キャンプでのバーベキューで、欠かせないものの1つに挙げられるのは「ご飯」ではないでしょうか。
焼きたてのお肉、たっぷりのタレと一緒に食べる白いご飯は、格別ですよね。
キャンプでご飯を炊くための道具は色々ありますが、中でも鍋を使ったご飯炊き方は、難しく感じてしまいがちです。
こちらでは、コールマンの鍋を使ったおいしいご飯炊き方とレシピをご紹介します。
キャンプ用品のコールマンとは?
ランタンのマークでおなじみのコールマン。
アウトドアショップやアウトドア用品を扱う店舗には、ほとんどその商品があるため、目にしたことがあるのではないでしょうか。
コールマンは1900年に、アメリカのウィリアム・コフィン・コールマンによって誕生したブランドです。
当時は、ガソリンランプの販売を行っていましたが、粗悪品が多く故障することが多かったようです。
そのため、販売からリースへ切り替えた過去があります。
失いかけていた信頼を取り戻すため、耐久性とメンテナンス性を上げることで、顧客からの信頼を回復させました。
当時は、販売の主流はランプでしたが、電灯が普及するようになり、屋外でも使えるガソリンランタンの開発が行われました。
このガソリンランタンは家の中ではなく、牛小屋などで使われていたそうです。
1923年には、燃焼器具を2つ並べた「キャンプストーブ」が販売されました。
「キャンプストーブ」は、改良を重ねながらも現在までほとんど姿を変えず、「ツーバーナー」として販売されています。
現在、日本法人のコールマンジャパンがあります。
日本人向けの商品開発もされており、他のアウトドアブランドよりも比較的安く手に入ることで人気を集めています。
キャンプで使われる道具に、ご飯も炊ける鍋もあります。
この鍋でのご飯炊き方はどのようなものなのでしょうか。
コールマンの鍋でご飯?飯盒と鍋のご飯炊き方の違い
「ご飯をキャンプで炊く」と聞いて思い浮かべる道具といえば「飯盒」ですよね。
しかし、飯盒は火加減が大変難しく、中火・強火・蒸らしを上手く行わなければなりません。
飯盒を使う場合、以下の工程でご飯を炊きます。
①お米を入れた飯盒を火にかける。
②弱火で10分沸騰させる。
③噴き出して来たら蓋の上に重石をし強火で10~15分
④焦げた匂いがしてきたら、火からおろす。
⑤飯盒を逆さにし、新聞紙で包み10分蒸らして完成
失敗してしまうと、「お米が真っ黒に焦げてしまった…。」などということになりかねません。
では、鍋ではどうなのでしょうか。
コールマンから「アルミライスクッカー」という鍋が発売されています。
飯盒よりもご飯炊き方は簡単なので、キャンプでご飯を炊くことに慣れていない方でも気軽に挑戦することができます。
コールマンの鍋でのおいしいご飯炊き方
先程、コールマンのアルミライスクッカーという鍋を使うと、簡単にご飯が炊けるとお伝えしました。
では、どのように炊くのでしょうか。
コールマンのご飯を炊くための鍋「ライスクッカー」は、火の調節はほとんどしません。
キャンプに行くときには、あらかじめお米を量って持って行くと便利でしょう。
このライスクッカーは、1~3合まで炊くことができます。
それでは、コールマンの鍋「ライスクッカー」を使ったご飯炊き方の工程をご紹介していきます。
①計量したお米、もしくは持参したお米を研ぎます。
ザルが付属でついているので、それを使ってもいいでしょう。
②ライスクッカーに研いだお米を入れます。
③水を入れて、内蓋をします。
この時、ライスクッカーの中に、水を入れる目盛りがあるのですが、少し読みにくいので注意してください。
④上蓋をして、取手を真上に上げて火にかけます。
火力は中火にしましょう。
火加減の目安は、ライスクッカーの側面から火がはみ出ない程度です。
⑤ぐつぐつと、音がするようになったら、その音がなくなるまでそのままにします。
⑥音がなくなったら、火を止め、約10分ほど蒸らします。
⑦蒸らし終わったら完成です。
注意して頂きたいところは
・取手が焦げてしまうので、必ず真上に上げておくこと。
・沸騰した水が飛び散ってしまうこと。
になります。
コールマンの鍋「ライスクッカー」を使った炊き込みご飯炊き方
基本のご飯炊き方をご紹介しましたが、他にはどのようなものが作れるのでしょうか?
コールマンのライスクッカーで、作ることができる「アジアン鶏めし」の作り方をご説明します。
【材料 4人前】
・骨付き鶏もも肉 2本
・お米 3合
・塩、コショウ 少々
・香菜または細ネギ 適量
(調味料A)
・塩 小さじ1/2
・ナンプラー 大さじ1/2
・酒 大さじ1
・水 3合
・ショウガ(スライスしたもの) 5枚
(タレ)
・ショウガ(みじん切りにしたもの) ひとかけ
・醤油 大さじ1
・ナンプラー 大さじ1
・レモン汁 大さじ1
・ごま油 小さじ1
①お米を研いで、よく水をきっておきます。
鶏肉の皮目にフォークなどで穴をあけ、塩、コショウします。
②ライスクッカーに研いだお米と調味料Aを入れて、鶏肉を乗せます。
強火で沸騰させます。
③沸騰したら、弱火で13~15分ほどそのままにします。
火を止めたら、10分ほど蒸らします。
④タレの材料をよく混ぜておきます。
⑤炊き上がったご飯に、混ぜておいたタレをかけ、香菜をちらして完成です。
鶏肉をほぐして、ご飯と混ぜてお召し上がりください。
コールマンのダッチオーブンを使ったご飯炊き方のコツ
コールマンの鍋「ライスクッカー」でのご飯炊き方をご紹介してきましたが、実は「ダッチオーブン」でもご飯を炊くことができます。
ライスクッカーよりも火加減が難しいのですが、こちらもおいしいご飯の炊くことができますよ。
10インチのダッチオーブンで2合のご飯炊き方をご紹介します。
炭火ではなく、ツーバーナーを使用した方法です。
①お米を研ぎます。
②ダッチオーブンに研いだお米と2合分の水(400cc)を入れます。
③ダッチオーブンに蓋をして、バーナーを強火でつけます。
そのまま沸騰するのを待ちます。
水が蓋の隙間から、吹きこぼれてきますので、蓋は開けないでください。
沸騰してきたら、弱火にします。
④弱火にしたら約20分、蓋の隙間から蒸気が出て来なくなるまで待ちます。
蒸気が出なくなったら、5分ほど蒸らして完成です。
ライスクッカーと同じくらい、おいしいご飯が炊けますよ。
ダッチオーブンでできるアボカドとエビの炊き込みご飯炊き方
コールマンのもう一つの鍋「ダッチオーブン」はたくさんの料理に使うことができます。
このダッチオーブンでできる、炊き込みご飯炊き方をご紹介します。
【材料】4人前
・アボカド 1個
・むきエビ 20尾
・米 3合
・あらびきコショウ 適量
・ディル(葉をちぎる) 少々
・レモン汁 少々
(スープ)
・野菜スープの素(お湯で溶いたもの) 3合分
・白ワイン 大さじ2
・塩 小さじ1/2
①お米を研いで、水をしっかり切っておきます。
スープを作り、白ワインと塩を加え混ぜ合わせます。
②アボカドの皮をむき、種を取って、大きめに切ります。
③ダッチオーブンに、研いでおいたお米とスープ・むきエビ・アボカドを入れ、蓋をします。
④中火で沸騰するまでそのままにし、沸騰したら弱火にし、10~11分ほど加熱します。
⑤火を止めて、5~10分ほど蒸らし、あらびきコショウを振り、お好みでディルとレモン汁をかけて出来上がりです。
コールマンの鍋でおいしいご飯を食べよう
コールマンの鍋、ライスクッカー・ダッチオーブンを使ったご飯炊き方とレシピをご紹介してきました。
自宅で炊飯器を使って炊くご飯よりも、手間はかかりますが、とてもおいしいご飯が炊けます。
慣れてしまえば簡単にご飯が炊けるのではないでしょうか。
ご飯炊き方を覚えて、キャンプやバーベキューでもおいしいご飯を楽しみましょう。