キャンプでランタンを灯しながら、バーベキューやキャンプならではの料理を堪能して、楽しい時間を過ごすという方もいるでしょう。
しかし、キャンブへ行く度に、ガス缶を新調という事を繰り返していく内に、ガス缶の捨て方がよくわからずに家に溜まっていくという事はありませんか?
今回は、キャンプの老舗ブランド、コールマンのガス缶を例に挙げて、一般的な処理方法や捨て方、またコールマンのガス缶ならではの処分方法をお伝えしていきます。
コールマンのガス缶の種類は?
ガス缶の捨て方を知る前に、まずは、ガス缶の種類を見ていきましょう。
キャンプで料理を作ったり、ランタンを灯すのにガス缶は必需品です。
シングルバーナーやツーバーナー、またはストーブ等の燃料は、ガス缶を使用するものが多いです。
ガス缶は、燃料としては高額ではないので入手しやすく、取り扱いを気を付ければ簡単に使用できます。
普通にキャンプを楽しむのでしたら、LPガスのガス缶を使用します。
しかし、冬の寒い時期や寒い場所に行く場合は、寒冷地に強いLPガス燃料のイソブタンガスのガス缶を利用します。
また、ガス缶はキャンプ用品を扱う各ブランドから販売されています。
そして、キャンプブランドといえば、定番であるコールマンが思いつくのではないでしょうか?
コールマンのガス缶は、キャンプ用品を取り扱うスポーツ用品店、コールマン直営店、コールマンホームページ、インターネット等から購入できます。
以下にコールマンのガス缶を挙げておきましょう。
ちなみに、コールマンのホームページからの購入ですとケース単位での販売となっています。
【Coleman(コールマン):純正LPガス燃料 470G 1ケース12個入り】
参考価格:11,664円(税込)
型番:5103A470T0
【Coleman(コールマン):純正LPガス燃料 230G 1ケース24個入り】
参考価格:15,033円(税込)
型番:5103A230T0
いつまで使える?コールマンのガス缶の寿命は?
ところで、ガス缶はいつまで使えるものなのでしょうか。
コールマンのガスの容量から見ますと、230gの缶は約1時間、470gの缶は約2時間程度使えるようです。
炎の勢いが弱くなってきたら、ガスが少なくなってきているサインです。
ただ、LPガスの燃料の性能として、連続使用すると気化熱を奪われて、炎が弱くなっている可能性もあります。
ガス缶を使い終わったら、ガスの残量と捨て方は確認しておきましょう。
また、ガスが残っている場合、そのガス缶自体の寿命はどのくらいなのでしょうか。
ネット上などでは約7年という記述も見られますが、LPガス自体の成分は変化しません。
そのため、ガスというよりも缶、容器の問題が寿命と関係しています。
例えば、キャップをしないで保管してしまうと、バルブ内のゴムが紫外線の影響で変質してしまう場合があります。
また、保管場所、保管状態により、容器から錆が出て、ガス漏れを起こす原因となる場合もあるのです。
ガス缶の使用前には必ず、容器の状態を確認するようにしましょう。
缶に穴を空けるのは正解?ガス缶を捨てる前に正しい処理方法とは?
ガス缶を捨てる前に必ず確認しなければならない事があります。
それは、「ガスを使い切る」という事です。
ガスの残量を確認する場合は、ガス缶を振って下さい。
「シャカシャカ」という音が聞こえたら、それはまだ残っているという事です。
中身が残ったガス缶を、そのままゴミとして捨ててしまっては大変危険です。
そのような危険行為によって、ゴミ収集車が爆発したり、火災を起こしたりという問題が起きています。
そのため、ガスは必ず使い切る、又はガスを抜くという作業を行いましょう。
ただし、釘等で缶に穴を空けてガスを抜くという情報を見たり、聞いたりした事もあるかと思いますが、これは大変危険です。
行政によっては、穴を開けないでそのまま捨てるという所もあるくらいです。
万が一、可燃性の物が近くにあった場合、爆発等の事故を招きかねません。
コールマンのガス缶の捨て方に関しては、色々な手段がありますので、これから説明していきます。
ガス缶の捨て方①ゴミとして捨てる
コールマンのガス缶以外のガス缶も含め、ガスは使い切るという事をお話をしました。
また、行政によっては、缶に穴を開けない状態で捨てる事を義務づけている所もあります。
一度、ご自身の住んでいる街ではどうなっているかを確認してみましょう。
自治体によって、ゴミの捨て方は異なります。
そのため、ガスを抜くよう指示している行政もあれば、そのままの状態で出す事を呼びかけている場合もあります。
ガス缶はほとんどの自治体で危険物として取り扱っているので、「危険物」、「不燃物」、「有害ゴミ」等の日に捨てます。
また、キャンプ場によっては、キャンプ場のゴミ集積所にガス缶を捨てても良い所があります。
その場合は、キャンプ場で捨て方の指導がされていますので、必ず確認するようにしましょう。
ゴミとして捨てる場合には、「決められた正しい処分方法」で捨てるようにしましょう。
ガス缶の捨て方②自分で持ち込む
ゴミの指定された日に捨てるのが、何となく不安で仕方がないという方はいませんか?
使い切ったつもりのガス缶に、まだ少しのガスが残っているのではないかと考えてしまう方もいるかもしれません。
そのまま捨てる事を指定されている場合なら良いですが、ガスを抜いて空の状態で捨てる事を指定されている場合は心配になりますよね。
行政のホームページ等でゴミの捨て方を調べてみるとガス缶やスプレー缶の捨て方について、自分で持ち込むという事が記載されています。
どこに持ち込むかというと、自身の住んでいる地域の施設が対象になるでしょうが、その1つ目は消防署です。
消防署に持ち込んでも良いのですね。
しかし、少し持って行きづらい気もします。
2つ目は、清掃事務所です。
そして3つ目は、クリーンセンターやリサイクルセンターです。
とはいえ、自分で持ち込む際にもガス缶の処理方法を指定されていますので、よく確認するようにしましょう。
また、コールマンガス缶の捨て方には、特有の捨て方もありますので、次にご紹介します。
ガス缶の捨て方③コールマン直営ショップに持ち込む
コールマンのガス缶を持っている場合は、なんとコールマンの直営ショップへ持ち込む事ができます。
わざわざ、捨てるために直営ショップへ持ち込むのは大変ですが、ガス缶の燃料が無くなって、新しいガス缶を買いに行く時に一緒に捨てるガス缶を持っていけば良いと思えば楽ですね。
だだし、コールマンのホームページには、「自治体で処分できない場合は」という前置きが書いてあります。
また、ガス缶の回収を行なっている店舗は限定されています。
挙げていくと、流山店、御殿場店、軽井沢店、りんくう店、佐野店、土岐店、倉敷店、鳥栖店、酒々井店となっています。
発送はご遠慮くださいとの記述もありますので、必ずご自身で持ち込みをしましょう。
さらに、回収の受付は、個人の方のみです。
法人単位で回収はできませんので、ホームページを確認しましょう。
なお、ガスを使い切る事ができない場合の手段として、コールマンのカスタマーサービスの連絡先がホームページに記載されてあります。
コールマンのガス缶には、このような捨て方もあるのです。
さすが、老舗ブランドのコールマン、アフターフォローもバッチリですね。
使い終わったガス缶は正しい捨て方で捨てましょう
ガス缶の捨て方について、ご理解いただけたでしょうか。
捨て方を間違うと大きな事故を引き起こしかねません。
まずは、必ずガス缶の残量を確認しましょう。
そして、お住まいの市町村でのガス缶の捨て方を確認しましょう。
その上で、正しい処分方法を選択しましょう。
また、コールマンのガス缶は直営店舗に持ち込む事もできます。
正しい捨て方を知って、楽しいキャンプライフをお楽しみ下さい。