キャンプでの楽しみの一つと言ったら料理ですよね。
本格的なストーブでの料理もいいですが、トランギアのアルコールバーナーも優秀でおすすめです。
トランギアのアルコールバーナーは、半世紀以上ロングセラーの人気商品です。
使い方がシンプルなので、キャンプ初心者だけでなく、ベテランキャンパーも愛用しているほどです。
今回はトランギアのアルコールバーナーの魅力や使い方、また、アルコールバーナーを使った料理のレシピもご紹介していきます。
トランギアのアイテムの魅力とは?
トランギアは、1925年にジョン・E・ジョンソンによって、スウェーデンの北部で創業されました。
創業当時は家庭用の調理器具の販売をしていました。
しかし、1930年代からキャンプギアの販売を始め、今では世界中のキャンパーたちに愛されるブランドとなったのです。
そんなトランギアは、今ではさまざまなアウトドアアイテムを販売しています。
今回ご紹介するアルコールバーナーに関しては、半世紀以上のロングセラーとなっています。
トランギアがこんなにも人気の理由は何故でしょうか。
【シンプルである】
トランギアのアイテムは非常にシンプルです。
ほとんどのアイテムが会社の設立当初からデザイン、使い方が変わっていません。
どのアイテムも簡易的な造りで、最小限の素材で作られています。
【コンパクトになる】
料理を作るためのストームクッカーは、トランギアの中でも人気の高いアイテムです。
クッカー類は、いくつかのアイテムをコンパクトにまとめることができます。
アウトドアにおいて、持ち運びに適していることは重要でしょう。
【信頼できる】
トランギアは、スウェーデンという大自然に囲まれた国にあります。
そういったお国柄から、厳しい自然環境の中でも威力を発揮できるアイテムを造りだしたと考えられます。
メンテナンスも簡単なことから、世界中のキャンパーから信頼されているのです。
トランギアのアルコールバーナーの特徴とは?
アルコールバーナーは、トランギアで半世紀以上のロングセラーとなっている人気アイテムです。
料理をしたり、お湯を沸かすことができ、厳しい自然環境にも耐えられると評判のトランギアのアルコールバーナーですが、他にはどんな特徴があるのでしょうか。
【燃焼時間はどのくらい?】
アルコールバーナーの燃焼時間は、アルコールタンクに2/3の燃料を入れた状態で約25分間です。
寒さや風などの環境に強く、最新のアルコールバーナーに劣らない能力を備えています。
【シンプルな構造】
トランギアのアルコールバーナーは、非常にシンプルな構造です。
代表的なアルコールバーナーの「TR-B25」は、タンク、消火蓋、タンク用蓋の3点構成のみになっています。
コンパクトで軽量なため、持ち運びに適しています。
トランギアのアルコールバーナーに使用する燃料は「エチルアルコール」か「メチルアルコール」になります。
これらはキャンプ用品を取り扱うお店で手軽に購入することができます。
料理に使おう!トランギアのアルコールバーナーの使い方
ここではトランギアのアルコールバーナーの使い方をご紹介します。
トランギアのアルコールバーナーは使い方が簡単で、ベテランキャンパーはもちろん、初心者でも着火に手間取りません。
着火の手順をご紹介していきます。
【アルコールバーナーの使い方】
①まず、平らな場所にアルコールバーナーを置き、蓋を外しておきます。
②アルコールタンクに燃料を投入します。
この時、手や服にアルコールがつかないよう十分注意してください。
③組み立てた五徳をアルコールバーナーを取り囲むように設置します。
④チャッカマン等で火を近づけ、点火します。
⑤使用後に消火する場合は、付属の消化蓋を乗せるだけで簡単に消化できます。
スイッチや火力調節がない分、非常に簡易的で誰にでも使用できる造りになっています。
なお、上記で記載した五徳ですが、料理をする際に必ず必要になります。
鍋やフライパンを直接アルコールバーナーに乗せることができないので、置台として必要になるのです。
五徳は別売りになっていて、キャンプ用品の専門店で購入ができます。
トランギアのアルコールバーナーで料理をしよう!「炊飯編」
トランギアのアルコールバーナーを使って料理をしてみましょう。
トランギアから「メスティン」という飯盒が販売されています。
メスティンは1合用、3合用の2種類のサイズ展開になります。
こちらを使ってご飯を炊いてみましょう。
【炊飯方法(1合分)】
①といでおいた米1合をメスティンに入れ、水200㏄を足します。
その状態で米を30分浸してから、火にかけます。
②火にかけたら、もし沸騰して吹きこぼれても触らずにそのままにしておきます。
ここで絶対メスティンに触らないようにしましょう。
③火にかけて15分ほど経過すると、メスティンから出る音が「パチパチ」という音に変わってきます。
香ばしいにおいがしてきたら、火からおろします。
そしてすぐメスティンを逆さまにして、しばらく蒸らします。
15~30分蒸らしたら、おいしいご飯の完成です。
アルコールバーナーに燃料を30ccほど入れて着火すれば、ちょうどいいタイミングで燃料が切れて自然消火するので、放置して置いてもご飯を炊きあげることができます。
しかし、火加減はその日の気温や環境にも多少左右されますので、行う場合はアルコールバーナーのそばから離れないようにしましょう。
トランギアのアルコールバーナーで料理をしよう!「ゴボ天蕎麦」
つづいてトランギアのアルコールバーナーで作る、簡単蕎麦レシピをご紹介します。
アウトドアの簡易料理ではインスタントラーメンを作る印象が強いですが、今回は温かい蕎麦を作ってみましょう。
インスタント蕎麦を使用するので、味付け用調味料を用意する心配はありません。
また、ポイントはゴボウチップスをトッピングすることです。
スナック菓子と侮ることなかれ、食感のアクセントとなり旨味も出るため、まるでゴボウの天ぷらのように食べられますよ。
●簡単ゴボ天蕎麦
【材料 (1人分)】
・インスタント蕎麦 1人分
・水 500㏄
・ごぼうチップ 適量
・卵 1個
①ストームクッカーに水500㏄を入れ、アルコールバーナーを点火します。
②6分程たつと沸騰するので、蕎麦を入れて袋に記載されている時間茹でます。
③茹で上がったらアルコールバーナーを消火します。
④すぐに付属のつゆ、ゴボウチップ、卵を落とします。
全体的に少し混ぜたら出来上がりです。
調理時間は約11分ほどで、アルコールバーナーの燃料は35mlほどあれば足りるでしょう。
アルコールバーナーは、アウトドア用のストーブと比べると火力が落ちますので、沸騰するまで多少時間がかかります。
しかし点火までが簡単、早い、手軽に持ち運べるというたくさんのメリットは、アルコールバーナーならではでしょう。
トランギアおすすめ6点
トランギアのアルコールバーナーで料理をする際に、持っていると便利なトランギアのアイテム6点をご紹介します。
●五徳
先述しましたが、料理をするために必要不可欠な、アルコールバーナーを取り囲むようにして使用するアイテムです。
ケトルやクッカーを支える役目があります。
●フューエルボトル
アルコールバーナーの燃料を持ち運ぶ際に必要になります。
専用のボトルなので、燃料が漏れてしまう心配はありません。
●メスティン
レシピの項でご紹介した、トランギアで人気の高い飯盒になります。
●ケトル
手軽にお湯が沸かせるアルミ製のケトルです。
熱伝導率がよく、直接焚火にかけて使うことが可能です。
●ストームクッカー
鍋、フライパン、熱を逃がさず風防効果の高い五徳がセットになったものです。
ハンドルは取り外し可能で、小さくコンパクトにまとめることができます。
●コッヘル
登山用の鍋になります。
スープや煮込み料理に適していて、取っ手がついているので吊り下げて使用できるタイプになります。
長く使えるアルコールバーナーを持ってキャンプへ行こう!
トランギアのアルコールバーナーは点火までが早く、なおかつ簡単で、持ち運びにも適しています。
かたちが変わらないので長く愛用することができるのも、魅力の一つでしょう。
料理をしたりお湯を沸かしたり、炎を見ながらゆったりと過ごすこともよいですね。
アルコールバーナーで沸かしたお湯で飲むコーヒーはきっと格別で、キャンプが今まで以上に充実したものになるでしょう。