キャンプに焚き火は定番ですが、雨が降ってしまったときは残念ですよね。
そんなとき、焚き火タープがあれば焚き火を楽しむことができるかもしれません。
人気のアウトドアブランド「スノーピーク」のタープは、焚き火をすることができるのでしょうか。
今回の記事では、焚き火タープや焚き火台についてお話しします。
焚き火のルールを守ろう!火を落ち葉やタープに近付けない!
キャンプのハイライトというと、「焚き火」ではないでしょうか。
テントやタープを設営し火を起こす、その過程もキャンプの楽しみです。
なぜだか、パチパチと音を立てて燃える火を見ているだけで、心が落ち着きます。
特に冬は、火の視覚効果もあり、暖かさが倍増するような気がしますね。
また、火を囲むと会話も弾み、家族や友人の仲も深まると思いませんか。
ぜひ、キャンプに行ったら焚き火を行ってほしいです。
しかし、焚き火を行ううえで、気を付けてほしいことがあります。
まず、焚き火のルールについてお話しします。
・キャンプ場の決まりを確認
焚き火のルールは、キャンプ場ごとに違っています。
最近では、「直火禁止」のキャンプ場が増えています。
直火とは、地面の上で直接焚き火をすることです。
基本的には、「焚き火台」「バーベキューグリル」などの道具の上で火を起こすことになります。
焚き火台は、スノーピークをはじめ様々なブランドから販売されています。
キャンプを行う前には、キャンプ場のルールを確認し、そういった道具を前もって準備しましょう。
また少数ではありますが、そもそも火気厳禁というキャンプ場もありますので、注意が必要です。
・落ち葉や立木に気を付ける
落ち葉があれば片付ける、立木の近くで火を起こさないなど、火を起こす環境には気を配りましょう。
焚き火をしていると、火の粉が飛んだり、燃えた枝が地面に落ちてしまうこともあります。
・テントやタープの下で行わない
テントやタープに火の粉が付くと、穴が空いてしまいます。
素材によっては燃え広がってしまうこともありますので、テントやタープの下で焚き火を行わないでください。
しかし、ブランドによっては「焚き火タープ」を販売していますので、タープの下で焚き火をしたい場合は、そういったタープを選びましょう。
焚き火タープがあれば雨でも焚き火ができる
テントやタープの下で焚き火を行わないでください、と前項でお話ししましたが、「焚き火タープ」というタープを販売しているアウトドアブランドもあります。
スノーピークなどのタープは、化学繊維でできているものが一般的です。
軽量で扱いやすいのですが、化学繊維ですので燃えやすいという特徴があります。
火の粉が付いただけで穴が空いてしまったり、燃え広がってしまう可能性があるため、通常タープの下で焚き火を行うことはできません。
その点「焚き火タープ」は難燃性の高い素材を用いて作られています。
雨が降っているとき、タープの下で焚き火ができたらありがたいですよね。
それを可能にしてくれたのが焚き火タープなのです。
焚き火タープは、ポリエステル糸とコットン糸を混紡した素材で作られています。
防水性に優れ、火の粉による穴が空きにくい素材です。
また、綿100%でできた「コットンタープ」もあります。
難燃性のうえ強度があるコットンで作られているため、火の粉で穴が空きにくく、燃え広がりにくいタープになっています。
しかし、「焚き火タープ」といっても、「難燃性」であって「不燃性」ではありません。
絶対燃えないとは言い切れませんので、気を付けて使うようにしましょう。
おすすめ焚き火タープ3選!
スノーピークのタープは撥水性・遮光性に優れ、高い機能を持つためとてもおすすめなのですが、焚き火ができないのが残念ですね。
そこで、他のブランドになりますが、機能性に優れた焚き火タープをご紹介します。
▲「Takibi‐Tarp Cotton Recta」 tent‐Mark DESIGNS
テンマクは、焚き火タープに力を入れているブランドです。
焚き火タープを数種類販売していますが、この「Takibi‐Tarp Cotton Recta」はコットンで作られており、ナチュラルな素材感を楽しむことができます。
ただし、燃えにくいのですが防炎加工されているというわけではありません。
不安な場合には、別売りの「Takibi‐Tarp専用難燃シート」を使用すれば安心して使用できます。
▲「チーズタープ」 DOPPELGANGER OUTDOOR®
難燃性のポリコットン生地を採用しています。
正方形でスライスチーズのような形をしているため、「チーズタープ」と名付けられたそうです。
▲「ファイアプレイス TC ヘキサタープ」 VISIONPEAKS
コスパに優れたコットン混紡素材のタープです。
火に強く、撥水加工が施された素材になっています。
自然のために開発されたスノーピークの焚き火台
さて、焚き火タープについてご紹介してきましたが、焚き火というと必需品なのが焚き火台です。
以前は焚き火というと直火というイメージがあったかもしれませんが、自然や植物にダメージを与えずに焚き火を楽しむために開発されたのが焚き火台です。
スノーピークは、そのパイオニアといわれています。
現在でも、多くのキャンパーにスノーピークの焚き火台が選ばれています。
まだ持っていなかったり、購入を検討しているという人は、ぜひスノーピークの焚き火台を見てみてください。
4枚のステンレス板で構成された逆ピラミッド型の焚き火台は、見ているだけでも美しい姿で、機能性も抜群です。
厚さ1.5㎜のステンレス板は、耐久性に優れ、熱によって変形することはありませんし、安定性もあります。
シンプルなデザインなので、設営も簡単です。
もちろん焚き火だけでなく調理にも使えますので、鑑賞だけでなく実用性も高いです。
スノーピークの焚き火台はオプション豊富!
スノーピークの焚き火台は、オプションの豊富さも魅力のひとつです。
オプションを付け足すことで、さまざまな料理を楽しむことができます。
▲グリルブリッジ
調理をする際にまず購入してほしいのがグリルブリッジです。
焚き火台だけでも、上に直接焼きアミや鉄板をのせることもできますが、火力の調整が難しいためグリルブリッジの使用をおすすめします。
焚き火台の上にグリルブリッジを設置してその上に焼アミなどをのせれば、3段階の火の調節が可能になりますよ。
▲焼アミ
バーベキューに定番の焼アミです。
▲グリルネット
高さ調節ができて、上に鍋などの調理器具をのせることができます。
▲グリルプレート黒皮鉄板
シメの焼きそばなどを作ることができる鉄板です。
▲鋳鉄グリドルハーフ
凹凸があり、波打つような形状になっている鉄板なので、余分な脂を落としながら肉を焼くのに最適です。
▲ザ・三脚スタンド
上部から鎖で鍋を吊り下げることができます。
鎖の長さで火力の調節が可能です。
焚き火料理をしている気分が盛り上がるアイテムです。
▲ジカロテーブル
中央に焚き火台をセットできるようになっているテーブルです。
焚き火と料理を囲んで食事をすることができます。
焚き火台と焚き火タープがあれば、少々の雨の中でもキャンプ料理と焚き火を楽しむことができますので、ぜひ揃えてみてください。
スノーピークの焚き火台は使う場面に合わせて選ぼう
スノーピークの焚き火台は3種類の大きさがありますので、購入される際にはどのようなシーンで使いたいのか考えておきましょう。
▲焚火台S[1~2人用]
サイズ:(約)27×27×21cm
重量:1.8kg
1~2人用とありますが、焼き面のサイズが27㎝四方ありますので、3人程度のバーベキューもOKです。
ソロキャンプやバイク旅のときには活躍してくれます。
▲焚火台M[3~4人用]
サイズ:(約)35×35×24.8cm
重量:3.5kg
家族でキャンプをするのであれば、Mサイズが最適です。
使い勝手の良い大きさなので、迷ったらこのサイズにしておくと良いかもしれません。
▲焚火台L[5~6人用]
サイズ:(約)43×43×33cm
重量:5.3kg
大きな焚き火を楽しむことができます。
薪もそのまま焚くことができるため、大人数でのキャンプの時には盛り上がります。
ただし、サイズが大きいために火も大きく立ち上がることも考えられますので、タープの下で行うときは注意しましょう。
焚き火をする時にはルールを守って安全に!
焚き火は楽しいものですが、まず第一に考えなけれればならないのは安全です。
焚き火に対応していないタープの下で火を起こしてしまうと、タープに穴が開くだけでなく、炎上してしまうリスクもありますから、きちんと対応を確認したうえで使いましょう。
また、先ほどご紹介したような焚き火台を使うことで、自然を傷めることなく焚き火ができます。
キャンプを楽しむだけでなく、楽しめる場そのものも守っていきたいですね。