キャンプでは、アルコールバーナーを多くの人が使っていますよね。
特にトランギアのアルコールバーナーは、長年幅広い世代に支持され続けています。
しかし、バーナーを使うにあたって気になってくるのが燃費ですよね。
トランギア製のものは、比較的燃費は良いほうなのでしょうか。
この記事でみていきましょう。
アルコールバーナーが支持される理由は?
キャンプで使う火器の一つであるアルコールバーナー。
トランギアやバーゴなど、多くのメーカーのものがあります。
アルコールバーナーはよくキャンプなどで使用されますが、なぜ多くの人に支持されるのでしょうか。
支持される理由として、まず小型で軽量ということが挙げられます。
手のひらに収まるくらいの大きさで、トランギア製のものであれば約110g程度しかありません。
コッヘルの中にも収納できるので、持ち運びに便利なことでも人気です。
また、「故障知らず」ということも理由の一つになるでしょう。
アルコールバーナーはシンプルな構造でできているため、故障することはほとんどありません。
その使い勝手の良さも支持されているようです。
さらに、炊飯もできるくらいの火力があることも支持される要因になりますね。
キャンプでもお湯を沸かしたり、ご飯を炊いたりといったことが多くありますが、その役割をアルコールバーナーでも十分に果たすことが可能なのです。
ガスバーナーと比べると火力や燃費に劣る部分もあるでしょうが、ソロキャンプなどにおいては優秀な相棒ともいえるアイテムです。
トランギアのアルコールバーナーの魅力!
数多くあるアルコールバーナーの中でも、「トランギア製のものが良い!」といった口コミをよく目にします。
トランギア製のものには、どんな魅力があるのかをお話しします。
1番は、長年の歴史があることが挙げられるのではないでしょうか。
トランギアのアルコールバーナーは、半世紀以上もの間人気を誇っているアイテムなのです。
これだけでも、初心者の方からすればつい手に取って使ってみたくなりますよね。
しかし、歴史だけでなく、デザインやスペックにも定評があることで、より人気に拍車がかかっているようなのです。
見た目はスタイリッシュで、飽きがこないようなデザインになっています。
トランギア製アルコールバーナーの構造としては、基本的にはシンプルな設計で、「タンク」「消火用&火力調整用蓋」「タンク用蓋」という3つの金属パーツを用いています。
3つしかパーツがありませんから、故障しにくいことでも知られているのです。
定評されるスペックには、燃費の良さも含まれます。
トランギア製の燃費につきましては、次項からより詳しくお話をいたします。
燃費は良いの?燃料は何を使ってる?
トランギア製のアルコールバーナーが定評されるスペックには、燃費の良さもあります。
ここからはトランギア製の燃費に焦点を当てて、お話をしていきます。
まず、使っている燃料についてお話ししましょう。
アルコールバーナーは名前のとおり、燃料用アルコールを使ったアウトドア用のコンロのことです。
この燃料用アルコールには、エチルアルコールやメチルアルコールが挙げられます。
この燃料についてもアルコールバーナーが支持される理由に直結するのですが、燃料用アルコールは薬局や通販などでも購入できるため、手軽に手に入れられることができるのです。
500ml入っているものが350円程度で売られているので、お値段からみても魅力的ですよね。
トランギア製に限らず、どのメーカーのアルコールバーナーも燃料は同じです。
ここで気になってくるのがバーナー本体の燃費の良さですが、どのくらい燃焼時間があるのでしょうか。
燃費は良いの?トランギア製の燃焼時間はどれくらい?
手軽に購入できる燃料用アルコールですが、果たして燃費は良いのでしょうか?
価格が安くても燃焼時間があまり続かなければ、燃費が良いとはいえません。
トランギア製のアルコールバーナーの場合、アルコールの注入容量が50mlだと約25分間燃焼することが可能とされています。
もし、燃料用アルコール500mlを購入したとすれば、500mlで最大250分間燃焼できるようです。
これだけ聞くと、「意外と燃焼時間あるんだ」と思う方もいるでしょう。
しかし、この燃焼時間は本当に燃費が良いのかどうか、トランギア製のだけみても判断できませんよね。
トランギア製のものが本当に燃費が良いのかを、他のメーカーのアルコールバーナーの燃費と比較して考えてみましょう。
他のメーカーと比較!トランギア製の燃費
他のメーカーのアルコールバーナーと比較して、トランギア製が燃費が良いのかをみていきましょう。
比較するものとして、バーゴとエバニューのアルコールバーナーを参考にします。
燃費の良さを判断するために、同じ量の燃料用アルコールで燃焼時間を計ります。
ここでは、燃料用アルコール10mlで考えていきましょう。
燃え尽きるまでの時間を計測したところ、トランギア製アルコールバーナーは約3分40秒だったようです。
ちなみに、バーゴは約27分、エバニューは約3分30秒との結果でした。
10mlだけでもバーゴは30分近くまで燃焼することが可能ですから、この3つのメーカーの中ではバーゴが1番燃費が良いことがわかりますね。
しかし、バーゴは本燃焼後とろ火が続くようですので、思った以上に火力が弱いかもしれません。
火力の強さからみてみると、エバニュー、トランギア、バーゴの順になるようです。
こういった面をみると、バーゴのアルコールバーナーは燃費は良くても、料理などを行う場合は非効率になってしまうように感じますね。
反対に、トランギアやエバニューの場合は、燃焼時間が短い分火力が強いので、効率を重視する方にとってはこちらの方が燃費が良いといえるのではないでしょうか。
ガスとも比較!アルコールバーナーとどちらの方がお得?
今までは、アルコールバーナーの世界の中でお話をしてきましたが、キャンプではもう一つよく使われている火器がありますよね。
ここでは最後に、トランギア製を含むアルコールバーナーと、もう一つよく使われる火器であるガスバーナーを比較して燃費について考えてみましょう。
ここで取り上げるガスバーナーとして、【プリムス ウルトラバーナー】を参考にみていきます。
このバーナーに使う燃料はもちろんガスで、アウトドア専用のガス缶1つで約55分の燃焼時間があるようです。
アルコールバーナーと比べて火力は強く、お湯を沸かすのにかかる時間を比べても差は歴然です。
しかし、燃料用アルコールと違い、手軽に購入できるものではありません。
値段も安くても500円くらいで、500円で約55分の燃焼時間と考えるといかがでしょう。
先ほどお話ししましたが、燃料用アルコールは500mlが350円程度で販売されていて、最大250分の燃焼時間があります。
こうしてみると、アルコールの方が燃費が良いように思いませんか。
火力に差はあれど、購入価格や燃焼時間から考えれば、アルコールの方がお得かもしれませんね。
アルコールバーナーで節約キャンプ!
アルコールバーナーの本体にはそれなりにお金はかかりますが、燃料自体はそれほど高くはありません。
ガスバーナーと比べても燃費も良いので、節約志向の方でしたらガスよりもアルコールの方が良いかもしれませんね。
ガスと比べると火力は劣るものの、アルコールバーナーでもお湯を沸かしたりご飯に炊いたりすることは十分に可能です。
この機会にトランギア製などのアルコールバーナーを使用して、節約キャンプに励んでみてください。