロゲンヒーターなどです。

電気カーペットの消費電力量は500~700w程度、ハロゲンヒーターは、強~弱までの3段階ほどの切り替えがついている物で、大体300~1000w程度です。

使い方としては、たとえ延長コードを利用して同時併用ができても、最初はハロゲンヒーター単独で、少しテント内を暖めた後で、保温状態に強度を下げ、そこから電気カーペットの使用を開始するというイメージです。

延長コードに2つ、3つの差し込み口があるため、つい全部一緒に使いたくなるのですが、なるべく避けましょう。

また、シャワーの後にテントの中で「ドライヤーが使えると便利なのでは?」と思った事はありませんか?

ですが、ドライヤーは注意が必要です。

強めの風力だと1200wの消費電力です。

このような感じで、消費電力を把握しておけば、心配な時は単独、余裕がある時は併用も可能だという事を判断できるので、さほど面倒なく電源サイトを利用して「快適な環境」というメリットが手に入ります。

キャンプの時に延長コードは色々と便利!

「電源サイトが使えるのは、テント内を暖かくするだけ」と思われてしまったら魅力が半減してしまいますので、ここでは、テントの外でも電源サイトは便利だという魅力について、ご紹介させていただきます。

キャンプの時にテントの外でやる事と言えば、食事の準備やバーベキューなどです。

電源サイトで延長コードさえあれば、ホットプレートでバーベキューをしたり、暖かい鍋料理が可能になります。

寒い時に、火があると確かに暖かさはありますが、火をおこすまでが辛い事も多いですし、後始末も面倒になったりします。

さらに、たこ焼きプレートがあれば、たこ焼きパーティができるので、キャンプが盛り上がる事は間違いありません。

ただし、ホットプレート系は、消費電力が最低でも1000wはある物がほとんどですので、電源サイトの上限で使えるのかどうかを考える必要があります。

あとは、言うまでもありませんが、スマホやタブレットなどの充電を気にしなくていい事です。

音楽を聴いたり、動画を見たり、心置きなくアウトドアでも楽しめます。

仕事人間の方であれば、ノートPCを持って行って、キャンプ中でも支障なく仕事ができます。

そして、暗くなってからの灯りです。

LED照明などであれば、非常に消費電力は少ないので、延長コードの差し込み口が複数ある物を準備しておけば、数個併用する事は全く問題ありません。

ただ、これらのような使用をする場合、完全に延長コードが野ざらしになってしまう状態になるため、屋外用の丈夫な物を必ず準備してください。

電源サイトで夏キャンプ!延長コードも忘れずに

これまで、冬キャンプの暖かさを得るための電源サイトの魅力を前面に押し出しながら、ご紹介させていただきましたが、実は、暑い夏キャンプを涼しくしてくれる魅力もあるのです。

冬を暖かく快適にしてくれる家電が使えるという事は、涼しくするための家電も使えるという事です。

たとえば扇風機。

消費電力は20w程度のものが多く、テント内でもテントの外でも1日中使えてしまうため、夏のキャンプには使える家電です。

そして、暑い夏に一番心配になる事と言ったら、どんな事でしょうか?

肉や魚などの生物が傷んでしまうのではないかという心配がつきまといませんか?

そんな時に便利なのが、小型のポータブル冷蔵庫です。

冷蔵庫があれば、冷たい方が美味しいビールや炭酸飲料などを夕食の時まで、しっかり冷たく保管しておく事が可能です。

消費電力も50~70w程度のものが多く、扇風機と冷蔵庫は一日中併用しても支障がありませんから、安心して使用する事ができます。

涼しくするための家電製品の方が、意外と消費電力が少ない物が多いので、冬キャンプよりも快適に過ごせる可能性は広がります。

また、夏のキャンプの電源サイトを利用する際にも忘れてはいけないのが、複数の差し込み口がある延長コードだと思います。

夏に電源サイトを利用して、差し込み口の少ない延長コードだと、逆に使用の度に電源コードを差し替えないと使えず、非常に不便でストレスを感じてしまう恐れがあります。

夏のキャンプで電源サイトを利用するなら、複数差し込み口のある延長コードがおすすめです。

電源サイトと延長コードで、もっと便利に楽しいキャンプが可能

キャンプをするのにベストな季節は、その人それぞれの好みがあると思います。

しかし、キャンプをする事自体が大好きで、できる事なら季節を選ばずに一年中キャンプがしたいという方には、電源サイトを利用して、屋外用の延長コードを1本、準備される事をおすすめします。

四季折々を快適に楽しめる家電とともにキャンプをすれば、季節を選ぶ事なく、より便利に楽しく過ごせるはずです。

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