みなさんは、キャンプファイヤーの時に歌う歌といえば、何が思い浮かびますか?
薄暗い自然の中で、みんなで火を囲いながら歌を歌うあの独特な雰囲気は、いつになっても良い思い出として心の中に残っているものです。
みんなで一つになって歌を歌えば、仲間との絆も深まるはずです。
そんな数あるキャンプファイヤーの歌の中で、定番となっている歌や盛り上がる歌をいくつかご紹介します。
キャンプファイヤーで定番中の定番『燃えろよ燃えろ』
この歌は、キャンプファイヤーをみんなで囲みながら歌う歌としては、定番中の定番の歌です。
みなさんの中にも、今までに一度は聞いたことがあるという方や、実際に歌ったことのある方が、たくさんいらっしゃると思います。
この歌は、キャンプファイヤーの炎が勢いよく燃えている様子を歌った、キャンプファイヤーソングになります。
『燃えろよ燃えろ』のメロディは、『星かげさやかに』と『一日の終わり(ひとひのおわり)』と同じで、歌詞がそれぞれ違ってきます。
原曲はフランスの民謡が元となっていて、その曲に日本の登山家の串田さんという方が、日本語の詞を付けたといわれています。
楽しいキャンプファイヤーのドキドキに、勢いよく燃える炎を見ながらこの歌を歌うと、心からあったかくなってきますね。
目を閉じて歌っても、まぶたに炎が浮かんでくるようです。
メロディも歌詞も簡単なので、すぐに覚えることが出来て、曲調もゆったりとした感じになっているので、幼児から年配の方まで、誰でもすぐに歌うことが出来ます。
みんなでキャンプファイヤーを囲んで、手を繋ぎながら歌ってみるのも良いでしょう。
今まで以上に、みんなとの絆もさらに深まるはずです。
キャンプファイヤーの終盤にオススメな歌!『遠き山に日は落ちて』
この歌も、キャンプファイヤーの時に歌う歌として定番の歌なので、ご存知の方も多いかと思います。
「自然に包まれた夜の静けさの中、楽しい一日が終わって明日もきっと良い一日になりますように」
という願いが込められた歌です。
この歌の歌詞の中で、
「遠くの山に夕日が落ちていく中、あたり一面キラキラと輝く満天の星空の下で、涼しい山の風にあたりながら、赤々と燃えていたキャンプファイヤーも終わりを迎え、安らかな眠りについていく」
というような内容の歌詞がありますが、歌詞を見ているだけで、静まりかえった雄大な自然の美しさが目の前に現れてくるようです。
この曲の作曲者は、あの有名なドヴォルザークです。
元の曲は1893年作曲の《第9番 ホ短調 作品95『新世界より』》という交響曲が元となっていて、ドヴォルザークの9番目にして最後の交響曲になるそうです。
みんなで、その日一日楽しかったことを思い出しながら歌うと、とても良い雰囲気になって、自然の中に溶け込んでしまいそうになりますね。
星空や、周りの自然などの風景を楽しみながら歌うのも、良いかもしれません。
キャンプファイヤーの終盤にオススメの歌になります。
スカウトソングの定番!『今日の日はさようなら』
この歌も、キャンプファイヤーの終盤の締めくくりに歌うのにぴったりな、定番の歌になります。
この歌は、あの有名な歌手の森山良子さんの1966年のヒット曲になるので、ご存知の方も多いはずです。
作詞・作曲は金子詔一さんで、「この歌で、若者たちの友情がさらに深まるように」という願いが込められている歌になります。
キャンプファイヤーの時以外でも、ボーイスカウトやガールスカウトなどの活動の中で、その団員たちやリーダーによって歌われるスカウトソングの定番ともなっているようです。
2007年には、文化庁と日本PTA全国協議会によって、親子で長く歌い継いでほしい童謡や、歌謡曲などの101曲を選定した日本の歌百選に選ばれている、すばらしい歌です。
薄暗い自然の中で、キャンプファイヤーを囲んだ幻想的な雰囲気の中、この歌を仲の良いみんなで歌うと、きっとこれからの友情もさらに深まっていくのではないでしょうか。
いつまでも歌っていたい、とても良い歌なので、ぜひオススメです。
キャンプファイヤーで定番の歌『キャンプファイヤーの歌』
この歌は読んで字の如く、まさにキャンプファイヤーに向けて歌っている歌です。
「静まり返った自然の中で、空一面の星空の下、月に照らされながら赤々と燃えるキャンプファイヤーの元で、みんなで力いっぱい歌っている子供たち」の様子を歌っているもので、歌詞を読んでいるだけでも、その風景が目に浮かんできます。
この歌の曲は、あのビゼーが作曲した《「アルルの女」第2組曲の第4曲「ファランドール」》の冒頭部分がそのまま使われています。
その曲に日本語の歌詞を乗せたものですが、その作詞者は不明とのことです。
キャンプファイヤーで歌われる定番の歌なのに、その歌詞についての経緯は全くわかっていない不思議感が残る歌ですね。
幼稚園や保育園・小学校などの林間学校で、キャンプファイヤーをする時は、みんなでキャンプファイヤーを囲みながら、この歌を歌ってみてはいかがですか?
キャンプファイヤーで盛り上がる!『大きな歌』
この歌は、「大きな」(大きな)」、「歌だよ(歌だよ)」という感じで、二つのグループに別れてこだまのように歌うのが特徴で、キャンプファイヤーのエコーソングの定番となっています。
チームごとに交互に歌っていくので、みんなで歌えば、楽しみながら盛り上がれること間違いなしです。
この歌は、京都の障害者共同作業で所長をしながら、シンガーソングライターをしている中島光一さんが作詩作曲した曲になります。
歌詞の二番までは小学校二年生の音楽の教科書に載っているので、日本で最もポピュラーな曲の一つとなっています。
歌は全部で七番まであるので、みんなでしっかりと歌うことが出来ます。
それだけ仲間との絆も深まるのではないでしょうか?
キャンプファイヤーが始まって最初にこの歌を歌えば、序盤から大いに盛り上げてくれますね。
踊りの定番『マイムマイム』はキャンプファイヤーでもOK!
これは、みんなで歌うというよりは、みんなで踊って楽しむ歌の定番になります。
聞いてるだけで楽しくなって、体が自然と動いてしまうあのメロディは、みなさんもキャンプファイヤー以外でも、小学校・中学校・高校などの文化祭や運動会などのフォークダンスとして、何度か踊った経験があるのではないでしょうか?
この日本でも有名な『マイムマイム』は、元々はイスラエルの民謡のようで、現地でも男女が民族衣装を着て、みんなで輪になって、楽しみながら踊る歌として愛されているようです。
歌詞はヘブライ語なので一見難しそうに見えますが、短い曲の繰り返しなので意外とすぐに覚えることが出来ます。
みんなで歌詞を覚えて歌いながら踊ってみると、より楽しく踊ることが出来るのでオススメです。
また、何回も繰り返し踊ったり、曲のスピードを上げたりと、いろんな楽しみ方がありそうなので、みんなで工夫して今まで以上に楽しい『マイムマイム』にしてみて下さい。
きっとキャンプファイヤーの良い思い出が一つ増えて、仲間との絆もより深いものになってくれるはずです。
キャンプファイヤーで素敵な思い出を!
キャンプファイヤーの時に歌う定番の歌をいくつかご紹介しました。
みなさんが今まで歌ったことのある歌はありましたか?
幼児から年配の方まで、みんなで一緒に歌えば、さらに交流が深まること間違いなしですね。
知らない歌があった方は、この機会に覚えてみたら、きっとキャンプファイヤーがさらに楽しくなることと思います。
あの幻想的な火を囲んで、みなさんもキャンプファイヤーの良い思い出を作ってみて下さい。